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< 郷土料理 > 千葉 塩漬けタケノコの天ぷら

2024-10-12 08:19:57 | 郷土料理

 「塩漬けタケノコの天ぷら」

 主な伝承地域 夷隅地域

 主な使用食材 たけのこ、卵、小麦粉

 歴史・由来・関連行事
 「塩漬けタケノコの天ぷら」は、塩漬けしたたけのこの塩を洗ったのち調味料と合わせ味を付け、天ぷらにしたシンプルな料理である。「塩漬けタケノコの天ぷら」で使われるたけのこは、千葉県でとれる良質なたけのこを使用する。
 千葉県はたけのこの産地として有名で、大多喜町、長柄町、千葉市、君津市、勝浦市が主な産地である。また、千葉県のたけのこの生産量は首都圏一であり、そのなかでも夷隅郡大多喜町は県内で最も生産が盛んで、千葉県内一の生産量を誇る。
 大多喜町は、千葉県房総半島のほぼ中央に位置しており、県内の町村で最も広大な面積を有している。総面積の70%を森林が占めており、江戸時代の初期あるいは中期ごろにモウソウチクが初めて植えられたとされる。
 大多喜町でとれる大多喜たけのこは、「白たけのこ」と呼ばれており、名前の通り色が白い。特徴としては、えぐ味や苦みが少なく、アク抜きをせず食すことが可能である。この良質なたけのこは、土壌が小石や岩石の破片を含む粘土質な酸性白土であるため、つくることができる。
 また、千葉県では「自然環境に負荷を与えない農業を推進する」ため、平成14年度から農薬や化学肥料の使用量を通常の半分以下に減らして栽培する「ちばエコ農産物」の認証をおこなっており、千葉のたけのこも農薬不使用、化学肥料半分以下、親竹の本数を適正に管理するなど取り組まれている。

 食習の機会や時季
 たけのこの旬である春に食されることが多いが、塩漬けにして保存したたけのこを天ぷらとするため通年を通して食べられている。

 飲食方法
 塩抜きしたたけのこは7mmの厚さに切り、水にさらす。醤油、砂糖、酒で煮て、味がついたら小麦粉と卵で衣をつくり、揚げ油でからっと揚げる。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 「大多喜たけのこ」の生産、販売を促進するため、収穫末期のたけのこや規格外のたけのこを利用して様々な加工食品が開発されている。年間を通して食すこと、大多喜たけのこの付加価値を高めるため取り組まれている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/shiozuke_takenoko_no_tenpura_chiba.html より


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