
オリンピック秘史 あと878日、タフにいくしかないぞ、東京!と悟らせる一冊(汗)
に続いての、オリンピック読書。
ちょうど昨日は600日を切り、今日は599日前。
さて、まだ出版されたての本書。
初の大会を立ち上げる近代五輪の父クーベルタンから始まり、各オリンピック~最後は東京に至る。
開催国の政治的背景、経済面での問題視点で 各大会にやや批判的、な印象。
このため特にナチズム、ソ連そしてロシア(ソチ)、中国に厳しい(笑)
当ブログ的に注目したのは、
・初の開催アテネ1892に至るまでで37ページを割いていること
・最初の発展期になる、ロス1932、ベルリン1936
・幻の東京オリンピック1940
・東京オリンピック1964
このように夏季大会が中心になっており、時々思い出すかのように冬季大会の「まとめ」が入る(笑)
冬季オリンピック創設アントワープ1924(後付け大会!)110ページ~
サンモリッツ1948~札幌1972 250ページ~
レークプラシッド1980~ 342ページ~
ソルトレイク2002、トリノ2006、バンクーバー2010は記述ゼロ(と思った)
・オリンピックの発展期となるロス1984~
ここに到達するまでに既に285ページ、全体の67%(全426ページ)で、このタイミングにあまり重きを置いていないことを理解。
そして前述した「各大会にやや批判的、な印象」は最後のパート、リオ2016で極まる。
あらゆる面から、徹底的にこき下ろしている! 420ページ~
小池知事がロンドン2012 のレガシーは視察したがリオ2016 は無視、の理由がこの部分を読むとよくわかる…
そういう点でも、東京大会に向けてのいい「他山の石」なのではないか?(汗)
結論:夏季大会を中心に、開催国の政治的背景・経済面での問題視点で 各大会にやや批判的、な論調は、東京大会に向けてのいい「他山の石」