AKKOMAMのMEMORANDUM

穏やかな時間の流れを楽しみながら...

あの日、あの時のことは、心の奥にいつまでも...。

2014-03-11 09:09:25 | Weblog
            

            3月11日の朝の富士山です。特別の思いでカメラに収めました。

三年前のこの朝に誰がこんな大震災がおきることを予想したでしょうか、
私もたまたまお休みのとれた娘とパンを教えてくださっていた
wadacchoさんとで三崎で<金目鯛と三浦大根>を美味しく食べさせてくれるお店に
車でドライブしながら出かけ、大満足の帰路の牧場でソフトクリームを
味わっているときに遭遇しました。
車内にいた私は地面から突き上げるような不思議な揺れにはすぐ気づきましたが、
そのあとに襲った揺れは相当なもので、車から飛び出したほどでした。

帰り道は海岸沿いで、津波を予想しながら高台の道にかえて車を走らせて
帰ってきたのですが、その間にも大きな揺れに車をとめることもありました。
踏切内で止まっている電車をみたとき、恐怖で震えたのを覚えています。

揺れはその後もあって、マンションは電気がとまれば、ほとんどのものは
機能しなくなります。蝋燭、懐中電灯、などで遅くまで暗い中で過ごしましたが、
被害がなかったのは幸いでした。

電気が回復して知った震源地の状況に言葉を失い、心が震えたのを今でも
はっきり覚えています。
連日、放送のたびに目に飛び込んでくる惨状は今でも竦む思いです。

あれから三年もでしょうか、三年しかでしょうか、
それぞれの思いはさまざまでしょうが、
助かって今日ある命は辛くとも歩みをとめることなく生きることで、
明日が生まれることを一緒に考え頑張らなければとつよく思うのです。
この大地震は私にも人生を生ききる術をしっかりと教えてくれました。

例年より遅れても春はやがて桜前線とともに北上していきます。
三陸の若芽は切らしたことなく我が家の冷蔵庫にあります。
祖父母の先祖は東北と聞いていますので、
今年はぜひ訪れてみたい!と、思います。

今朝のテレビで<布草履作り>に生きがいを見つけたグループの
映像がありましたが、ひとり暮らしになられて希望を失いかけていた
殿方が、草履作りが楽しい!とおっしゃっていたときの笑顔に明日が見えたのが
とても印象的でした。

いつまたどこで起こるかわからない地震です。
しっかりと備えておきたいとリュックにつめておいてありますが、
背負うのも辛くなる年齢になってきています。
新に方法を探っていかなくては...です。

         

黄昏てゆく空に映える富士山はいつものように泰然とした姿でした。


コメント (10)
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