3月3日、桃の節句でした。
(↑ うちの・・・といいたいところですけど、近所のカフェに展示してあったものです。)
小山実稚恵さんを聴いてきました。
これまでテレビその他で拝見したり拝聴したりしたことはあったのですけど、ライブは初めて。
私の小山さんに対するイメージは、「なんでも弾ける人、レパートリーのおそろしく多い方」というものだったのですが、
はたしてプログラムのプロフィールには「コンチェルトのレパートリーは60曲にも及び・・・・」との記述が(驚)。
もしモーツァルトを全部レパートリーにしていたとしても27曲、ベートーヴェンで5曲、グリーグ、シューマン、ショパン、リスト、ラフマニノフ、チャイコフスキーで40曲くらい。ハイドン、ブラームス、プロコフィエフ、サン=サーンス、ショスタコーヴィッチ、ラヴェルなど加えて50曲を超えますか。バッハ、現代曲など入れるとたしかに60曲はあるでしょうけど、こうして挙げるだけでぜーぜー言ってるのに、それがレパートリーですか・・・・・信じられない。
もちろん、ソロレパートリーは何百もしかしたら何千でしょうし、テレビでは室内楽も拝見したことありますし、これってギネス級のレパートリー数なのでは?
プログラムは以下のとおり
西区民文化センターホール 2時半開演
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ショパン:ノクターン第1番、第2番、 アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ
リスト/シューマン:「献呈」
リスト:「ため息」「愛の夢第3番」「ラ・カンパネラ」
ラフマニノフ:前奏曲 32-5、3-2、23-6、23-5
ショパン:ピアノ協奏曲第2番より第2楽章(ピアノ・ソロ版)、バラード第1番、ポロネーズ第6番「英雄」
<アンコール>
ショパン:ワルツ第7番
ラフマニノフ:ヴォカリーズ(アール・ワイルド編曲版)
ショパン:ワルツ第1番
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最初のノクターン2曲、もちろん弾き手もいいんでしょうけど、ピアノの良さが際立ちました。
最弱音の伸びとかレガートはため息モノでした。
プログラム全体的を通しての感想は、・・・・速い(驚)。
とくに、「ラ・カンパネラ」の終りの方、「バラード1番」のコーダ部分、「英雄ポロネーズ」の真ん中あたりの左手の下行型のところ、私の耳では追い切れないような速さ。
「献呈」も私が今まで聴いたなかで一番速く、どうかすると、ある演奏の倍速くらいあるのでは??という感じでした。
小山さんはすでに50は越えておられるはずですけど、この反射神経というか、身体能力は20代じゃないでしょうか?
あとラフマニノフの3-2の「鐘」ですが、この低音が全音符の長さ分ずーっときれいに鳴り続けていたのは(おそらくソステヌートペダル使用)、これはピアノも弾き手も素晴らしかったということかも。
弱音は非常に美しかったのですが、強音系の豊かさがいまひとつだったのは、これはピアノのせいなのか弾き手のせいなのか・・・・。
よく、CDやテレビでなじんだ感じと、ライブの演奏が全然違う方っておられますけど、小山さんについてはほぼこれまでの印象どおりでした。とくになにかを仕掛ける演奏ではなく、自然に流れ、聴き手を疲れさせない演奏といいましょうか。
ちなみに、小山さんは来月4月13日(金)にも、広島市文化交流会館で夜7時からリサイタルをされます。
プログラムは
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シューベルト:即興曲 作品142-3
ベートーヴェン:ソナタ第14番「月光」
ショパン:ノクターン第5番、 ポロネーズ第7番「幻想」
リスト:ソナタロ短調
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だそうです。今日のよりちょっと重たい内容ですね。 これは、どうでしょう?聴いて疲れるかどうか・・・