成人50人ほどを対象に、「スマホ・ケータイ安全教室について」という研修会をもちます。その前半で、不肖私が、人権に関わる話をするのですがね。この連休は、構想を練っているうちに終わりですね。
「人権とは→イジメの定義→スマホ・ケータイでのイジメ」と、話を持って行きます。で…またまた起こってしまいました。
先月末、仙台市の中学2年生男子生徒の自殺。イジメを苦にしての自殺と、校長さんが認めた。仙台市の奥山市長は「仙台の子供たちがイジメいじめが原因で、命、未来を失うことがあってはいけないと、人的体制の問題などに努めてきた」と。「人的体制の問題などに努めた」…ここんとこの意味がよく解りませんが、イジメにより自殺が起こらないよう努力してきたらしい。しかし、「対策が子どもたちの心に届いていなかった」とも。
こうなると、研修会では講師である私に対し、「次々と起こるイジメ自殺。どのように考えるか?子ども達の心に届く対策を講じるために、私達大人はどう行動したらいいのか?」という質問が出てくることが予想されます。
人権教室で中学生へは、「自殺はするな。逃げて逃げて逃げまくれ!」と話してきました。それしか道はないと考えていたからです。
しかし、電通社員の自殺で専門家は、「自殺を考えると、逃げるという選択肢はない。自殺しか道はなくなる」という。
「東大卒なら、逃げ道はいくらでもあっただろう」と、思っていましたので、「自殺しか道がなくなる」という説に、「そうだったのか」と、衝撃を受けました。
私が説いてきた、「逃げて逃げて逃げまくれ!」は、無責任きわまりないことになるわけで…。
私の場合、自殺を考えたことがないので、死ぬ気になれば逃げるなんて簡単なこと、よって、「逃げろ」と教えてきた。「逃げろ」になんの影響力もないという専門家の意見を聞いて、正直自分が情けなくなりました。し、しかし、BUT!
厚生労働省が(平成29年3月21日)、自殺対策に関する全国意識調査の結果を公表。
1 本気で自殺したいと思ったことがある・・・23.6%(前回23.4%)
2 最近1年以内に自殺したいと思ったことがある・・・4.5%(前回5.3%)
自殺者数は7年連続で減少。
この調査結果で、少しですが安心しました。なぜか?「23.6%の、本気で自殺したいと思った人が、逃げてくれて生きている」ということ。自殺しようとする人の心も解からずに、無責任にも「逃げろ」と教えていた自分ですが、なんとか、「無責任の誹り(そしり)」を逃れられるかな?
「私の考え」「専門家の考え」「厚労省の調査結果」を、同じ土俵で考えるのは無理がありますが、とりあえず、「自殺を考えると、逃げるという選択肢はない。自殺しか道はなくなる」と、いうことはぁ…100%ではなくなった。
研修会ではどう扱うのかって?質問があったらですが…自分が考えた経緯を順を追って話しますよ。
「自殺を考えた人が行動を起こさないよう、予防対策は決して無駄じゃない」と結論づけます。
ただぁ…「逃げるという選択肢はない。自殺以外のことは考えなくなる」これは、レッドラインを超えてしまったら、その通りだろうなぁと思うのです。だけど、100%がそうじゃないという一縷の望みを捨てない。と、いうことでしょうね。
「人権とは→イジメの定義→スマホ・ケータイでのイジメ」と、話を持って行きます。で…またまた起こってしまいました。
先月末、仙台市の中学2年生男子生徒の自殺。イジメを苦にしての自殺と、校長さんが認めた。仙台市の奥山市長は「仙台の子供たちがイジメいじめが原因で、命、未来を失うことがあってはいけないと、人的体制の問題などに努めてきた」と。「人的体制の問題などに努めた」…ここんとこの意味がよく解りませんが、イジメにより自殺が起こらないよう努力してきたらしい。しかし、「対策が子どもたちの心に届いていなかった」とも。
こうなると、研修会では講師である私に対し、「次々と起こるイジメ自殺。どのように考えるか?子ども達の心に届く対策を講じるために、私達大人はどう行動したらいいのか?」という質問が出てくることが予想されます。
人権教室で中学生へは、「自殺はするな。逃げて逃げて逃げまくれ!」と話してきました。それしか道はないと考えていたからです。
しかし、電通社員の自殺で専門家は、「自殺を考えると、逃げるという選択肢はない。自殺しか道はなくなる」という。
「東大卒なら、逃げ道はいくらでもあっただろう」と、思っていましたので、「自殺しか道がなくなる」という説に、「そうだったのか」と、衝撃を受けました。
私が説いてきた、「逃げて逃げて逃げまくれ!」は、無責任きわまりないことになるわけで…。
私の場合、自殺を考えたことがないので、死ぬ気になれば逃げるなんて簡単なこと、よって、「逃げろ」と教えてきた。「逃げろ」になんの影響力もないという専門家の意見を聞いて、正直自分が情けなくなりました。し、しかし、BUT!
厚生労働省が(平成29年3月21日)、自殺対策に関する全国意識調査の結果を公表。
1 本気で自殺したいと思ったことがある・・・23.6%(前回23.4%)
2 最近1年以内に自殺したいと思ったことがある・・・4.5%(前回5.3%)
自殺者数は7年連続で減少。
この調査結果で、少しですが安心しました。なぜか?「23.6%の、本気で自殺したいと思った人が、逃げてくれて生きている」ということ。自殺しようとする人の心も解からずに、無責任にも「逃げろ」と教えていた自分ですが、なんとか、「無責任の誹り(そしり)」を逃れられるかな?
「私の考え」「専門家の考え」「厚労省の調査結果」を、同じ土俵で考えるのは無理がありますが、とりあえず、「自殺を考えると、逃げるという選択肢はない。自殺しか道はなくなる」と、いうことはぁ…100%ではなくなった。
研修会ではどう扱うのかって?質問があったらですが…自分が考えた経緯を順を追って話しますよ。
「自殺を考えた人が行動を起こさないよう、予防対策は決して無駄じゃない」と結論づけます。
ただぁ…「逃げるという選択肢はない。自殺以外のことは考えなくなる」これは、レッドラインを超えてしまったら、その通りだろうなぁと思うのです。だけど、100%がそうじゃないという一縷の望みを捨てない。と、いうことでしょうね。