○(臼杵の近代化遺産&建築つづき・その2)
蔵や軒が続き、江戸・明治・大正・昭和・平成が連続しているような商店街。
個人的には遊園地のアトラクションには全く興味を感じず、行きたいと思ったことが全然ない性格なのだが、その分こういう空間を歩いている方がずっと楽しい。一昨年はならまちにも行ったもんね。昭和後期のアーケードをとりはらってあえてこういう風にしているところも、最近日本の各地に出来ているらしいし。



八町大路、本町商店街付近。思ったより広い区域がこの調子で続いている。しかも城下町の中だから、路地が狭く、本当にくねくねしていて迷路のようだ(笑)


鑰屋可児醤油(カニ醤油合資会社)本社[明治10年(1877)頃、登録有形文化財]。稲葉様の家臣で臼杵にやってきて以来の醸造業、との話によると、創業慶長5年(1600)(!?)だとか。関ヶ原以来の「九州最古のブランド」400年ちょっとの長さの中で考えたら、この店舗はまだ「新しい方の建物」(><)なわけである。鑰屋が屋号で代々、可児傳右衛門さんという。
そんな文化財の店内は、うすき味噌・カニ醤油の直売所と、この歴史的建築の雰囲気を利用した(冬暖かく夏涼しそうな)「カフェ かぎや」になっていて、お昼どきでもあり、展示物を見学しながら、軽い食事をとったり、くつろいだりする人たちも多い。



そんな九州最古の老舗ながら、特製の「卵かけご飯醤油」のディスプレイにはかわいい「ひよこ」なマスコットが集められ各種ひしめきあっており、キイロイトリ(??)らしきものまで混ざってちゃっかり鎮座ましますカオス(笑)


ちょっと気温も上がってきたし、うちのキイロイトリも名物「みそソフトクリーム」をいただく。バニラの上のみそ味トッピングがカラメルソースみたいで甘い、風情ある一品だ「♪」
※これをいただいていた時、偶然店内で流れていたBGM(有線か何かは不明):
The Glory of Love / Peter Cetera
ハイカラなのか古いのかよくわかんなくなってきたwけど、何か良いわこのセンスww

面白かったので、卵かけご飯醤油を一つおみやげにした。朝ごはんでいただく。なかなか甘口でだしの味がきいてる。(※キイロイトリ「ホントハ ヒヨコジャナイヨ」)(20140506)