アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

猫が看護する?本当らしい…!

2024年07月20日 | Weblog
  猫に係わる諺も多いですが、「猫の身体関係の成句」も多いです。どれも人の暮らしと密接に結びついている。

●「猫舌」・・・猫舌の人って、舌が薄っぺらいとか、味蕾の知覚過敏とかだろうと思っていたら違いました。専門医によりますと、「ズバリ、食べ方に問題がある」のだそうです。
 口腔内で一番敏感な部分は、舌の先端。誰でも、舌の先にいきなり熱いものが触れると、「あちっあぢっ!」となる。
 猫舌ではない人は、それまでの経験から、無意識のうちに食べ物が舌の先に触れないように食べているんだと。
 一般的に、熱いものを口に入れる時は、無意識に上の歯と、下の歯で挟み、舌に落とさないように、舌を引っ込めたり、息を吹きかけたりして、舌を守っている。そうだったのかぁ。
「猫舌」の人は、この行程をスムーズにすることができず、直接、舌の先に熱いものを触れさせてしまっている。なるほど。
●「猫背」・・・私も猫背。「猫背矯正ベルト」の購入を検討したことがありますが、「どうせ三日坊主」と判断し購入を回避。なぬ?「猫背 椿(ねこぜ つばき)」には触れないのかって?「猫背 椿」はぁ、女優さんなんだけどぉ、知ってる人がおらんやろ。
●「猫の手も借りたい」・・・これ、意味が深い。人の暮らしと猫が密接だったということ。しかし、猫が「稲刈り」の手伝いをしているところを見たことがありませんがね。
●「猫ばば」・・・拾ったものを、警察に届けずに自分のものにしてしまう。「ばば」は、「婆」ではなく、糞のこと。元々は「猫がばばを踏む」だったという(猫は排便後に後足で砂をかけて糞を隠す)。このことから、悪いことをしても素知らぬ顔をしていることの例え。
 学校の砂場に、網がかけられているのを見たことありませんか?アレは、「猫よけ」。猫が砂場で「ばば」をして砂をかけておく。そうとも知らぬ児童が、砂場で遊ぶ…。
●「借りてきた猫」・・・現代、猫を借りる人はおらんやろ。「猫を被る」ってのもあるなあ。「猫だまし」は、舞の海が何度かやってました。
●「猫かわいがり」・・・まあ、好きにしてください。
●「猫は三年飼っても三日で恩を忘れる」・・・薄情者!じゃなくて、薄情猫っ!
●「猫を殺せば七代祟る」・・・この諺があるので、私は猫を飼うのを躊躇しています。子孫が七代も祟られるんじゃ申し訳ないので。

 人間に近い存在だから、「猫又」「化け猫」の民話が次々と作られるのでしょうね。だけどさあ、護ってくれれば良いのに、祟っちゃいけませんよね。
 なぬ?ポーランドには、傷ついた動物たちに寄り添い、グルーミング(手でタッチングし、目を見つめ、体を舐めてあげる行動)をする、「看護師猫」がいるって?
 ミヤァオ!失礼いたしました。看護してくれる猫がいるんだぁ!手と目と猫舌で!猫、なかなかやるもんですねえ