第177回 「キラキラ まばゆく!~宮城 仙台のガラス製品~」リサーチャー: 南沢奈央
番組内容
赤と白のストライプに市松模様。鮮やかでポップにデザインされた花器は、仙台生まれのガラス製品。色ガラスを組み合わせて作るのだが、模様が崩れないよう成形するところにガラス作家の驚き技が!一方、深みのある緑色が魅力のグラスは、広瀬川の河原から採った「あるモノ」から生まれるという。その彩りのもととは!?まばゆいキラメキと彩りで感動を与える万華鏡など、仙台のガラスのステキな色世界を女優の南沢奈央がリサーチ!
*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201711281930001301000 より
2020年07月21日
杜の都仙台。
それを象徴するケヤキ並木を思わせる杜色の「仙台ガラス」。
仙台市内を流れる広瀬川の川砂を溶かして、緑黄に輝くガラスに仕上げたものです。
この「仙台ガラス」は江戸時代に遡るとされていますが、江戸後期に一度、途絶えてしまい、いわば「幻」のガラスとなっていました。
それを現代風に復刻させ、新しい仙台土産を作ろうと平成22(2010)年から始まったのが、「仙台ガラスプロジェクト」です。
唯一残った手掛かりは、仙台市博物館に残された杜の都・仙台に相応しい緑系の色のガラスでした。
仙台市を流れる広瀬川の砂を溶かすと、よく似た色のガラスが出来上がり、酒杯やグラスなど7種を作り始め、こうして出来上がったのが「仙台ガラスコレクション」でした。
仙台市博物館 宮城県仙台市青葉区川内26
手掛けたのは「プラクシスFB仙台」の横山英子さんと「海馬ガラス工房」の村山耕二さん。
「仙台ガラスコレクション」は平成25(2013)年、「グッドデザイン」を受賞しています。
村山さんは平成8(1996)年に仙台市に「海馬ガラス工房」を設立し、オリンピック2連覇を成し遂げた羽生結弦選手に贈られた「仙台観光アンバサダー」任命の盾や平成28(2016)年に開催された「G7仙台」で主要各国代表に贈られた記念品なども製作されています。
海馬ガラス工房 宮城県仙台市太白区秋保町長袋舘山原23-1
赤と白のストライプに市松模様など、鮮やかでポップにデザインされた花器を作るのは、「ガラス工房 尚」のガラス作家の鍋田尚男さん。
ガラス工房 尚 宮城県仙台市太白区秋保町馬場丸山12-1
まばゆいキラメキと彩りの万華鏡は、「ガラス工房 元」の佐藤元洋さんが作ったもの。
佐藤さんは世界中の万華鏡作家が競い合うブリュースター・カレイドスコープ・ソサエティ万華鏡世界大会で最優秀賞を2度も受賞しています。
「ガラス工房 元」では、手作り体験できますので、どうぞ!
ガラス工房 元 宮城県仙台市太白区秋保町湯元字枇杷原西18
これらのガラス工房は秋保温泉にあります。
この秋保温泉の入口には「仙台万華鏡美術館」があります。
こちらでも手作り体験ができますので、どうぞ!
仙台万華鏡美術館 宮城県仙台市太白区茂庭字松場1-2
秋保温泉は、個性豊かな作り手が多く定住する”アートの里”になりつつあります。
あきうクラフトフェア 「手ん店 tenten」が毎年開催されています。
今年(令和2年)は4月18、19日の予定でしたが、開催は延期となりました。
今年は「仙台七夕まつり」も中止ですが、
また来年楽しみにしときましょう。
*http://atmarymead235.seesaa.net/article/455188876.html より
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