「浜寺公園駅舎」
浜寺公園駅(はまでらこうえんえき)は、大阪府堺市西区浜寺公園町二丁にある、南海電気鉄道南海本線の駅。駅番号はNK15。
辰野金吾の設計により、1907年に建てられた木造平屋建ての旧駅舎は、1998年に国の登録有形文化財に登録されており、2016年の使用終了当時、現役の私鉄駅舎の中で最古の駅舎とされていた。駅舎としての使用終了後はギャラリー等として活用されている。第1回近畿の駅百選選定駅。
*Wikipedia より
中央公会堂、東京駅を手がけた辰野金吾博士事務所の設計。明治建築では数少ない現役且つ私鉄最古の駅舎は、柱や梁が幾何学的デザインで美しく、学術的評価も高い堺が誇る建築物で国の登録有形文化財です。
*https://osaka-info.jp/spot/hamaderakoen-station-building/ より
南海本線浜寺公園駅駅舎 更新日:2021年10月15日
登録区分 登録有形文化財
説明
浜寺(はまでら)の海岸は古くから白砂青松の名勝の地として著名でした。明治5年(1872年)には、浜寺公園が造られ、明治30年(1897年)には鉄道の駅が作られました。
今回登録された駅舎は、明治40年(1907年)に辰野片岡事務所で設計及び監督されたことが数々の資料から知られており、明治時代に建築された数少ない現役駅舎としても貴重な建物です。
木造、平屋建てのハーフティンバー様式の美しい駅舎は、浜寺公園・海水浴場などの海浜リゾート地の玄関口として、また高級住宅地の玄関口として、浜寺地域の変遷と歴史を見守ってきました。
ハーフティンバー(half-timber)様式
木造住宅建築の一様式で柱・梁・斜材をそのまま外部に現し、その間の壁体を石材・土壁あるいはレンガで充填したもの。イギリスで1450年~1650年頃に盛んに行われた方式です。
辰野片岡事務所
明治の代表的建築家である辰野金吾(1854年~1919年)が、1905年に片岡 安(かたおか やすし)と大阪で設立した設計事務所。辰野金吾は明治の建築界に大きな影響を及ぼした人物で、工部大学校教授、東京帝国大学学長を歴任した。現存する代表作には、日本銀行本店(1896年)・同大阪支店(1903年)・東京駅(1914年)・大阪市公会堂(1917年)があります。なお、辰野片岡事務所の設計としては、日本生命保険京都三条ビル(京都)、北國銀行京都支店(京都)等があります。
*https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/rekishi/bunkazai/bunkazai/torokuseido/hamaderaekisha.html より
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