風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

母の召天記念日

2016-10-26 12:26:45 | Weblog
今日は母の召天記念日でした。
早いもので2年経ちました。

就活中の次男と一緒にお墓まいり。掃除をして母の好きだった百合の花を飾り、神様に母をよろしくお願いしますと祈りを捧げてきました。
帰りに思い立って近くにある歴史資料館を見学。




古い家屋がそのまま保存されています。群馬にある母の実家は間取りがよく似ているので中に入ると何か懐かしい気持ちがします。

生前、母を連れて行きたかったのですが体調が悪かったりでとうとう叶いませんでした。土間や囲炉裏、きっと懐かしがったんじゃないかしら。

カニングハム先生講演会2016

2016-10-21 12:23:54 | Weblog
昨日は練馬で茜の会主催のカニングハム久子先生講演会に行ってまいりました。講演会内容を記しますので少し長くなります。
講演の題は「スマホ依存による弊害を食い止めよう」。先生にはアメリカ在住の時から長男のセラピーでお世話になっています。その頃はスマホがまだ世の中にありませんでしたが、勉強会ではテレビやパソコン、ゲーム機などの電子機器が脳に及ぼす悪影響が話されていました。それからとても便利なスマホの登場。便利なだけではないようです。
今日の話の要約です。
*スマホ依存がもたらす2つの悪影響について
1.スマホでコンテンツを読むときは浅い読み方になる。
本などはじっくりと読む過程でその内容から取得した新しい知識が、読み手の個人的な知識と経験と融合され、新たな洞察を生み出す。しかしスマホでは無意識に短時間に読んで内容を認知するが特に記憶に残すことがない。
2.スマホ上でのマルチタスクは、人間の集中力を大きく低下させる。スマホ使用者ウェブサイト、ブログ、FaceBook、ツイッター等をつぎつぎ見ていて、一つの情報に集中することがない。
*その他の悪影響
パソコンのネット依存も同様な影響を与えて いることが判明。大人にも子供にも危惧すべき脳内の異常変化が検診されている。文春新書出版の「インターネット・ゲーム依存症〜ネトゲからスマホまで」岡田尊著によるとMRIを応用してネット依存症の若者の脳を分析したところ、大脳皮質で神経ネットワーク統合性の低下が認められた。このような状態はコカイン、大麻、覚醒剤、ヘロイン中毒者の脳にみとめられる。
最近ではスマホゲームが手軽にできるため依存の入り口になっている。特に授乳しながらスマホに見入っている母親が多く、乳幼児の情緒や言葉の発達に必要な母親の眼差し、優しい声かけが見られなくなっている。また、2、3歳の幼児がスマホで遊んでいることも脳の発達に異変を起こさせる可能性が危惧されている。4、5歳まではバーチャルと現実の分別ができない状態なのでゲームにのめり込むことは現実社会に向き合わなければならない年齢に達した時、ゲームの様に思いどうりにならないことキレやすくなる。感情の抑制、考える力、言語使用、情報のフィルター役である前頭前野の発達がゲームで阻害されてしまったからである。その結果、無気力、無関心、受動的という兆候が見られる様になる。
ネット依存症の弊害については相反する調査結果が出ているが心身上のトラブルは明らかにネットゲームの長時間ののめり込みによるケースが増加中。
特に学齢児たちの「のめり込み」は、人生の基礎作りの時期に取り返しのつかない深刻な状況を呈している。ネットケーム中の脳は急激なドーパミン増加とともに快感も増加するが、止めるとドーパミンが急減するのでまたすぐゲームを始めるという悪循環な行動に陥る。また、スマホ使用時間が長ければ長いほど正答率が下がる。
これはネット使用中に脳に何らかの異常事態が起きていると見受けられる。過程だが前頭前野の機能が阻害されているー記憶力の低下や記憶したことの抹消などー。
これに加えてマウスの実験により電子機器の電磁波が癌発症のリスクを高めることにもふれた。
発育期に長時間ゲームをする習慣がつくことは目に長時間ブルーライトを当てることと同じ様な状態、近視だけでなく、白内障、緑内障、網膜剥離、黄班変性のリスクが高まる。
スマホを使用する場合は時間やフィルタリングなど抑制が必要。(3DS親子18の約束など参考)
その他症例、ネット依存の子供達の特徴。ネット依存チェックリスト、ネット依存関連調査などetc.


こうして年に一度先生にお会いし、勉強できるのはとても嬉しいこと。講演会後、お忙しい先生なのでお話する時間はあまりありませんでしたが。頬にキスしてハグして下さいました。うれしかったなぁ。
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