「安楽宙斗」 銀-スポーツクライミング・男子複合
*https://www.sankei.com/paris2024/medalist/?qrkydog_paris2024_page=PROFILE-1892022-------------------- より
安楽 宙斗(あんらく そらと、2006年〈平成18年〉11月14日 - )は、日本のスポーツクライマー。株式会社JSOL所属。シニアデビューした2023年にはIFSCクライミングワールドカップにおいてボルダーとリードの2種目で年間王者となったが、この2種目を同時に獲得した史上初のクライマーでもある。2023年10月に開催された2022年アジア競技大会では、ボルダー&リード部門で金メダルを獲得している。
*Wikipedia より
「クライミングは孤独」「サッカーうらやましい」…16歳の日本王者・安楽宙斗が語る本音 2023/04/22 10:00 読売新聞オンライン
「孤独」――。日本のスポーツクライミング界に 彗星すいせい のように現れた安楽 宙斗そらと (16)は、自分の競技をこう評する。進学校の優等生で、将来を嘱望されるアスリート。その 狭間はざま に揺れる日々を彼はどう過ごしているのか。その「リアル」を追った。(デジタル編集部 岡花拓也)
東京五輪は「混乱」の中で落選した「天才少女」、ブランク経てクライミング楽しむゆとり取り戻す
あどけない素顔
外はすっかり暗くなっていた。千葉県八千代市の閑静な住宅街の一角に、練習を終えた安楽はいた。初めての一日密着取材が終わろうとしているとき、少しだけやわらいだ表情で食卓についた。
「今日は特別、豪華っすね」
キッチンからは、安楽の好物の唐揚げが揚がる音が聞こえる。4人掛けテーブルに食器が並ぶと、食べ盛りの弟・晴希君(11)と父・武志さん(41)が腰かけた。「いただきます」。母・久美子さん(50)もエプロンで手を拭きながら、席についた。
東京五輪から採用されたスポーツクライミングで、4月から高校2年生になった安楽はトップ選手の一人だ。高さ12メートル以上ある壁を、制限時間内にどの地点まで登れるか競う「リード」が得意種目で、2021、22年と世界ユース選手権を連覇。同年代では「最強」との呼び声が高い。
9日には、高さ4メートルほどの壁を制限時間内にいくつ登れるか競う「ボルダリング」と、リードの合計点で争う複合ジャパンカップで昨年に続き頂点に立った。決勝のリードでは最大傾斜約140度の、垂直よりも険しい壁をただ一人登り切って100点満点を獲得。8月にスイスで開催される世界選手権の日本代表にも内定した。日本はクライミングの強豪国として知られており、成人の選手も含めたフルカテゴリーの大会で優勝した安楽には、パリ五輪での活躍に期待する声も上がる。
「うん、うまい」
唐揚げを頬張る安楽の横顔を母が見つめる。その日一日、彼が見せたアスリートとしての姿からは想像もつかないあどけなさに、思わず笑ってしまいそうになる。
数学は学年トップクラス
少し緊張した面持ちで玄関から出てきた
この日の朝8時。安楽は制服姿で自宅の玄関から現れた。 流行はや りのマッシュ気味の短髪でクロスバイクにまたがる。
「今日はよろしくお願いします」
初めて顔を合わせる記者に、照れながらあいさつする。通っている県立八千代高校は難関大学合格者も多い進学校だ。プロとして食べていく覚悟の安楽は、ここを「近いから」という理由で選んだ。緊張をほぐそうと少し話を聞こうとしたものの、「もう行かなきゃ」といった様子で、さっそうとペダルをこいで消えていった。
「あー安楽君! いたいた!」
それから4時間後。取材が許可された昼休みの学校を訪れると、金内佳子教頭が安楽を呼び止めてくれた。背丈も同年代の男子の平均以下の安楽は、狭い廊下を移動してきた他の生徒と交じり、マスクをしていると見失ってしまう。金内教頭は「本当に目立たない子なんですよね」と声を潜めた。
ここでも小さく会釈しただけの安楽は、静かにクラスの一番端で弁当をつつきだした。ハンバーグ、卵焼き、ふりかけご飯……。苦手だというブロッコリーは「ポン酢がかかっていたからなんとか食べられた」。弁当のサイズはやや小ぶりな2段で、アスリートの昼食としては物足りなく見える。
さっさと弁当を食べてしまい、スマホを取り出して友達とゲームを始めたかと思うと、今度は数学の課題を手伝ってあげる。周りの女子が「安楽君の取材?」「やばくない?」と物珍しそうにしていると、バツが悪そうに友達の陰に隠れた。
スマホゲームを楽しむ姿は、どこにでもいる高校生に見えた
八千代高校は柔道部やサッカー部などが県内屈指の強豪として知られる。体育科には各競技の猛者たちが集まる一方、安楽は普通科に通っていて、部活動には入っていない。「帰宅部という扱いです」と恥ずかしそうに笑う。
「普段から落ち着いているけど、中身は負けず嫌い。スポーツはもちろん、勉強もそうです。特に数学がずば抜けていて、学年トップクラスなんですよ」
数学の課題を教わっていた中学からの同級生・中嶋 琉希人るきと さん(16)は、安楽をこう語る。同じく中学から一緒だった 粟あわ 莉子さん(16)は「授業では積極的に手を挙げて発言するようなタイプではないです。でも、テストの成績はいつも上位。絶対、陰で(勉強を)やっていますよ」と教えてくれた。
「順位がつくから勉強は一生懸命やります」。定期テストでは、教科ごとや合計点で自分の学年順位が分かる。友達の読み通り、負けず嫌いな性格が参考書を開かせている。
驚いた腕の長さ
学校から帰宅して弟の晴希君と練習に向かう。クライミングのジムに着き、安楽は「このスポーツは運動神経が良くなくても、僕みたいに向いている人がいます」「保育園でも木に登っていました。なぜだか分かりませんが」などと、学校での姿がうそのようにおしゃべりになった。
Tシャツ姿になると、その背中がアスリートとしてのすごみを語る。身長は167センチだが、無駄なく鍛えられた筋肉、広い肩幅、そして、すらりと伸びた長い腕が特徴的だ。両腕を水平に広げたときの、片方の指先から反対側の指先までの長さ「ウィングスパン」は182センチもあるという。一般的には身長と同程度とされる。
「小さい頃から練習してきたので腕が伸びたんだと思います」
競技を始めたのは小学2年の夏休み。父の武志さんがダイエットとしてクライミングを始め、ついていったのがきっかけだった。「すぐにハマりました」とジムに通い詰めていたら、みるみる頭角を現し、年代別の全国大会では表彰台の常連になった。積み重ねた練習が、その体形をも変えてしまったのかもしれない。
呼吸も乱さず壁を登る。握力はそれほど必要なく、「指を引っかけるだけ」らしい
練習が始まると、安楽は壁に設置された突起(ホールド)に手を伸ばして音もなく登る。その姿は「クモ」のようだった。国内の大会では、170センチ前後の身長に合わせてホールドがちりばめられていることが多く、サイズが大きい選手は窮屈になりがちだという。「大きすぎず小さすぎず、ちょうどいい」。安楽はさらに、長い腕を伸ばせば少し離れたホールドにも手が届き、様々なシチュエーションに対応しやすい。
腕を伸ばしたら、大きく広げた指先でホールドを捉え、壁を“ 這は う”。わずかな呼吸のほかには音が聞こえない。冷静に次のホールドを見極め、体の動きを一つ一つ確認するように移動していく。ひっくり返りそうな150度の傾斜さえ、壁に吸い付いて離れず、まるで重力を感じていないかのように登る。それを見つめる武志さんも「なんであんなに簡単に見えるんですかね……」と首をかしげる。約10分間、黙々と登った後、休憩をしばらく取り、また登る。これを延々と繰り返す。
支える家族は
練習を見守る久美子さんは、記者から質問を受ける安楽を見つめ、スマホに何度もその様子を収めた。「細かいサポートはやっていない」と言うが、疲労回復のためにビタミンB1が豊富な豚肉をメニューに加えたり、たんぱく源の鶏ささみも食卓になるべく並べたり、苦手な野菜をどうやったら食べられるか、頭を悩ませたりする。
金銭的なサポートも欠かせない。武志さんは「大会の遠征費は、かなりかかる。大会エントリーで1万円くらい。往復の交通費、宿泊費。千葉県から支援金も出るんですが……」「昨年1年間で言えば、ざっくり80万円は家計から支出しました」と明かす。
自宅のリビングには、これまでに安楽が獲得したトロフィーや賞状が飾られている。父・武志さんが各大会の思い出を語ってくれた
世界がウィズコロナにかじを切ったなか、国際大会は増える見込みだ。「今年からは、本当にやばい。海外に行くだけで軽く30万円かかりますから」
もちろん、サポートは金銭面以外でも必要だ。鳥取での大会前夜、飛行機のトラブルで現地入りできなくなったときには、武志さんが羽田空港から会場まで夜通し運転した。それでも、苦労エピソードを話す父は笑顔だ。「大変には感じていません。一ファンとして楽しんでいます」とうれしそうに話す。両親とも、夢を見せてくれる息子に感謝しているようだ。
いつも同じ壁と
もう9年近く壁を登り続けている。何度も落ちてはよじ登り、より速く、より着実に移動する技術だけを磨き続けている。コーチが指導に来てくれる日もあるが、多くの日は一人で練習する。拠点にしているこのジムには週2日ほど通い、見慣れた壁とひたすら向き合う。「孤独」という言葉も事実だろう。
「大会で納得いかなかったところを思い出して、『今日はここを意識してやってみよう』と課題を決めながら登っています。クライミングって、基本的には一人でやるものなんですよ。練習も自分なりに考えて、大会が終わるたびに見直す。みんな同じようなメニューをやっているはずですが、そのなかでどれだけ工夫できるか。誰かが逐一アドバイスをくれるわけではないので、練習のなかで成長を感じられる場面は少ないですね。いつもより腕が疲れていないな、とか。それくらいしかないです」
同世代の仲間と一緒に練習することがあっても、大会でライバルたちと顔を合わせたとしても、壁を登り始めたら、いつも一人きりだ。柔道やレスリングのように、相手の息遣いは聞こえてこない。競泳や陸上の競走競技にあるような、隣の選手との駆け引きもない。観客席は目に入らず、会場に駆けつけた家族の声援も背中で聞くだけだ。
休憩中、壁をじっと見つめていた。何を考えているのか聞くと「ボーッとしているだけです」
世界ユースを連覇し、クライミング界でその名は知られてきた。フラッシュを浴び、メディアから取材を受けることも少なくない。しかし、大会が終われば静かな地元の街に帰り、男子高校生として他の生徒たちと変わりない学校生活を送る。
「人気の面でこの競技が発展途上というのは理解しています。でも、サッカーのワールドカップでみんなが盛り上がっていたときは、今まで興味がなかった人まで見ていたじゃないですか。すごいなって思いました」。学校の友達とクライミングの話題になることはほとんどない。周りと同じように勉強に励んで、定期テストの直前には普段より気合を入れる。流行の髪形をして、イマドキの自転車に乗る。学業は優秀だが、制服の詰め襟は上まで締めて、お弁当はクラスの隅で食べる「目立たない」タイプだ。クラスのみんなは、安楽がどれだけすごい選手なのかを知らない。練習の合間、ぽつりと漏らす。
「たとえば、体育でサッカーの授業がありますよね。当然、サッカー部が活躍しますから。ああいうのって、うらやましいですよ」。世界を舞台に戦うアスリートの顔と、男子高校生の顔が交錯する。
成長に貪欲
平日は、設備がさらに充実している東京のジムにも週1回通う。残りの平日は壁を登らず、筋力トレーニングに取り組み、週末は県外の施設に遠征したり、大会に参加したりして、「クライミングに関わらない日は作らない」習慣ができている。
学校では見せなかった、りりしい表情
筋力トレーニングを本格的に始めたのは、「ジュニア」を卒業した昨年からだ。今は当然、ほかの選手たちに比べ線が細く、「筋力で見ればみんな、僕の何倍もある」。これまでは技術で補ってきて、十分に戦えることも分かった。必要以上に鍛えれば体が重くなるリスクもある。それでも、安楽は貪欲に成長を求める。「壁を登っていて『だるい』とか『楽しくない』とか感じることはないですが、筋トレは……。つらいですからね」と苦笑いした。
「シニア」の世界に足を踏み入れ、瞬く間に日本一の座を勝ち取った安楽。テレビの向こうにいた憧れの選手たちはライバルになった。周囲の期待は大きいが、重圧とは感じていない。「『まだまだ伸びる』と言われて、それが自信になっています。伸びしろを残して、ここまで来られたという実感もあります」と頼もしい。
さすがの安楽でも、「大会の緊張はやばい。逃げたくなる」という
しかし、来年のパリ五輪に話が及ぶと慎重になった。「オリンピックだ、パリだとみんな言ってくれるんですが、まずは一つずつ大会に勝って、国際大会にちゃんと出ること。そこに行かないと、そもそも選考にも残れませんから」。きっと胸に秘めているであろう熱い思いは口に出さなかった。それが、目の前の壁だけを見て、一手ずつ真剣勝負をしてきた、「安楽流」かもしれない。
五輪を、いつか語ってくれる日が来るのか。今より少し大人になった姿を想像しつつ、楽しみに待ちたい。
*https://www.yomiuri.co.jp/sports/actionsports/20230411-OYT1T50145/3/ より
スポーツクライミング男子 17歳の安楽宙斗 銀メダル パリ五輪 2024年8月9日 23時10分 NHK NEWS
パリオリンピック、スポーツクライミングの男子ボルダー&リードで17歳の安楽宙斗選手が銀メダルを獲得しました。前回の東京大会から採用されたスポーツクライミングで、日本の男子選手がメダルを獲得したのは初めてです。
準決勝(8月5日)
ボルダー&リードは「課題」と呼ばれる4つのコースを登った数で競うボルダーラウンドと、1回の挑戦で登った高さを競うリードラウンドの合計点で争われます。
昨シーズン、ワールドカップの2種目で年間総合優勝を果たした17歳の安楽選手は準決勝1位で9日の決勝に進み、前半のボルダーラウンドでは2つの課題を完登して69.3ポイントを出しトップに立ちました。
後半のリードラウンドでは先に登った選手たちが次々と完登に近い90ポイント以上を出す中、最後に登場した安楽選手は長い腕のリーチを生かして高度を上げていきましたが、終盤で粘り切ることができずに落下し、76.1ポイントにとどまりました。
この結果、合計145.4ポイントとなってトップには届かず、安楽選手は初めて出場したオリンピックで銀メダルを獲得しました。東京大会から採用されたスポーツクライミングで日本の男子選手がメダルを獲得したのは、安楽選手が初めてです。
金メダルは155.2ポイントを出したイギリスのトビー・ロバーツ選手、銅メダルは、オーストリアのヤコブ・シューベルト選手でした。
“リードラウンドは完敗 すごく悔しい”
安楽宙斗選手
「リードラウンドは完敗だった。表彰台に乗ることは最低限の目標だったので、3位以内に入れたのはうれしいが、金メダルをねらって集中して一生懸命やってきたのですごく悔しい」
父親「“ありがとう”と伝えたい」
安楽選手の銀メダルの登りを会場で見守った父親の武志さんは「本人は悔しいところもあると思うが、いい登りが見られた。リードは僕も心臓がはち切れるんじゃないかというくらいドキドキして見ていた。自分なりに意識を持って自主的にトレーニングに励んでいたので、もう何も言うことはない。僕もいろいろな経験をさせてもらったので『ありがとう』ということばを伝えたいと思う」とねぎらいました。
そして「本人が目指している“最強”にもちろんなってほしいし、こんなに歓声をもらえている宙斗を初めて見たので、これから世界中の人たちをどんどん盛り上げていく選手になってほしいと思う」と、さらなる成長に期待を寄せていました。
指導者「しっかり出し切れたのではないか」
また安楽選手を小学5年生のころから指導してきた田中星司さんは「もっと行けたかなというところはあるが、今あるものはしっかり出しきれたのではないか。試合後は複雑な心境なのかと思ったが、すっきりした顔をしていたので気持ちは切り替わったのかなと思った」と話していました。
そして銀メダル獲得という結果については「正直言えば悔しいと思う。ただ僕自身も周りの人も全力を出して頑張ってくれればいいと思っていた。『お疲れさま、次頑張ろう』と声をかけたい。4年後はまだ長いので、一つ一つ、目の前の目標を達成していってほしい」と話していました。
“世界最強”を目指して
17歳の高校生、安楽選手は「世界最強を目指す」という強い信念で急成長を続けてきました。
国内大会やユースの国際大会で実績を上げ、去年初めて参戦したワールドカップで安楽選手はいきなりボルダーとリードの2種目で年間総合優勝を果たしました。2種目で同じ年に年間総合優勝を果たすのは史上初めての快挙で、安楽選手は一気に「世界王者」に登り詰めました。
“脱力系クライマー”
安楽選手のクライミングの特長は、身長よりも10センチ以上長い腕のリーチを生かした軽やかな登りです。むだな力を使わずテンポよく登っていく姿から「脱力系クライマー」と呼ばれ、特に登った高さを競うリードを得意としています。
練習メニューも自分で考えて
さらに強さのもとになっているのが、日々1人で行っているトレーニングです。ほとんどの練習で1人で壁と向き合い、メニューも自分自身で考えています。
例えば「長物」という長い時間、壁を登り続けて持久力をつける練習では、本数やコースの難度をみずから設定し、自分自身で体力の限界ぎりぎりまで追い込んできました。
安楽宙斗選手
「どこのジムに行くか、いつ登るかっていうことを決めることからやってきたので、いろいろ工夫してきたのが今の結果につながっている。どんな練習がいちばん合うかどうかは、自分がやってみればいちばん分かる。自分の軸をまず大事にして、ほかの人の意見も聞きつつ決めている」
負けず嫌いな性格が原動力
ここ数年は父親からのアドバイスもあり、課題だったパワーの向上を目指して筋力トレーニングにも力を入れ始めました。
苦しい練習を自主的に続けられる理由について安楽選手は「勝ちたい気持ちを常に意識して、さぼらず、やるべき練習を単純に素直に取り組んでいく。それが自分の成長を後押ししてくれている」と、負けず嫌いな性格が原動力になっていると教えてくれました。
「オリンピックではこれまでで1番強い自分で挑みたい。世界最強になれるように頑張りたい」と、常に上を目指す安楽選手のクライマーとしてのゴールはまだまだ先に見据えています。
地元でパブリックビューイング
安楽選手の出身地、千葉県八千代市の八千代市市民会館ではパブリックビューイングが行われ、地元の人たち400人余りが集まりました。
集まった人たちは「ガンバレ!安楽宙斗」と書かれた真っ赤なバルーンなどを持って応援し、ボルダーラウンドで課題を完登するたびに会場が大きく沸いていました。
後半のリードラウンドでは、終盤で落下した際に会場から「あー」という声が漏れましたが、銀メダル獲得が決まった瞬間には手に持ったバルーンをたたいて祝っていました。
祖父 安楽安則さん
「うれしいのひと言しかないです。昔から負けず嫌いで幼いころは体が小さかったので、悔し涙を流しながらよく練習していたと思います。メダルを取れてよかったと思います。お疲れ様。ご苦労様。そんな気持ちです」
同級生 中嶋琉希人さん
「金メダルを目指しているという話を聞いていたので悔しい気持ちもありますが、銀メダルもすごいことなので、とりあえず今メールをしておめでとうと伝えました。このオリンピックに向けてずっと頑張っていたので、帰ってきたら息抜きに一緒に夏祭りに行きたいです。宙斗、銀メダルおめでとう!」
*https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240809/k10014543841000.html より
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