○(中津の近代化遺産のお散歩・その2)
中津城の水門跡の近くにある、有名な銭湯の汐湯さんです。
[「中津 海水湯」の碑があり、由緒ありそうな木造建築が続く。お座敷は割烹で、銭湯と休憩室がある。
三階建ての部分が大正時代頃、手前の銭湯のところは昭和30年代頃らしい。今日びの小奇麗なレトロ風なんちゃって建築では全くなく、脱衣所にせよ浴室にせよリアルに昭和の意匠がそのまま残っていてかつ現役だ。本物の歴史的建造物を心身ともに体感するために、ここは入ってみよう!ということでお風呂をいただく。汐湯は、井戸水を沸かした浴槽と、海水を沸かした浴槽があり、あたりはやわらかく、どちらも非常にあったまる。汗を拭きつつ、くつろいでしまったですじゃ。
休憩室からは川岸の土手が見えて、涼んだりできるという。
ここはすごくほっとする。ゆったりと時間が流れ、何か、子供の頃の夢を見ているような不思議な心地になる。こんな九州の端までやってきて、まさかこのような気分になるとは…
昔来たことがあるような(いや初めてでそんなはずはないのだけれど)、そして再びここに戻ってきそうな予感もするのだ。
落ち着いて休んでから退出。「フゥ。」湯上がりほかほかキイロイトリです。
本日のBGM:
I Sleep On My Heart / Level 42 (「Turn It On」)
これも往時に聴き倒したレベル42。声よし節よしベースよしのMark King先生。とにかく80年代というと、圧倒的に間口が広いことは確かだ。(20140502)