
いよいよ年末。
今年上半期は充実した作品が多く、
極私的 2018年 上半期 映画 ベスト10!
というアップまで設けた。
ところが下半期に入り失速…
ベスト10級の作品は2本のみ、という惨状(汗)
と思っていたら、年末に強力な1本が!!!
それが何と!デイミアン・チャゼルの新作。
「セッション」で、ジャズ音楽映画とも体育会映画ともユニークネスを発揮。
「ラ・ラ・ランド」で、ミュージカル映画を現代風に。
そして今回は...
これまでなぜか?!? 映画化されていなかった アポロ月面着陸、のエピソード。
解説によると、月に初めて降り立った男 ニール・アームストロングは寡黙な男できらびやかな世界とは縁を切るタイプ。
そんな彼がついに沈黙を破り原作が書かれたのち、チャゼルそして製作陣がやはり誠意を示し続け映画化にこぎつけた。
ジェミニ計画~アポロ計画に移行した時代の、宇宙飛行士たちとチーム、そしてその家族。
なので、鑑賞前は「ライトスタッフ」的な映画なのかなというイメージだった。
が全然違う!
・カッコいい音楽はラストまで皆無。
・テストロケットは安全性に疑問符がつくレベルのもので、訓練で命を失いかねない
・宇宙にいっても、揺れるわうるさいわ、苦行感が極まる航行
そこで「実録系」SF という表現になる。
主演のゴズリングは、名作「ドライブ」同様に「寡黙な男」を演じ、まわりもその演技を盛り立てる。
結論= 賞取りレースではやや苦戦中、なんて全く関係なく(笑)、今年のベスト10上位ランク入り!
日本での公開は 2/8 予定。