ベランダの被害状況が心配で、今朝は日の出よりのはやく目覚め、
ブラインドをおそるおそる上げてみたら、窓ガラスには花びらやちぎれた葉が
張りついていて風雨が運んだ汚れとであまりよく見ることができないほど。
まあ、よくぞというほどの惨状でした。籐の椅子は2脚重ねておき、
テーブルとの間には<アンデスの乙女>を挟んで守るようにしていたのに、
テーブルは飛び、アンデスは倒れ、ルリマツリは白、紫とも枯れ木状態で
葉も花も見る影なし!でした。 テーブルの上のまあるいガラスが落ちていても
割れずに頑張っていたのは奇跡としか思えないほどの荒らしぶりでした。
そんな今朝のベランダのむこうには昨夜の暴風雨など知らなかったように
穏やかな富士が頂上に雲をのせているように見えます。
明けてくる空もどこまでも高く澄んでいて雲も何事もなかったように浮かんでいます。
ベランダはどこから片付けようかと思うほどで、外から舞い込んだ葉や萎れたり、
折れたりした枝とルリマツリの刈り込みからはじまりました。
ようやく、窓ガラスも全部拭き終わって、避難させていた植木たちもベランダに並べ、
午前中は動きっぱなしでした。
そんな私を慰めるかのように兄のところから秋の味覚のぶどうが届きました。
梨を送ったのが着いたとの返事のときに<ぶどう狩りにいくので...>とは
聞いていましたのが、届いたのです。
粒はそれほど大きくはないのですが、新種らしくとても瑞瑞しくて甘いのです。
昨日の今ごろは雨と風が強くなりはじめた頃でした。
今日はリビングに陽射しはそろそろと入ってきています。 でも、はるかな空は
曇ってきているようです。
あ~、もう降らないで、せっかくガラスを拭き終わったばかりなんだから~、
これからは届いたばかりの辻井伸行さんのピアノ・ソロを聴きながら、
アイロンがけです。 今朝早くすませた洗濯ものは乾きはじめていますので。
もうひと頑張りして、と、思わせる爽やかな午後の風です。