以前に「これは何の花でしょうか」で投稿した花です。
ひょんなきっかけで、この植物の正体が分かりました。畑沢の寺田沢を散策していたところ、沢水の脇にこの植物を見つけました。いつも通っている場所なので、葉を見た瞬間に「ショウジョウバカマ」を連想しました。あれほど調べたはずなのですが、そのころは分かりませんでした。ショウジョウバカマが咲いている時の姿とは大きく変化していたので、どうしても分からなかったようです。
これは「花」ではありませんでした。受粉が完了して、花弁(はなびら)が落ちて額だけが残った姿です。ショウジョウバカマの花は、全く似つかない下の写真の姿をしています。
地面から出てきた花茎は短くて、地面すれすれに花が咲いています。ところが、受粉が完了すると、花茎がするすると高く伸びて、花が咲いている時とは全く異なる別物に変化してしまいました。その長く伸びた花茎の姿は昨年、下畑沢の山中で見つけた「ノギラン」と似ているので、ユリ科の植物かなと「馬鹿の一つ覚え」で考えていました。