風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

仰げば尊し

2012-03-10 21:12:37 | 次男の事
今日は次男の高校の卒業式だった。

早かったなぁ。。。3年間。。。でも、もう18歳、来月からは大学生だなんて!

朝、次男の制服にアイロンをかけながらしみじみ考えてしまった。この制服にボタンつけるのも、アイロンかけるのも今日で終わりかぁ。
もうお弁当もつくらないんだなぁ。。。

次男はとても慎重な子。ものすごく真面目で、おとなしくて、優しい子。繊細なところもある。高校に入る時もともに入学する仲のいい友達がいなかったし、みんなでワイワイできるタイプの子ではないのでこれからうまく友達ができるか心配だった。

でも3人の友達ができた。ともに同じ陶芸部、休日にはお互いの家に遊びに行くようになって、ほっとした。

私としては高校はキリスト教の教えが基になっている学校だったらいいなとひそかに思っていた。でもそれは親の勝手な希望とあきらめていたのだ。でもその高校の入学式に行ったら学校の便りと小冊子に校長先生の談話が載っており、聖書の御言葉がところどころに載っていてびっくりしてしまった。キリスト教の愛と奉仕の精神を大事にしているとか。初代校長はクリスチャンだったのだ。

その小冊子の談話にはこんな御言葉がのっていた。

「----あなた方は神にも仕え、また富にも使えるということはできません。だから、私はあなた方に言います。自分のいのちのことで、何を食べようか、何を飲もうかと心配したり、また、からだのことで、何を着ようかと心配したりしてはいけません。---だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」
(マタイの福音書6章24節~33節から)

「愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです。」
(ヨハネの手紙第一4章11節)

クリスマスにはクリスマス礼拝もする学校だった。

だから何となく安心したのだった。

クラスでは一番身だしなみが良い生徒だと先生にいわれたらしい。
卒業式では仰げば尊しを歌った。私の好きな歌。この歌の歌詞は文語調なので難しく最近では卒業式で歌うところが少ないそうだ。(事実、私が高校、専門学校の卒業式では金八先生の「贈る言葉」だったもの。)

この仰げば尊しの歌詞の原文の訳は本当はこんな内容なんだそうだ。余談だけど・・・・

「私たちは今日別れ、まためぐり逢う、きっと、神が私たちをその御下へ招く時に。
そしてこの部屋から私たちは歩み出て、自らの足で一人さまよう。
幼年期から今日までを共にした友は、生き続けるだろう、過去の中で。
しかし、光と愛の御国で、最後には皆と再会できるだろう。」

寒い体育館のなか、卒業式で名前を呼ばれすっくと立つ次男を見て、結構なんだか頼もしいと思った。
4月から、蒲田の大学でデザインを勉強する。どんな未来が待ってるんだろうね。
ママはこれからも君の行く末を神様に祈るよ。祝福があるように、導きがあるように。

卒業おめでとう!!!