日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



例の事件によって完全にしらけていた状態(あれだけかわいいと思っていた今大会ロゴさえ見たくない?)から、やっとやっと今回のワールドカップを総括してみようかなという気分になってきました。
スポーツ新聞でよくある競技面や選手、出場国とは違う視点で、トライしてみます。


1.巨大経済圏EURO誕生後、この経済圏での初のワールドカップ。
イタリア→ドイツの移動なども完全に国内線感覚、貨幣もそのまま使え、非常にスムーズ、と実感。


2.分断された東西ドイツが戦争の傷を越え、ひとつの国として謳歌した大会。
ドイツ運営はお国柄かとっても堅実。警備面もおおむね好評か。

一方、
3.レイシズムに対抗するというFIFAの方針を完全に破壊した事件が、よりによって決勝で発生し、今大会に大きな影を落とす。
この影が今後、どんな影響を及ぼすのでしょうか?
スペインで発生したエトーへの人種差別発言など、そういう事件がクローズアップされてきていますね。


4.国内リーグの大スキャンダルが同時進行する中、イタリアが今大会の優勝国に。
3チームがセリエB降格処分となり、悲喜こもごもの優勝選手たち。
(精神的にタフだった彼らは、私の中のイタリア人のイメージを変えました)

この問題は国内だけでなく、チャンピオンズ・リーグなどの目玉大会にも関係を及ぼし、ユーロ全体に長期的に影響しかねない事態。
3.のレイシズム問題とあわせ、今後のサッカーワールドに大きなダメ-ジを与えた。


5.日本が共催バブル後、ワールドカップがおおいに浸透した現象が現れる一方、自国の実力に久しぶりに?気づいた大会。

最近、アメリカから一時的に帰ってきた知り合いの息子たちが何度も強調していたのが、「日本と違って、アメリカではワールドカップ(サッカー)のことは誰も知らない」
日本もちょっと前までは、アメリカとそう差はなかったことを思い出します。
移民の増加で、音楽界でもラテン系のテイストの音楽などが少しずつ浸透しつつあるアメリカ。
この関係も今後、どう展開していくのでしょうか、興味は尽きません。
そういやバルサ、今年はアメリカ・ツアーするそうですね。

なんて思っていたところ、このネタ系にぴったりな本をゲットできて今読んでいます。
タイトルは、「サッカーで燃える国 野球で儲ける国」
アメリカで誕生した野球と、イングランドで誕生し世界に広がったサッカーを、対比で論述しており、がしがしと読んでいるところです。
この感想なども別途、アップいたしたいと思っております。


最後に。
がんばれ!なでしこジャパン!
今日から、オーストラリアのアデレードで「FIFA女子ワールドカップ中国2007」のアジア地区予選を兼ねた「AFC女子アジアカップ」が開幕するのでした。
(オーストラリアがアジア圏に入ったことを思い知らされますね...)

彼女たちをみると、スキャンダルだらけの世界サッカー、勘違い選手だらけの日本?!(中田さえそう見える最近...)の中で、清々しいものを感じます(せんか?)
初戦は19日のベトナム戦!(BS朝日)

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