県道29号線で畑沢から背炙り峠を越えて村山市側に出ると、沿道に湧水がぽつぽつ見られます。一般的には、昨年に紹介しました場所が飲み水として利用されてきました。水が直接、岩盤から湧いているのが見られますので、安心して飲用水にすることができました。
しかし、湧水として最大のものは別にあります。夏場は草に覆われて、水が流れているのも分からなくなります。葉がまだ伸びない時期には、しっかりと水の流れを見ることができます。
それでも岩盤から湧き出している場所は、道路からかなり上にありますので、道路からは確認することができません。湧き出している所を見るには、急な崖を這いつくばって登らなければなりません。さらにずうっと登っていくと、乳母木地蔵堂の所に出ます。
残念ながら、湧いている場所から道路の近くまでの距離がかなりありますので、途中で落ち葉の中を通るなどして、せっかくの湧き水に不純物が混じってしまいます。それでも、湧水ですから夏でも「冷たさ」だけは、そのままです。一度、お試しください。