AKKOMAMのMEMORANDUM

穏やかな時間の流れを楽しみながら...

塩沢湖湖畔で出会った車イスのご婦人は...。

2009-05-27 11:28:45 | Weblog

  今日でお天気とはしばらくお別れに
  なる様子の予報に、軽井沢ではおっていたジャケットを
  手洗いしてみた。

  今はよい洗剤が開発され、水で洗えるので縮むこともなく、
  かえって汗などはさっぱりするのでこれからは重宝するのです。


  今は気持ちよさそうにハンガーに吊るされてベランダで
  ゆらゆらとしている。
  窓を少ししめたくなるほどの冷たい風がゆらしている。


  軽井沢のパンフレットを片付けながら、
  塩沢湖畔の<深沢紅子野の花美術館>に向かう木洩れ日の
  中をご家族に車イスを押されながらのご婦人を
  ふと、思い出していた。

 
  ひと二人がようやく並んで歩ける湖畔の散歩道を、
  ときどき車イスを止めては、ご家族が笑顔で話しかけていて、
  私たちの気配にそっと道をあけてくださった何気ない
  所作の一瞬に私は<品>を感じたのだった。


  <ありがとうございます>と挨拶をかわしながら
  車イスのご婦人にも会釈をして通りすぎようとしたとき、
  ご婦人の目は遠くをみつめているようだった。


  だんだん話し声は遠のいていったけど、
  ご家族はまるでご婦人が笑顔で答えているかのように
  語りかけていたのがとても自然で、声にも華やぎがあった。


  きっと、あまりにもよいお天気に、 車イスのご婦人を散歩に
  誘われたのかもしれない、って勝手に想像しながら、
  そのときの情景が明るい水面と一緒に何故か心に残っている。


  <野の花美術館>には早春から初夏にかけての野の花の
  水彩作品や、油彩画などなどが展示され、その建物は
  明治44年に建てられた軽井沢局舎で、湖畔に移築されたもの。
  当時は別荘の方たちの情報交換の場であり、シンボルだったそうな。


  あのご婦人とご家族も同じ湖畔に建つ朝吹登水子さんの、
  旧朝吹山荘<睡鳩荘>やペイネ美術館、ローズガーデンなどを
  楽しまれたのだろうか...とパンフレットを目で追いながら
  思い出していた。


  そろそろジャケットを取り込んで、アイロンをかけて
  しまいましょうか、
  明日は今週は一回のダンスレッスンが午前中、午後と
  ありますので、きっとアイロンがけ気分にはならないと
  はっきりわかるので、今日のうちに...仕上げます!!。
  
コメント (2)
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