パッキーの多言語日記(ヒッポファミリークラブ板橋)

多言語活動、ヒッポファミリークラブで体験する面白い話や、小ネタをきままにつづっています。

時間の発見

2016年06月10日 | ヒッポファミリークラブ

今日は、「ことば」がどうやって話せるようになるのかという話の流れで

どうやって空間を感じていくのかっていう話。

 

って、難しいものじゃないんですが、

 

ヒッポの昼の集まりで、赤ちゃんがどうやって言葉が話せるようになるかを

事例を持ち寄りながら、話す場があります。

 

そこで、話される事はすっごく面白くて

集まるお母さん達は友達だったり、ヒッポに興味があったりと

横繋がりは特にないのですが、

同じ年齢の子供たちが同じ時期に申し合わせたように

同じ現象がおきています。

 

今回の話は、2歳すぎた頃

「昨日」 「明日」 「昔」 「あとで」 が わかってくるらしい

 

その年頃になると・・・・

お風呂に入る前に、オモチャで遊んでいた子が

お母さんに

「お風呂はいるわよ。オモチャ片づけて」

と言われても  

まだ 遊びたい

 

でも、「また明日ね」

この魔法の言葉で止めることができる時期が来る。

 

「今」 しかない時期から、「明日」があることがわかる

その頃になると 「昨日ねーー公園行ったねーー」と

過去のこともわかってくる。

 

リンゴやバナナなど目の前に物があると

これには名前があるとわかるけど、

空間的な感覚は目には見えないので一見難しそうですが、

2歳をすぎた子供たちは申し合わせたように、

うちも、それ言ってた、

うちも、 「昔」を使うようになったとのこと。

 

2歳の子の「昔」って、どれぐらい前って感じですが、

大枠で、時間の存在をわかってきているんだなって思います。

 

そんな事を話していたら、一人のお母さんが、こんな話をしてくれました。

 

夕方すっごくお腹がすいていて、

「お母さん、お腹すいたよーー 明日のご飯なにーーー?」

何故、今お腹すいてるのに、

何故、ここで明日を使うんだ???

思わず微笑んでしまいますが

こうやっていろいろ言ってみて、自然に子供たちは言葉が話せるようになるんですね。

こーゆー話を聞いていると

人間に備わっている力ってすごいなとつくづく思います