<そうねえ~、全治一ヶ月ってとこかな、焦らずに治しましょう>
先生はレントゲン写真を見ながらたんたんとおっしゃる。
<腫れがひいたらまたレントゲンを撮り、判断します>と。
看護婦さんは<ここに手の甲を上にして...>
飛び込んできたときより腫れはじめている。
<あ~、すべてをキャンセルして、家での夏休みになっちゃった>
昨日は猛暑といわれているわりには涼しく、日がなクーラーなしで
自然の風で過ごせましたが、今日は朝から入っています。
夕方の水遣りを忘れたリーフレタスはプランターの中でぐったりしていて、
今朝、すべて採り、キッチンで氷水に浮かべました。
ミニトマト<アイコ>もそろそろお終いです。
可愛い甘い実を1本で150個ぐらい楽しませてくれました。
<ハプランサス>は<アンデスの乙女>と<紫ルリマツリ>の間の日陰で
2つ目のピンクの花を咲かせてくれました。 やさしい淡いピンクです。
夏富士の方角には真っ白い入道雲がもくもくとわいているようです。
毎日の好天で湿気が少ないのでしょうか、照りつける陽ざしに透明感を
感じ、暑いなかにもちょっぴり季節の移ろいを想ってしまいます。
昨日はヒグラシのカナカナ合唱がすごかったのですが、
今日はミーン、ミーン合唱が聞こえ、カナカナは聞こえずです。
里山の木陰でも何か変化がおきているのでしょうか、
そんなことを考えながらふと、<秋の日のヴィオロンのためいきの身にしみてうら悲し>
最後まで暗唱できるかな~なんて自分を試しながら熱いコーヒーを
啜っています。
遅ればせながらの<ノウゼンカズラ>が風にゆれながら盛りです。
リビングのソファ~の私を慰めてくれるかのようで...、
心穏やかな時間になりました。




