「誉富士-酒造好適米」
「誉富士」は平成10年に、「山田錦」の種籾にガンマ線を照射し、突然変異育種法によって静岡県農林技術研究所が選抜した、静岡県初のオリジナル酒造好適米品種(酒米)です。
平成17年に種苗登録を申請し、平成21年3月19日に正式に品種登録が許可されました。
*https://www.pref.shizuoka.jp/sangyoshigoto/nogyo/nosanbutsushinko/1040447/1027551.html より
静岡県で初めてとなる酒米(酒造好適米)のオリジナル品種が育成されました。“酒米の王者”とも呼ばれる「山田錦」の人為的突然変異によって得られた品種で、醸造適正の高さが期待されています。また、県内酒造会社の優れた醸造技術によって、新たな銘酒(地酒)の誕生と、地産地消の推進が期待されます。 県は、酒造組合や経済連などの関係機関と静岡県酒米研究会を設置して、「誉富士」の栽培・品質の安定性と醸造適正の判定を行い、奨励品種とこれに続く産地化を検討しています。
誉富士の特性
1.出穂、成熟期は「山田錦」と同等の晩成熟期です。
2.稈長が「山田錦」より24cm短く、穂長もわずかに短い、穂数はほぼ同じです。
3.下位節間が短く、稈質がやや硬いため極めて倒伏しにくい品種です。
4.止葉は「山田錦」と同様になびき、穂は穂軸が柔らかくなびきやすい傾向です。
5.玄米の品質・粒大は「山田錦」と同等で、収量性は「山田錦」より高いと推測されます。
6.「山田錦」と同様に、いもち病に弱く、穂発芽しやすいが、脱粒性は、やや難に変化しています。
7.たんぱく含有量は「山田錦」並みで低く、優れます。
8.心白の発現は「山田錦」よりも多く、玄米断面における心白の形状は線状です。
9.精米特性は、ほぼ「山田錦」並みで、高度精白にも耐えられます。
*https://homarefuji.com/%e8%aa%89%e5%af%8c%e5%a3%ab%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/ より
地 方 番 号 静系(酒)88号 水稲 粳
系 統 番 号 YM-371 交 配 番 号
試 験 番 号
育成地/部署 静岡県 県農林技術研究所
品 種 名 誉富士
品種名(かな) ほまれふじ
種苗法登録年 2009年 命 名 年 2006年
育成開始年 1998年 配付開始年 2004年
参考成績書
備 考
交配組合せ 山田錦(ガンマ線照射による突然変異)
*農研機構HP より
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