日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



ロック好きの中でこの人というと、やはりサンタナのアミーゴ、ロータスの伝説(22面体特殊ジャケット)などのジャケットで超有名。
そういや遠藤賢司の東京ワッショイ(名盤)もそうだったな~

今回はそっち系はあまりにポピュラーなのでなし(ちと残念)
「アンリ・ルソー」をモチーフとした最新のパロディシリーズで、小手調べのように企画展ははじまる。
(いいウオームアップという感じ)


私的に最も印象に残ったのは、1997に2点、そしてその完成形が2点、2001年に完成し展示されていた「生命ー誕生-輪廻ー宇宙」というような言葉が自然について出てくるシリーズ。

イメージは4点でそれぞれ微妙に違うが大まかには、
橋からこちらを背に、上の彼方を見つめる少年少女(低学年)。
彼らの視線の先にあるのは広大な夜空の宇宙。

だが先に浮かぶのはまずたくさんの蛍。
大小浮かぶ蛍の中にはよく見ると交尾しているものもいる。

そしてそんなものに目がくれないほどさらに強力に生命の誕生をあらわにみせるイメージが。
ひとつひとつは小さいがいくつも宇宙に並ぶ。

生命の源の河を描くことに挑戦したこのシリーズは強烈に自分に突き刺さった。
そしてその完結編?!と思えるその絵のタイトルは他の三つの単純さとほど遠く、以下のようなタイトルである。

「ぼくはヘレンケラーと同じ6月27日に父の弟夫婦の間に生まれて、横尾家に養子として迎えられた。養父母はぼくを橋の下から拾ってきたと言った。小さい頃から星空を仰ぎながらぼくはぼくの運命についていつも空想していた。そして星のように点滅する蛍に自分を譬えた。見えない守護霊と子の歳のネズミがぼくの長い航海の伴侶であることをぼくは知っている」

まいりました。。。


観た人によって感ずるところはそれぞれ違うと思うが、まずは経験することをお進めしたい!
写真は違うシリーズで少年のもっと楽天的な空想に基づく一点。
(注:今週日曜6/15でおしまい...)


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