通常のトンボと異なり、体が細いトンボの類を畑沢では「神様トンボ」と呼んでいたことは、「カワトンボ」の投稿時に説明しました。今回は別の神様トンボを紹介します。
畑沢寺田沢の休耕田で撮影したものです。二匹が繋がっていて、前の方のオスがメスの首根っこを押さえて、他のオスからとられないようにしています。メスは甚だ迷惑だと思いますが、トンボの世界では常識のようです。この状態で、メスは尾部を水中に入れて産卵していました。
肝心なことを忘れていました。名前は「エゾイトトンボ」と言います。「エゾ(蝦夷)」という言葉は、古代大和政権の東北に対する差別的意図が含まれているので嫌いなのですが、まあ名前だからしょうがないとしておきますか。