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< 郷土料理 > 千葉 重箱入りぼたもち/おはぎ

2024-10-09 08:22:32 | 郷土料理

 「重箱入りぼたもち/おはぎ」

 主な伝承地域 北部地方

 主な使用食材 もち米、うるち米、小豆

 歴史・由来・関連行事
 「重箱入りぼたもち」は、ぼたもちを一つづつまるめるのではなく、もち米ごはんとあんこを重箱に敷き詰め、好みの量だけ食べる。これは、一人目のこどもが生まれて三日目にこの「重箱入りぼたもち」をつくって配るというお祝いの風習で食べられてきたものである。食糧を満足に得ることが難しかった時代、子育てのために栄養が必要な出産直後の母親のために、栄養豊富なもち米や小豆を使った大きなぼたもちを食べさせたことがはじまりだという説がある。もち米や小豆は母乳の出をよくするとも言われている。小豆には、邪気を払うという信仰があるとも言われている。三日目のお祝いということから、「みつめのぼたもち」とも呼ばれ、現在も茨城県(鹿嶋市、神栖市、水戸市など)、千葉県(銚子市、市原市など)、神奈川県、愛知県など一部の地域でもこの風習が受け継がれている。

 食習の機会や時季
 お祭り、お祝い、お彼岸などにつくる。重箱に、祝儀では、あん、おこわ、あんの順に3層に詰める。不祝儀では、おこわ、あんの順に2層につめる。

 飲食方法
 もち米、うるち米を炊き上げて蒸らした後、重箱につぶさず、丸めず、そのまま敷き詰めて上からあんこをのせる。または、あんこ、もち米ごはん、あんこの順番に敷き詰める。好きな分だけ取り分けて食べる。重箱に入れず、一般的なサイズよりも大きなぼたもちを3つ用意することもある。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 現在も千葉県北部地方ではこのお祝いの風習が残っており、「重箱入りぼたもち」は各家庭の味でつくられたり、和菓子屋などでも購入することができる。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/jyuubako_iri_bota_mochi_chiba.html より


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