きょうは月1回の母の診察日。
雨だと車への移動が大変なんで困るなと思ったいましたが、きょうは爽やかな天気なので病院へ行くこともほとんど苦になりません。
といっても、先日肩が抜けるような感覚があって、ほんのちょっと調子が悪いので母を抱きかかえるときに気をつけないと。
病院に行き、喉に痰がたまっている感じがあったのでまずは吸引です。向かう先は多目的トイレ。一番気兼ねなく吸引ができる場所です。
ちょうどお世話になっている訪問看護師さんと出会い嬉しかったのですが、母は目を閉じっぱなし。一生懸命声をかけてくださる看護師さんでしたが、瞼が重いのもあるでしょうし、夜に寝られていない感じもあったので眠いというのもあったかと。先日テレビで長寿の方の生活を紹介されていたとき十二分に睡眠時間をとられている(疲労回復?)とのことだったので、母も案外そんなこともあるかもしれません。
看護師さんの声は聞こえていたかと思うので、まぁよしということで。
吸引を済ませ待合室で待っていると、優しそうな若い女性がおばあさんとともに受診を待っている様子をみて微笑ましい感じがしたのですが、他のご家族の方が表れ少しずつ様子が変わっていきました。
病院にでかけると、家族関係のほんの一面があらわれることがあり、わたし自身いろいろと思うことや思い出すことがあります。
以前ですが、亡くなった父が糖尿病で透析をしなければならない状態になったとき、恥ずかしいことなのですが父子関係がよくない兄が周りの目も気にすることなく父に対して暴言を吐き、隣にいた妹のわたしとしてはその場から消えていなくなりたいと思うほどのショックな出来事がありました。
先生は当然ながら大変怒り狂っていましたが、年配の看護師さんは事情をなんとなく察してくださったのか気を使ってくれたのを覚えています。
わたしにとって父も兄もそれぞれ実直真面目ないい人間だと思うのですが、父子関係としては最悪でした。
父の兄に対しての期待、そして人生の選択においての失敗を父のせいにしてしまう兄の勘違い(と思う)。
とりかえしできないことだっただけに残念だったな、、と思うふたりの関係です。
きょう待合室での出来事も、我が家程では全然ないけれども、きっとその家族の中でいろいろあるんだろうなぁと思いながら、自分自身のことを思い出してしまいました。
介護もそういったことでは、元気なときの家族関係が影響し辛い想いをしてみえる方もみえ、あらためて介護技術云々よりも形のないこころの方が難しいことだと思いました。