ボンジュー 受け入れしていたフランスの高校生 シモンが帰国、
怒涛のような一週間でしたが、
一つ うれしいエピソードがありました。
折り紙が大好きな17歳のシモンは、我家に来るなり
ずっと折り紙を折っていました。
本当に好きなようで、カメ、つる、犬、孔雀、カエルなどいろんなものを
その場で折っては皆に配っているので、すぐに子供たちの人気者になりました。
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ところで、我家ではチャリで10分ほどのところに私の両親が住んでいます。
高齢なので、定期的に様子を見に行っているのですが、ある日シモンのことを話したら、
折り紙好きの母親がシモンにあげてと
日本のお土産として、数点の折り紙の作品を預かってきました。
帰宅してそれを見たシモン。 すっかりその折り紙にくぎずけで、どうやって折っているのか
研究を始めました。でも、ボンドでくっついて解体できず・・・・
そこで、ひらめいたのが、母親訪問でした。
突然の突撃訪問でしたが、
あまり、前から言うと、部屋をかたずけ、着替えて、お茶を用意なんてなるので、
それこそあと10分で行くからということで、行ってきました。
もう私もヒッポ生活20年なので、ちょこちょこ高齢ではありますが、
このような場面に出くわしている、両親。
さっそく、折り紙で折る、くすだま の作り方を指南。
でも、すべて 日本語。 そこで、私がたまに英語に訳すのですが、
そんなことも意に介せず、ばりばり日本語で話しかける母親。
そして、ことばがわからないとか、全く気にせず黙々と折り紙を研究し続けるシモン。
二人の呼吸はなんだか、ぴったりで、私など入る余地なし。
その傍らで、ノルマンディー上陸作戦は知っているか?
あの時はレジスタンスが・・・・・・
と、一方的に質問する父親。
ほんの短い時間ですが、
思いがけない交流ができて、両親もかわいかったーーと喜んでいました。