pacific0035'写真BBS

文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

「(女性)見ぬふりできぬ」「(学者)治療中心の領域に、社会参加を選ぶは画期的」 ひきこもりゼロを実現=秋田・藤里250222nhkG

2025年02月24日 08時35分06秒 | 季節
 「(女性)見ぬふりできぬ」「(学者)治療中心の領域に、社会参加を選ぶは画期的」 ひきこもりゼロを実現=秋田・藤里250222nhkG

 男性職員なら見過ごしたかも。福祉担当の女性は考えた。「知ったからには、見ぬふりはできない」。
 青年男&人に優しいが売りの女性が加わり、専門家は「治療中心の領域に、社会参加に道を拓いたのは画期的」。
 「支援を検討していたとき、すでに実践の先行例があった、非常に勇気をもらった」。当時、担当の総理府職員は回顧した。

 生活困窮者自立支援法。初めて「引きこもり」を盛り込んだ法律が公布され、施行されたのだ。
 人口4000人の公共団体。社会福祉事務所の女性職員は、町民のなかに引きこもり者を抱え、頭かかえる家庭のあることを知る。
 「知ったからには・・・・・」。秋田県藤里町の女性。協力者を見つけ、諸資料から実態を調べてみて、知った。「113人も居る」。

 面接し、「どこに行くと良いのだ」。帰ってくる答えに「家から<出たくない>のではなく<行き場>がないのだ」。
 引きこもる要因。それはいろいろ、あった。リストラもあれば、家庭の不和、メンタルヘルス。
 仕事を探すも、あいついで不採用。

 一に共同作業所「こみっと」。開所式に振る舞う<そば打ち>に取り組みも持続せず。
 二に資格取得の講習に、粘り強く参加を求めて、新たな<生きる手段>の豊富化。
 三に「簡単なアルバイトのできる<中間的就労の場づくり>や、<商店街復活の試み>、<地域とのつながりの回復>を図る。

 識者のコメント。「「治療中心の領域に、社会参加に道を拓いたのは画期的」。
 もちろん、男性管理職の壁もあった、「(女性職員が力をそそぐ施策は)本協議会の当面する課題ではない」
 「引きこもり(治療&家族の問題で)職務として期待されるとは<頭が回らなかった>」。

 担当の女性職員。
 「自身は職場で冷静に上司と向き合ったつもりで居たが」「同僚に聴くと、激しく言葉を返していたそうです」。
 自身も三男が<ひきこもり>に陥り、「とてもとても、家族間のみでは解決できぬ」「地域の支援が不可欠」。
 
 恐らく男性では、具体化しなかったかも。育てる、支える、知ったからには、見ぬふりできぬ。
 平成10年に秋田県藤里町で着手。法制化はその後、15年。施行されたのは17年後になっていた。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする