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<ぶどう> サニールージュ

2021-11-24 08:19:40 | 食品

 「サニールージュ」

■サニールージュとは?
●「ピオーネ」×「レッドパール」
サニールージュは1977年(昭和52年)、果樹試験場安芸津支場において「ピオーネ」に「レッドパール」を交配し生まれた実生を選抜育成されたブドウで、その後系統適応性検定試験などを経て23年後の2000年(平成12年)12月に品種登録されました。出願時の名称は「ブドウ安芸津18号」となっていました。

本来、果房、果粒ともに小さい品種のため、ジベレリン処理が行われ、種無し品種となります。

●サニールージュの特徴
サニールージュの果房は中央の軸から延びる果梗が短く、果粒がぎゅっと密集した塊の状態になっているものが多いです。

果粒は栽培環境によって粒の大きさに差が出るようですが、キングデラウエアより若干大きいくらいの物からベリーAに近い位のものまであります。

果皮の色は紫赤から濃紫で、デラウエアのように皮は身離れがよく、口の中でつるっと皮が剥けます。

果肉は半透明な薄い黄緑色をしており、とてもジューシーですが、肉質は塊状でデラウエアよりもしっかりとしています。大粒のものだと巨峰などと同じような食感になっています。糖度は19%前後あり、それを支える酸味も十分にあるので、バランスが良い濃厚な味が楽しめます。

また、デラウエアと同じようにジベレリン処理されるので種無しになり、とても食べやすいぶどうです。香りにラブルスカ種特有のフォクシー香が感じられるのも特徴です。

■サニールージュの主な産地と旬
●サニールージュの主な産地

政府がまとめた平成22年のサニールージュの栽培面積です。これを見ると、主な産地は宮崎県で、全国の44%を占めています。次いで岩手県、山梨県、北海道となっています。

ただ、まだ栽培地域が少なく、全国総計でも26haほどしかありません。

(※上のデータは生産量ではなく栽培面積で、単位はtではなくhaの間違いです。申し訳ございません。)

●収穫時期と旬
サニールージュの熟期はもともとの育成地である広島では8月中旬~下旬となっています。収穫時期は産地にもより、露地栽培の場合、暖かい宮崎県では7月中旬頃から始まります。長野県や山梨県などでは9月中旬頃までとなります。

*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/budou-SunnyRouge.htm より


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