今年はエルニーニョになり、冷夏であるとの予想がたてられています。そのため、早めに収穫できるように早稲種を早く田植えをするとのことでした。例年ですと、もう一週間後が最盛期だったような気がします。田植えをしながら、昔のことが話題になりました。田植えと稲刈りの時期には、中学校が一週間休みになりました。私たち生徒は休みになっても、夏休みのような嬉しさは全くありません。毎日、朝の早くから日が暮れるまで手伝いをさせられました。顔や手は細かい虫に食われて腫れあがり、曲がった姿勢が腰を痛めました。私たち農家の子どもは、手伝いをしましたが、農家でないごく少数の子どもは、どうしていたのでしょう。真面目にお勉強に励んでいたのでしょうか。そうすると、農家の子どもは不利な状況になりますが、あの子どもたちは、「律儀に」勉強しないで、私たちに合わせてくれていたようです。大体にして、勉強などと考えるものではありません、「正しいガキ」ならば。
昨日は、田植えにはちょうど良い天気でした、寒からず熱からずです。昔の田植え時期は、何故か寒くなっていましたが、昨日は気持ち良い田植えでした。
ところで、私は中学校だけでなく高校時代も田植えと稲刈りの時は、一週間ずつ休んでいました。さすがにスビタレが通っていた高校でも、農繁期の休みはありませんでしたので、その時期に休んでいたのはスビタレだけだったようです。学校の先生には理由を話していませんでしたので、「さぼり」程度に見られていたかもしれません。まあ、そんなもんですけどね。「人生いろいろ、休みもいろいろ」です。学校に通わせてもらえるだけでもありがたいのですから。