プロペラを固定するネジ穴付近に、金属疲労による亀裂が入っています
寿命だから仕方ないですね
流石、細かい仕事ができる、職人集団の会社です
シャフトも新しく作り替え
冷却水循環式のベアリングも、交換修理しています
ベアリングを差し込んでいた箇所が、ガタガタになっていたので、新たにザグリを入れブッシュを差し込んだそうです
モーターを設置するベースをしっかり固定し、シャフトを炉心のセンターに合わせます
この作業が、炉室温度のムラを防ぎます
少し曲がって設置すれば、炉室全体温度が一定になりません
電気炉自体の最高温度は、400度なので充分対応しています
ヒーターの位置も下側だけでなく、中層部にも設置しています
本当は、メリーゴーランド方式の熱風炉にしたかったのですが、予算と技術の問題で取りやめたのです
他社は、熱処理用の油を熱し、浸け込んで戻し処理をするのですが、何せ我社は広島市内の中止部近く
油の匂いと、その後処理で使う除去剤の匂い+汚水処理
近所迷惑で、作業が出来なくなります
田舎に引っ越す手もありますが、今度は人材が問題となります
職人の要らない仕事なら良いのですが、熱処理技術の継承は難しいのです
しかし、明日からの中国路行商前に完成し、助かりました