
前回、彼の本質的な作品の方向性を宿す作品をご紹介しました。
今回は、それらのコーナーの次に展開される、違う角度からの作品群の中から。
こちらも「シカゴ」を強烈に感じさせるが、全く異質のコーナー。
そのテーマとは「音楽」
シカゴは元々黒人音楽、ブルースな街。
音楽も当然、公民権運動に向かう時代の中で重要なポジションを占めていた。
Charles White がシカゴの彼らミュージシャンと連動していたことを示す絵画群がここに。
こういう時に活躍するのが、毎度秀逸で唸る、MoMAの音声ガイド。
美術館のキュレーター・識者はもちろん、さらには画家本人のコメントまでが登場することも!
アリサが亡くなったばかりの状況だが、今作のモデルは 元祖:ゴスペルの女王 Mahalia Jackson!
ドキュメンタリー「真夏の夜のジャズ」のクライマックスで歌っていたのが彼女。
この写真の絵画の音声ガイドは、この彼女の深淵なボーカルから立ち上がる。
目の前にある彼女の表情と混ざり合う、素晴らしく感動的な瞬間…
あとでこの絵画のポスターをショップで発見し、瞬殺で購入したのは必然!
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