ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

チャンネル桜とWJF ( ネットの世界も、色々ある )

2013-08-19 12:39:44 | 徒然の記

 「国を開くこと、日本の市場をオープンにすること。これは政治家となって以来、私の中に流れる一貫した哲学でした。」

 「TPPへの反対は、自民党を支持した皆さんにもありました。私は全力で説得し、交渉参加への断を下しました。私が追い求める日本とは、世界に対して、どこまでもオープンにつながる日本です。」

 これは平成25年6月29日に、ロンドンのシティーで安倍総理が行った講演での言葉である。グローバリストの竹中氏を政府委員に登用したのは、アメリカからの圧力で、しぶしぶ受け入れた人事と思っていたのに、そうではなかったと知る驚きと失望があった。

 朝日新聞に限らず、NHKを含むマスコミのほとんどが、多くの事実を国民に知らせていないことを、私は「チャンネル桜」によって教えられた。全体として好意的に彼らの主張を受け入れ傾聴すらしていた。

 昨日初めてWJFの動画を見て、冒頭の安倍総理の言葉を知らされ衝撃を受けた。

 WJFとはどんな組織なのか、誰が運営しているのか。こうしたことは全て秘されており、チャンネル桜のオープンさと比較すれば、うさん臭さが残るが、それでも私は混乱した。

 WJFに言わせると、安倍総理はおろかチャンネル桜さえ、保守を騙る偽物の集団で、売国の日本人たちということらしい。普段ならこうした扇動的な話には近づかないのだが、ロンドンでの安倍総理の講演を知ると、反論のしようがなくなる。

 こうなると庶民はやはり無力だと、感じさせられる。信頼できる情報は、誰が発信しているのか。どうすれば、みつけられるのか。当たり前のことだが、自分で判断し、自分で選択しなくてはだめなと改めて知らされた。今でも私は「チャンネル桜」に登場する人びとに親近感を抱いているが、WJFの報道に接した昨晩以来、小さなひび割れが生じたことは否定できない。

 他の人びとのことは知らないが、私が安倍氏を応援するのはただひとつだ。日本を「自分の国を自分で守る」、普通の国に戻したいという意見だ。朝日新聞は、世界に例のない理想の憲法と賞賛してやまないが、この憲法こそが日本をアメリカに従属させ、自虐史観から抜け出せなくしている元凶だと私は固く信じている。現憲法は見直しの時期に来ており、このまま放置しておくことは、多くの先人たちに申し訳が立たない。

 私はWJFに問うてみたい。奇しくも水島氏の言葉と同じになるが・・・・

 「それでは現在の状況で、安倍氏を除いたら、誰が首相として相応しいのか。」「悪口ばかり言って否定するのでなく、対案を出すべきでないのか。」

 安倍氏の講演での言葉が本音で、失望の思いがあるとしても、彼は現在の日本において、「ベストの宰相でないが、ベターの宰相である」と考える今の私だ。

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