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著者:ユヴァル・ノア・ハラリ が届ける、21のメッセージ。
過去=「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』」
未来=「ホモ・デウステクノロジーとサピエンスの未来」
ときて、今作では「現在」を切るわけだ!
その21のメッセージとは…
- 幻滅―先送りにされた「歴史の終わり」
- 雇用―あなたが大人になったときには、仕事がないかもしれない
- 自由―ビッグデータがあなたを見守っている
- 平等―データを制する者が未来を制する
- コミュニティ―人間には身体がある
- 文明―世界にはたった一つの文明しかない
- ナショナリズム―グローバルな問題はグローバルな答えを必要とする
- 宗教―今や神は国家に仕える
- 移民―文化にも良し悪しがあるかもしれない
- テロ―パニックを起こすな
- 戦争―人間の愚かさをけっして過小評価してはならない
- 謙虚さ―あなたは世界の中心ではない
- 神―神の名をみだりに唱えてはならない
- 世俗主義―自らの陰の面を認めよ
- 無知―あなたは自分で思っているほど多くを知らない
- 正義―私たちの正義感は時代後れかもしれない
- ポスト・トゥルース―いつまでも消えないフェイクニュースもある
- SF ―未来は映画で目にするものとは違う
- 教育―変化だけが唯一不変
- 意味―人生は物語ではない
- 瞑想―ひたすら観察せよ
読み始めてひたすら感じたのは、著者の思考の深さ。
とことんまで突き詰めた上で記述されている文章の「重量感」はかなりのもの。
その結果、時々妙に?重苦しくなる(笑)
例を 3つほど挙げると、
2.雇用→ 3.自由→ 4.平等 で A I にヒトが追い詰められるサマを描写(汗)
7.ナショナリズム→ 8.宗教→ 9.移民→ 10.テロ→ 11. 戦争、と畳み掛けるあたり(汗)
17. ポスト・トゥルース 現代に起こっている、ロシアのプロパガンダを解説(汗)
結論:現代人としての現在・近未来を見据えるための議論 ×21