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風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

谷根千めぐり

2007-02-24 23:08:14 | お出かけ・旅行記
昨日はメンタルクリニック検診の日。
ダンナがこの日にあわせて有給休暇をとってくれて、一緒に診察室まできてくれた。

新たに抗うつ剤と眠剤が増える。


その後ダンナは気分転換にと上野の東京都美術館で開かれているオルセー美術館展につれていってくれた。ラッキーな事に会社で招待券を2枚いただけたのだ。
雨降りだったし、金曜日だったからそんなに人もいないだろうと思っていたのに、結構な人出で、絵もなかなか見られない。これが土日だったらどんなことになってるのだろう。

この日はオルセー美術館展の他に楽しみがあったのだ。
上野から歩いての谷中、根津、千駄木の下町めぐり。
この地域は頭文字を取って谷根千(やねせん)と呼ばれる。昔ながらの木造家屋が残っていてちょっとノスタルジックな風景。江戸時代からの神社や明治、大正、昭和時代などの木造家屋があったりする。表札に苗字がいくつもあったから昔からの下宿屋だと思われる家もあった。

私が特に好きなのは谷中でよく行く場所だ。良く猫ちゃんを見かける猫の街。日暮里駅近くには夕焼けだんだんという階段があって野良猫ちゃんたちがたくさんいるのである。谷中銀座は昭和を思い出させるような商店街。

昨日は上野から歩いたのでいつもの反対方面の谷中へ。
上野池之端と谷中の境目くらいにある「EXPO」というお店にいってみた。
ここはダンナが行きたがっていたお店。大阪万博のグッズを初め昭和40年代の雑貨がところ狭しとおいてあって懐かしい。

今回私が一番行きたかったのは谷中の三浦坂の途中にある「可憐堂ねんねこや」。
猫好きが集まる猫グッズがあって有名らしい。この辺は古い坂道や石塀の小道があったりしてなんとなく向田邦子の世界。

三浦坂の途中で猫注意の標識が見えたらそこが「ねんねこや」である。
でも2月は猫的生活に合わせるため休業中だった。(泣)
でも、ねんねこやで飼っているらしい片目の猫ちゃんがあいさつにでてきてくれた。「また来てくれニャ」といっているように私達の周りをぐるぐるしていった。

しばらく歩いて千駄木方面へ。森鴎外が好きだったという老舗「菊見せんべい)でおせんべいを買い、近くの珈琲店「乱歩」で休憩。「乱歩」はマスターが江戸川乱歩の大ファンであるらしい。お店は雑貨が雑然と置いてあり、ジャズがながれ、看板猫のリョウちゃんがいる。小説の舞台にもなったところとか。

ダンナと手をつないでの散策は楽しかったし心がとても暖かかった。
暖かくなったら、今度こそ「ねんねこや」へ行ってみようとダンナが言ってくれた。



礼拝でられなかった

2007-02-19 23:04:15 | Weblog
やる気が出ないのは家事も同じ。特に朝は。。。。
昨日は多分甘えがあったのかもね・・・。

日曜日はいつも教会の礼拝につどう。
ダンナに起こされる。
「具合悪いんだったら自分で用意していくからいいよ。」といってくれる。
でも礼拝は休みたくない。ので、がんばって起きる。

洗う食器が山のようになっている。
食器を洗いながら、だんだんいらいらしてきてしまった。
ダンナは「自分で用意するよといいながら手伝ってもくれないじゃない、口だけじゃない」と・・・。

そこで切れてしまったのだ。
「なんで私ばかりがこんなことしなきゃならないのよ!」
そうしたらダンナもきれた。
「そんな風になるんだったら、寝てろー!」とものすごい大声でどなられた。

そんなにどなられるとおもってなかったのでショック。
しようもなく涙があふれて、全部ほったらかしてふとんにもぐりこんだ。

子どもの前で涙なんかみせるもんじゃないね・・。
「どうしたの、お母さん、具合悪いの?」と2人とも心配しまくりだった。次男は「僕は残ってお母さんの看病する」という。熱も何にもないのに。。。子ども達に大丈夫だから教会行っておいでと送り出す。私も行きたかったけど涙がとまらなくて愛想笑いもできそうもない。結局行かなかった。

長男は教会のみんなに「お母さんのために祈ってください」と牧師先生はじめいろんな人に言っていたらしい。

私はその後彼らが帰ってくるまで眠ってしまっていた。
「お母さん、大丈夫?」という子ども達の優しさに自分のおろかさを反省。。。

もちろんダンナとは仲直りしました。
ワガママ言ってごめんなさい。。。






愛の使徒の日に思ったこと

2007-02-15 00:40:05 | キリスト教(行事、他)
この頃、何にもする気がおこらない。

きょうは眠ってばかり。
夕方、変な夢で二度ほどうなされておきた。

夢の中で早く起きなくちゃと夢からさめてなんか苦しくなっている夢。変にリアルな二重の夢。こういう夢は疲れる。

長男が「ママ、頭おかしくなったんじゃないの?」と本気で心配していた。

起きたところで身体がだるくてしようがない。
まったく何もする気がない。めまいがする。








そういえば今日はバレンタインデーだった。
夕方買い物に行った時はバレンタインコーナーのチョコがほとんどなくなっていたっけ。

一年前のブログにも書いたが聖バレンタインは愛の使徒と呼ばれる。
町々を訪ねては悲しんでいる人々に、毎日1人ずつに聖書の愛の言葉を書き送る奉仕を生涯続けたという伝説からそうよばれるらしい。

聖書の中で言われる愛というと見返りを求めない愛だ。男と女の愛とは違う。もっと大きな愛。

最近のニュースでそんな事を思わせる事件があった。
線路の中に入った女性を助けようとして電車にはねられ先日亡くなったおまわりさん。私達が普段使っている路線なのでなんだか余計やるせない思いがした。

あのニュースが流れるたびに聖書の言葉がおもいだされる。

人がその友のために命を捨てるという、これよりも大きな愛は誰も持っていません。(ヨハネの福音書15章13節)

この箇所はキリストが愛ゆえに私達の罪のために十字架にかかられたことをいっている。

愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。なぜなら恐れには刑罰が伴っているからです。恐れるものの愛は、全きものとなっていないのです。(ヨハネの手紙第一、4章18節)


人のために命を投げ出したあのおまわりさんの行為は尊い。
救いたい一心で恐れは感じなかったかもしれない。救われた女性、命を大切に生きてほしい。

私もキリストにすくわれた身。何もできなくてもこうして日々生かされていることを素直に感謝したいと思った。

うつだった。

2007-02-02 21:46:31 | Weblog
今日はメンタルクリニックの日。

最近のあせり、不安のこと、以前からパニック障害の薬の副作用について聞きたいことがあったので話してみた。

とにかく午前中はエンジンがかからない状態であることを話すと先生は
「ああ、それはね、薬の副作用というより、うつの症状なんですよ。パニック障害の人の多くの人はうつも併発しているんです。今うつの状態なんですよ。」

はじめはただの疲れかと思っていた。
だから早く寝て睡眠をたくさんとったら眠気もだるさもなくなると思っていた。だから、それがなくならないのは薬の副作用かと思っていたのだが・・。

朝、調子が悪く夕方から調子がよくなる典型的な症状だったらしい。朝のリズムが狂っているのは仕方がないとして不安については薬をだしてもらった。

知人でうつ病で朝起きられないといっていたひとがいた。私はそんなものなのかとまるで他人事だったが彼女の事が今は良く理解できる。

その人と同じ状態にならないと本当にその人のつらさを理解する事はできないね。
だから、これもまた益かな。。。