唯のブログ。

病気の体験、療養生活や日々思いついた事などを書き留めているブログ。時々毒吐き。楽しめれば最高、無理なら受け流す。

せめて競技の時は。

2012-07-11 21:11:33 | インポート
武道の目指す高みはあまりにも高すぎて比較にもならないが、 せめて競技として頑張って欲しい。
今回はどうみても競技としての大会なのだから。

 あふれる気合で今にも襲い掛かるような迫力で試合場に上がり、 表面は落ち着いているように見えるが一度攻撃に出ると稲妻のような気合とともに強烈な蹴りを見舞う。 そんな感じが見てみたい。

 それには、試合前の準備が大切だ。 日ごろから気合を練る為に奇声にも似た大声を発しながら激しく稽古をする。 当日のアップでは、体も心もレッドゾーン吹け上がらせて、いつでも目いっぱいに上げられるような状態を作ること。 激しい気合を支え続ける強靭な肉体も準備しておかなくてはならない。
そういう意識で初めて効果が現れると思う。 中途半端では何も生まれない。

 武道の目指すところは、つまるところ、気の通った人間になることだ。 本当の武道家は大声で気合など発しない。
全身から殺気も出さない。 しかし、レベルの低いところでやっている人間はそこからやらないと何も始まらない。
 そしてこれは若いうちにしか経験できないこと。 年を重ねれば体はついてこなくなる。

 緊張状態が続けば体はもたない、必要なホルモンが出なくなるし、自律神経のバランスも整わなくなるから、結果として自分で自分を壊すことになるから。

せめて、競技として機会を与えられそれにチャレンジしているのだから、そのチャンスを生かして貰いたい。