「142 kimekomi 絹絵 北斎文様」
商品の特徴
塚田工房は1841年からつづく木目込人形の老舗工房。木目込とは、桐の粉を固めた人形の素地に筋溝を付け、そこに着物に見立てた布地を挟み込んで仕上げる日本古来の人形技法。素地づくり、着付け、面相描きまで、十を超える行程を必要とする手間と時間のかかる伝統工芸だ。六代目の塚田進(詠春)さんは、この日本独特のアートを後生に伝えていくため、また日常生活の中で木目込を身近に感じてもらうため、人形技法を用いて新しい作品を生みだした。桐箱に筋溝を描いて絹布で彩りを表現するKimekomi 絹絵である。原画はすみだで生涯のほとんどを過ごした葛飾北斎の絵手本から。線で描かれた原画にどんな色が合うか考えて絹布を選び、仕上げていく。箱はすみだの木工職人「指物益田」「二葉桐工房」ともコラボレーションしている。北斎が描いた模様が、ふっくら立体的に桐の上で花開く。ものづくりのまちでは伝統工芸も進化していく。
塚田工房 東京都墨田区向島2-11-7
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