午前中の天気はがちでどこか定まらない雰囲気に
お洗濯をすることをためらいつつベランダで空を見上げていたとき
電話がきたことを知らせる鳥の声が聞こえました。
<手の様子、どうですか~>ってパンを教えてくださるWさんの声が
受話器の向こうから届きます。
<これから鎌倉山のあのお店に行こうと思っているのですが...>
<行きます、連れてってくださ~い>と言葉を最後まで聞かずにOKサインを
だしている私、11時駐車場にの約束で受話器を置く。
ベランダでのアクシデントで手首を押さえながらタクシーでクリニックに
飛び込んでから丁度二週間目、8日の日曜日に娘に買い物とドライブに
連れ出してもらったのが本格的外出で、月曜日の午後は美容院へ
とを乗り継いで行ったのが、ひとりでの外出の初めて...、
覚悟をしてギブスがとれるまでは二次災害を心配して家からでることを躊躇っていたけど、
暑くても外出の楽しさを知ってしまった!!私にはもう躊躇はありませんでした。
Wさんの運転する車の助手席で久し振りに通る海辺から鎌倉山の緑の道をデジカメ片手の私です。
行き先は以前にも伺ったことのある、Wさんの学生時代からの友人のかわいいお店です。
鎌倉山らい亭の前を通り過ぎて坂をくだる手前の<HOUSE of POTTERY >輸入食器や小物を
扱っています。
二階には洒落た小さなバルコニー席と室内には4つの机があり、軽食と喫茶で寛ぐことができる
スペースもあり、いつもここでおしゃべりしながら楽しんでくるのです。
以前もお願いしたカップと同じものを注文をしてから車は長谷を抜けて海岸通りを
逗子、葉山方面にドライブして立石の駐車場に停めて海を眺めながら、ひと休みです。
海の家などない自然の砂浜には海水浴姿が眺められ、午前中の天候からは想像がつかないような
陽ざしが波に煌めいていました。
佐島を巡り、国際村を縦断して帰途へ、今までのガマンの生活をいっぺんに取り戻すような
Wさんのやさしい心遣いのドライブのお誘いに気持が心地よく解放されて感謝の一日でした。