「002 高低差」
*イメージ写真 https://www.info-toyama.com/tokushu/toyama-bay/ より
~海と山の高低差が生む最高の食材を味わう~
悠々とそびえる北アルプスの連峰を背景に雄大に広がる紺碧の海をたたえた富山湾は、日本海にむかって大きく突き出た能登半島に囲まれる。太平洋側の駿河湾、相模湾と並んで日本三大深湾の一つ。まるで、一連の絵のような壮麗な景色は、その美しさもさることながら、日本有数の魚の産地と市で知られています。富山湾の下層域には冷たききれいな深層水があり、その上には温暖な対馬暖流水が流れ、さらに岸近くの表層には、大地からの栄養分を含んだ立山連峰からの雪解け水など、河川水の影響を受けた塩分の低い沿岸表層水が流れ込み、三種類の海水が層をなしています。それぞれの海水には、環境に応じた多種多様な魚介類が生息しています。このような特異な地理的条件に加え、立山連峰と日本で最も深い湾の一つである富山湾との、約4000mもの山海の高低差があることも見逃せません。自然がつくり出した地形の高低差によって"天然の生け簀"とも称される、豊かな漁場となっているのです。こうして水揚げされたばかりの新鮮な海の幸は、料理人たちの匠の技によって極上の鮨や多彩な海鮮料理となり、目と舌を楽しませてくれます。そんな贅沢な食体験から始まり、美しい渓谷や選りすぐりの温泉へと導かれる旅。一つ一つの特別な体験がさらなる旅情を掻き立てる。魅惑の富山をお楽しみください。
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