昨日のことですが、“介護のつどい”(1時間30分)に参加してきました。
家から近い場所だったので自転車で行きましたが、いったいどれくらいのひとが参加しているのだろう?と、少しドキドキしながら会議室をのぞいてみると、介護支援センターの職員の方の他にすでに何名かの参加者の方がイスに座ってみえました。
どこに座ろうか?と見回すと、地元のYさんがみえて、ちょうどお隣が空いていたのでそこに座ることにしました。
家から近いということもあって参加できたというYさん。
介護をしているとなかなか家を空けることが難しく、たとえ出られたとしても時間制限があります。
Yさんは3時間程度しか外出できないということでした。
そんな貴重な時間でもある“介護のつどい”では、前半は音楽療法士の先生から手先や体をほぐすことを教えてもらい、そのあとは歌をうたったり、ハンドベルなどを使ったりし、最後にはNHK番組でよく聴くことがある「花は咲く」の曲をみんなで歌いました。この歌は、聴いても歌っても癒されるというか泣けるというか…。
後半は、参加者が10名少しだったので、2グループに分かれてお茶を飲みながら介護の話などをそれぞれしました。
地元ということで同じコミュニティの方ばかりだったため、どこか親近感を持つことができて安心感がありました。
そして、音楽療法士の先生が一緒のグループに入ってくださり、介護経験9年されたという貴重な体験話を聞くことができました。
それぞれ介護されている状況や環境が違いますが、それでも同じ介護の悩みを共有できるかなという気がしましたし、先生も言われていたように介護を経験しているひとでないと、なかなか理解してもらえないことがあります。
そういう点でこういう“介護のつどい”があると、日ごろの不安や辛いことを介護経験者同士で少しでも話せる環境があるというのはいいことだと思いますし、もし同じような介護状況であれば、介護体験も類似してくるでしょうから、さらに深いところで共感できることが多くなるでしょう。
現に、わたしは母と同じ病気の方を介護している集まりに参加したときは、かなり助けられましたから。
今回の“介護のつどい”の後半に与えられた時間は45分程度。当然話足りなくなってくるのでサラッとした感じで終わってしまったのが少し残念でしたが、とにかくこのような集まりが近くであったというだけでも良かったということで。