パッキーの多言語日記(ヒッポファミリークラブ板橋)

多言語活動、ヒッポファミリークラブで体験する面白い話や、小ネタをきままにつづっています。

折り紙交流

2012年05月06日 | ヒッポファミリークラブ

ボンジュー  受け入れしていたフランスの高校生 シモンが帰国、

怒涛のような一週間でしたが、

一つ うれしいエピソードがありました。

 

折り紙が大好きな17歳のシモンは、我家に来るなり

ずっと折り紙を折っていました。

本当に好きなようで、カメ、つる、犬、孔雀、カエルなどいろんなものを

その場で折っては皆に配っているので、すぐに子供たちの人気者になりました。

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ところで、我家ではチャリで10分ほどのところに私の両親が住んでいます。

高齢なので、定期的に様子を見に行っているのですが、ある日シモンのことを話したら、

折り紙好きの母親がシモンにあげてと

日本のお土産として、数点の折り紙の作品を預かってきました。

 

帰宅してそれを見たシモン。 すっかりその折り紙にくぎずけで、どうやって折っているのか

研究を始めました。でも、ボンドでくっついて解体できず・・・・

そこで、ひらめいたのが、母親訪問でした。

突然の突撃訪問でしたが、

あまり、前から言うと、部屋をかたずけ、着替えて、お茶を用意なんてなるので、

それこそあと10分で行くからということで、行ってきました。

もう私もヒッポ生活20年なので、ちょこちょこ高齢ではありますが、

このような場面に出くわしている、両親。

 

さっそく、折り紙で折る、くすだま の作り方を指南。

でも、すべて 日本語。 そこで、私がたまに英語に訳すのですが、

そんなことも意に介せず、ばりばり日本語で話しかける母親。

そして、ことばがわからないとか、全く気にせず黙々と折り紙を研究し続けるシモン。

二人の呼吸はなんだか、ぴったりで、私など入る余地なし。

 

その傍らで、ノルマンディー上陸作戦は知っているか?

あの時はレジスタンスが・・・・・・

と、一方的に質問する父親。

ほんの短い時間ですが、

思いがけない交流ができて、両親もかわいかったーーと喜んでいました。