日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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少し前ですが、日本経済新聞のケータイ特集記事シリーズ、【ワンセグに「イライラの壁」】に対しての意見を。

この記事では、放送に関する記述はそこそこに(なんで?!)、付帯サービスのデータ放送がメイン。
この分野に、放送局、通信会社その他がビジネスを求めて参入していることを表などで表現しています。

ここで、前に指摘していた問題がリアルに出てきます。
メーカー勤務の佐々木茂さん(43)のケースを引用しています。
電車の故障による遅れの情報をワンセグで得ようとしたが、データ放送の画面からボタン操作で通信サイトに移り、交通情報が表示されるまでの30秒が待ちきれず、結局、駅員に走ったという内容です。

天下の一大事でない限り、テレビ放送・データ放送・サイトより、「現場」生情報の方が正しいのではというツッコミもしたくなりますが、それは置いておいて......


以前に、「ワンセグ実感その(7) ~データ放送普及への提言~」(03-26)で指摘・提言しておりますが、再び。(簡単にまとめています)

<データ放送の活用には、操作性の壁、という問題がある。
<またデータ放送「立ち上がり画面」自体に魅力があることが必要。
<この立ち上がり画面が勝負で、ここでいかに惹きつけ得るかで勝負が決する。
<立ち上げ画面を「ポータル画面」と考えるのではなく、あくまでも「最新
<ニュース&天気」を全面に押し出したレイアウトに割り切り、まずこの
<データトップ画面の存在を確立すること。
<「データ放送」立ち上げ画面は、「ポータル」あるいはトップメニュー画面、
<という発想では×。

佐々木さんのケースも、データ放送トップから、次に「通信サイト」へつながってはじめてサービスを読むことができる構造になっていることから、時間がかかっています。
提携先の携帯通信会社にとっては携帯サービスと同じ遅さなので気になりませんが、ここに放送局サイドは気づくべきです。
勝負は、通信サイトに繋がってからではなく、放送局側のトップサイトでつけなければいけない!、ことを。
ワンセグに「イライラの壁」があるわけでなく、その先に、イライラの原因があるのです。


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