AKKOMAMのMEMORANDUM

穏やかな時間の流れを楽しみながら...

猛暑のなかの終戦記念日です。

2013-08-15 21:18:53 | Weblog
私は終戦の日を千葉県にある父の実家に疎開していて知りました。
でも、あんまりはっきりとした記憶はないのです。
年齢から言うともっと強烈に覚えていてもよいはずなのに、と、
この日を迎えるたびにかなり記憶を辿るのですが、定かではないのです。
勿論、サイレンとともに防空壕に入ったり、
名前、血液型の記入された四角い布が縫い付けられた母手作りの
防空頭巾を被ったり、背負って歩いていた記憶はあるのです。
父をふくめて三人の息子を出征させている祖母がいたのですから、
きっと大人たちでラジオから聞こえる陛下の御声を正座で聞いていたに
ちがいありません、が、私はその席に一緒に座っていたがどうかも
覚えていないのです。
はっきり覚えているのは庭先にある井戸で母がしきりに涙を拭って
居る姿なのです。
私にとっての終戦の日の思い出はこの一点、ひとこまだけなのです。

今年の慰霊祭に参加なさった戦争未亡人は99歳の方が最高齢とか、
テレビでインタビューにしっかりと答えられていた姿は
凛としていて、平和を説く言葉には重い響きがありました。

      

黄昏ていく今日の西の空です。今まさに盂蘭盆会です。
いつもこの日には父が戦地から小さい私宛にカタカナで書いて送って
くれた葉書を眺めています。そして毎年感慨が深くなるのです。
戦争を知らない世代からあったことさえも知らない世代に
なってきている今、
語り継ぐことの難しさをしみじみと感じている私でもあります。

      

リビングで大きく育っている花キリンの真ん中の一本がかなり
伸びて危険でしたので、切りましたら、その切り口からたくさんの
若芽が伸びはじめてきています。
この先どんな風になっていくかが興味があるところですが、
そのうちにこの若芽だけの時代がくるのでしょう。


子どもたちを連れて長崎を旅して原爆の恐ろしさと戦争の愚かさを
ともに感じた日のことを思い出しました。
コメント (2)
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