風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

講演会「就労へ向けて、今どんな力を育てたらよいか~年齢や発達障害の特性に応じて~」に行ってきました。

2012-09-24 14:52:14 | 発達障害・アスペルガー症候群
就労がうまくいかない長男を気にかけてくださったアメリカの恩師から障害者就労に関しての講演会があると聞いて早速行ってみた。

主催は「中瀬ひがした親の会」。講師は医療法人弘徳会愛光病院・顧問であり、臨床児童精神医学研究所・所長の山晃資氏。

テーマは「就労へ向けて、今どんな力を育てたらよいか~年齢や発達障害の特性に応じて~」

講演会は中瀬ひがした親の会の経緯、NHKの番組でも紹介された「中瀬学級」の様子、番組の一部を見たりして始まった。
私はこの番組を見ていなかったが、中瀬学級の取り組みは素晴らしい。子どもの特性に応じてルールを教えるところ、家と学校と中瀬学級の連携で連絡ノートがうまく活用されていること、子ども達はよけいな叱責を受けず、困っている部分をどうしたらいいか1つ1つ具体的に教えてもらえるので安心して勉強できるし、自尊心を保つができるからだ。中瀬学級で長年、子供たちを指導してきた月森久江さんのお話もあった。

さて講演会のお話。
山崎先生は最近、大学の講義などで学生達に発達障害のある学生がふえはじめているのではないかと感じているという。
そのような学生の学生生活の中での支援の必要、また発達障碍児が大人になってから20~40歳ごろに被害的、攻撃的になる事例、就労に関する課題・相談、職場で問題になりやすいことなど必要な事柄でいっぱいの講演だった。

特に20歳~40歳にかけての事例は攻撃的ではないにしろ長男にもあてはまるところが多い。

そして、
「就労支援が必要なケースの特徴」

1・対人関係の歪み、未形成(強い被害的意識による拒否的・攻撃的言動の多発、自分本位と受け取られやすい態度、過緊張、周囲からの孤立)
2・極端に低い自己評価、ゆがんだ自己理解
3・昼夜逆転による生活リズムの乱れ
4・基本的動作の未収得(社会に出たときにどういう態度をとらなくてはならないか)
5・就労意欲の希薄、就労イメージの未形成


「職場で問題になりやすいこと」

1.作業指示を取り違える
2.正確に適切に仕事ができない。
3.一方的に誤解して被害的に受け取ってしまう。
4.不安やストレスをうまく表現できず、体調不良となる
5.ミスの報告や困ったときの支援依頼ができない
6.しつこく確認したり、紋切型の言い方で不快感をあたえてしまう

最近の雇用側の状況を見ていると(これは長男の障碍者雇用の経緯を通してだけの感想だけど)、単なる労働力としてで、障害者の特性を生かそうとしているとはとても思えない、だから障害をオープンにして就職するよりクローズしていたほうが就労しやすいのではないか?うまくいくのではないか?少し、そんな考えが頭をよぎったのだけど、これを見る限り、長男は就労支援が必要だと再認識。

過緊張で食事ができないときもあるし…生活リズムは乱れている…一般常識がいまだにわからないときがある、それに就労のイメージがないのも同じ。1つ1つ教えていくしかない。もしクローズで就労できたとしても上記のように職場で問題になることがあるかもしれない。

また、「資料には自閉症スペクトラムの人々の生活の困難さ」が挙げられていた。

1.状況判断ができにくいために臨機応変な対応が困難
2.コミュニケーションにかかわる困難性がある
3.対人状況および集団状況への適応困難
4.言語・知的レベルに比べて作業実行能力が低く、手先が不器用
5.独特な言動のためにいじめられたり、からかわれたりすることが多くなる
6.困ったときに他社に助けを求めることができない
7.他者の話の意味が分からず、自分もうまく話せない(話すタイミングや伝え方がわからない)
8.結果として周囲から孤立し、被害的意識が強まってくる

そして、こういった社会的困難さを持つ人々への就労支援はソーシャル・スキル・コミュニケーション技能訓練が最優先されるべきであるということだった。資料はklin&volkmar(2000)から

1.会話における習慣的なルールを知ること
2.社会的手がかりを正しく(読み取る)こと
3.会話における自己モニターをすること

また、コミュニケーション技能訓練で身に着けさせるべきポイントとして

1.話題の扱い方(相手が切り出した話題を発展させ、話題を切り替える、適切に話題を終わらせる等)
2.社会的相互作用における柔軟性(言語的・非言語的手段によるやり取り、交渉、説得・議論・不賛成などの表現の仕方を知る)
3.非言語的な社会的手がかりへの気づき(注視、仕草、声、姿勢に注意し、その意味を理解する)
4.ある状況で社会的に期待されることを正しく認識する(その状況にふさわしい行動をとる)
5.心理状態を表す言葉を正しく操作する(相手について柔軟に考えたり、臨機応変に話す)

以上が資料にあげられていた。(これは難しい~。)

また、山崎氏は安易な診断を下す臨床家に対しても臨床に対する畏れがない、乳幼児期の発達歴を軽視している、場面を変えた行動観察を繰り返さない、保育園/幼稚園/学校からの情報を得ようとしない、操作的診断基準・DSMー4,ISD-10などに頼りすぎている、保護者の気持ちをくみ取らない、など警鐘をならした。


そして、就労支援から見えるものとして、

1.就労支援は、就職(活動)という社会との接点に立たされた時に初めて問題にされるが、学校教育の段階から継続的におこなわれているべきである。
2.周囲の人々が障害特性をよく理解し、ごく普通の何気ない話し言葉の中に彼もしくは彼女を傷つけるものが潜んでいることを知るべきである。

本当に身につまされる言葉だ。長男は幸運にもアメリカの現地校で、帰国してからのフリースクールで中瀬学級のような色々な教育支援をうけることができたが、いざ就職となった時そこにはもう「わく」がないのでどうしたらいいかわからなくなってしまっていた。

初めは見守っていたが就労のイメージがないのでいつまでも就職活動をしない。「求人票を見て、説明会に行くのよ、面接を受けて云々」、必要と思われる事柄を教えてきたつもりだったがそれでも就労はうまくいかなかった。そこで彼は障碍者就労支援を受けて仕事を紹介してもらってトライしているところなのだ。

SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)はしていたが、彼の得意とする好きな分野を生かすことばかり考えて、就労・自立というゴールに向けての準備が怠っていたのではないかと少し反省している。だから学校教育の段階から継続的に行われるべきということは本当にその通りだと思う。それも学校教育の早い段階で。

そして、周囲の人が障害の特性をよく理解していることは何より当人にとって支えになる。アメリカでも、日本でも周囲の方々には親子ともども支えていただいた。障碍者就労を考えている企業の方々にも「障害の特性」を理解してほしい、早急に「できる・できない」の判断をくださないでほしい、彼らの抱える困難さをわかってほしいと切に思う。彼らを理解しなければ仕事のマッチングもできないからだ。


これはおまけの話。

この講演会の主催者である「中瀬ひがした親の会」の代表者の方は、なんと、8年前長男がお世話になった成育医療センター、また白百合学園大学でのSSTクラスで一緒だったY君のお母様だったのだ!

8年もたって再会できたなんて!うれしかった~!

本当にあらゆる意味で行ってよかったと思えた講演会だった。

母親だからね・・・・腹立たしくて、悔しくて

2012-08-05 14:58:07 | 発達障害・アスペルガー症候群
書かずにいられないな・・・・・・。

先日、地域の障碍者就労支援員の方からを受けてある会社を紹介された。産業廃棄物のリサイクルを主にしている会社だが、環境にも力を入れているということで会社の敷地内に東京ドーム4つ分くらいはいる緑地公園をもっている。そして2回の面接を経て1か月の契約社員として採用が決まったところだった。

本人も望んでいた環境の仕事ということでそれはそれは張り切っていたのだ。緑地公園内の果樹園の管理ということで入社第一日目が終わって帰ってくると果樹園の中にある桃の木になぜ実がならないかということをしきりに調べていたり、休日にはわざわざ造園会社につとめている遠方の友達に剪定の仕方まで聞きに行くほどだったのだ。パソコンも使用許可が出て、エクセルをつかって報告することがあるとかで夜中まで頑張って表を作っていたりしていたのだ。

しかし、どういうわけか、2週間たったところで解雇されてしまった。


担当の支援員の方にどういうことなのか説明を求めるとどうにも納得のいかない解雇の理由があがってきた。

ほとんどの仕事はこの炎天下の中、手作業による草むしりだったらしい。草むしり最初から言われていたことだったが。

作業中、何もせずにボーっとしていたところを会長をはじめ複数の社員から報告があったというのだ。こんな炎天下の中での作業、頭が痛かったと本人は言う。それをさぼっていたととられたのか。

会社側が望むような仕事の進み具合ではなかった、指示通りに動かず効率が悪いやりかたをしていたことが試用期間1か月の契約にもかかわらず2週間の打ち切りになった理由だということだった。しかし、本人は何の指示もうけていないということ、ほかにも会社側が言っていることと本人が言っていることに食い違いがある。私には会社側が過剰に反応しているようにしか見えない。

本人は悔しかったのだろう。不当解雇についていろいろと調べたり電話を掛けたり。私もその日悔しくてなかなか寝られなかった。

それだけではないのだ。

会社は一般求人で社員を募集していたところだが、障碍者就労支援員から彼に障害があること、その特性が分かっているはずなのに様子を見に行きたいといった支援員を断ったのだそうだ。「一か月間は来なくていい」とのことだった。もともと長く雇うつもりはなかったのか?

彼を見ている支援側の人はいないのだから会社側に作業中何もしなかった云々と言われたらこちらは何も言えなくなる。それも会社側が急に決めて、支援員を呼び出していったのだから、本人は会社の担当者から聞いていないのだ。

私は母親だから、彼のいいところしか見ないけど、長男はずるをして仕事をさぼるようなことは今までしたことがない。

誤解されているのもいやだが、会社側は彼の特性を生かすことなんて鼻から考えていなかったのが悔しい。

自分の好きな仕事に就くのはなかなか一般の人でも難しいが、アスペルガー症候群の場合はきわだって得意なところがあるので彼らの特性と仕事がマッチすることが一番の重要なのだが、今回は本当にがっかりした。

自分の愛する子どもの心が傷つけられるのは一番つらい。だから私はずーっとひきづっていたんだけどね。


でも彼は、また一歩、歩みだした。生きづらさを抱えながら、気持ちを切り替えなくちゃねと言いながらハローワークに相談に行った。

神様、彼に祝福を!







障碍者就労、企業側は何をかんがえてるの?

2012-06-19 08:43:33 | 発達障害・アスペルガー症候群
息子の就労実習がだめになった・・・・。
いつも直前になってこうなる。なんで?!

しかも採用係の人と支援センターの人の面接だけ。息子と直接面接もしていないのに何がわかるのって感じ。「障碍」って言葉だけで彼そのものをみていない。

理由…「依然雇っていた障碍者の世話が大変で担当者がつかれているから」、「今やとっている障碍者の人だけでも大変で、とても2人は雇えない。それに公園の利用者とやり取りしなければならないから」、「ニーズが違うと思うから」。

なにそれ、今言うこと?障碍者雇用を会社側からも求めているからこういう話になったのに。最初からその話はしてなかったのか。実習前日にに用事が入リ後日連絡と言っておいて2週間もなしのつぶて。連絡もくれず、今までさんざん待たせたくせに。


支援者の人にせめて面接をしてもらえないか、書類ではなく本当の彼を知ってほしいと話した。その方も同じことは会社側に言ってくれたらしい。でも面接までできるのは限られているとか、ほとんどが書類選考なんだといっていた。それでこの結果?変な話、あんまりにも馬鹿にしてるじゃない。


障碍にはいろいろあるけど、本人と実際会わないで実習もなしに書類選考でなにがわかるの?



以前アメリカで日本人学校に編入するときに同じように断られたことがあった。今回と同じでまだ起こりもしないことをあれこれ心配しての判断だった。

そんなことも思い出し、いけないと思ったけど、悔しくて悔しくて電話の後思わず、息子の前で泣いてしまった。そしたら、「お母さん、ごめんなさい」だって。。。一番つらいのはあなたなのに・・・。お母さん泣いてごめんね。

カニングハム久子先生講演会2

2011-10-22 21:44:48 | 発達障害・アスペルガー症候群
今日は2回目のカニングハム久子先生の講演会にいってきました。品川インターシティホールでアットマークラーニング明蓬館高校主催の講演会でした。

テーマは「発達障害者の学習や生活記録は将来の進路を示す羅針盤~進路の選択に備えた一貫性のある指導をめざすには~」

今回はカニングハム先生の講演だけではなく保護者、学校、関係機関から5人の方々が一貫性のある指導に関しての取り組みについてそれぞれのお話をきくことができました。

保護者の立場からの取り組みにはとても共感する部分あり、参考になる部分あり、でとても興味深かったです。

例えば、指導、支援のカギは「信頼関係が築けるかどうか」「誰がどんなふうに支援するのか」
「毎年担任の先生へ子供の特性の情報が継承されてないので親はその都度、情報を提出しなければならない。」「どこで学んでもよい、どう学んでもよい」等。「ああ、そうそう」と、どの子供にも学び、育つ機会の保障というお話に何度もうなずきました。

その中で「マイ・ライフ・ブック:私の生活記録」というものを知りました。

マイ・ライフ・ブックとは本人の「個性」「思い」「生活史」を伝えることに重きを置いているそうです。実際作成されたマイライフブックを見てみましたが、これはなかなかいいと思いました。どんなことにその子供が興味をもっていて、どんなことを思っていて、どんなふうに生活しているのかがすぐわかります。支援者の方はきっと本人を理解をすることや良いつながりを作るための手かかりがみつかるんじゃないかな。

我が家も長男は成人になって障害者就労支援センターのお世話になっていますから、マイライフブックを応用すれば支援者の理解を早め、助けるのにとても役に立ちそうだとおもいました。

また川崎特区、明蓬館高校取り組み、スクールカウンセラーのお話も隣にいる長男と「いいなぁ、ここ」というほどスペシャルニーズをもつ子供には良い環境にめぐまれていました。

さてさて、本題のカニングハム久子先生の講演です。

「成人の発達障害と就業支援に向けて」というテーマでした。おお!今の長男にぴったりのテーマです。

お話は全国LD親の会の調査から学校というシェルターから社会に出ると独り立ちができないという現実が判明し、「教育から就労への移行実態調査」(パソコンで検索すると見ることができます。)で養護学校高等部、高等養護学校卒業者(障害者枠での就職)と普通教育環境卒業者(一般職で就職)では離職率は養護学校のほうが低いという結果からはじまりました。  

なぜなのか?養護学校高等部や高等養護学校では在学中のきめ細かい進路指導、在学中の職場実習などを通して「働くことのイメージ化ができているということがその理由ではないかということでした。だから就業する上で必要なスキルを学習させるカリキュラムが必要なのです。

働くことのイメージ化・・・・以前、発達心理の主治医の先生に同じことを言われました。「働くことのイメージがないからどうしたらいいのかわからないんだよ。」の言葉を思い出しましたよ。。。。


実際に資料には学校教育終了後の本人や家族の声が挙げられていましたが、長男の状況に本当によく似ていました。

先生のお話を聞きながらつくづく就労前に「働く」ための前提になるスキルがかけていたんだなあと思いました。就労体験、インターンシップもあった学校でしたが、就労に結びつくものではなかったってことなのでしょうか。

日本のニート人口の増加には発達障害が見落とされてきたものが多いと推理されているそうです。また、アメリカでは発達障害が見落とされたまま就職した成人が勤務先でトラブルを起こすことは、よく知られていてそのトラブルを作業障害(Occupational Disorder)と呼んでいるそうです。見落とされたまま就労した人が職場でのトラブルにより容易に鬱に陥ったり、酒、タバコ、ドラッグ、インターネット中毒、暴力事件、刃傷沙汰などを引き起こす傾向は日本でも問題になっている・・・・・本当ですね・・・テレビでそんなニュースを聞く旅に変な誤解されるんじゃないかとはらはらします。だからこそ適正な支援が必要なんですね。


成人の作業障害の症状でカニングハム先生が不注意傾向、記憶障害(複数の作業を順序良くこなすことが困難)について良いことを教えてくださいました。

いろいろな作業の中で何かを取りに行って忘れる、忘れないようにメモを取ったのに忘れるといった時には自分のこれからする行動をイメージ化させてからすると効果があるようです。私は不注意でのトラブルは数知れず…。実際周りの人に迷惑かけてしまうこともしばしばなのでこれは私にも長男にも有益な情報でした。イメージ化はなるほどとおもいましたが、これは優先順位をつけて手順を考えるということなので長男には困難なこと、やっぱりそこへんのことは私がステップを考えなければいけないみたいですね。

また、アメリカでの成人の作業障害の症状が紹介されていましたが、職場での仕事でのトラブル、人間関係に難しさがあるので鬱にかかったりするのはもともとあった発達障害に端を発していることが多いのだそうです。

治療に関しては心理教育と環境調整療法、認知行動療法、心理療法、自助グループへの参加、薬物療法などなど。

発達障害者の就労に関する考慮では、やっぱり特性に対しての仕事のマッチングがあげられてました。
得意な能力を生かし、職場では人間関係は不得手であることをあらかじめ理解してもらう。

(AD/HD & BODY 女性のAD/HDのすべて)(キャスリーン・ナデュー著、花風社)より、日本の職場でも適用の可能性のある対応策は次の通りです。

多動の場合:
身体の動きの多い仕事に就かせてもらう。
長時間のデスクワークの場合は、短い休憩時間を取ってその場を離れることを認めてもらう。

不注意傾向のある場合:(わたしのことだ・・・。
誰にも邪魔されない一人だけの時間と空間を一定時間もてるようにしてもらう。
集中力必要な仕事をするときは周りの音を遮断するために、耳栓、ヘッドホンの使用を認めてもらう。
人が少ない時間帯に働くフレックスタイムをみとめてもらう。

職場の人間関係がうまくいかなった場合。
無礼な振る舞いがあっても悪意がないことを理解してもらう。
管理職にはつけないようにしてもらう。

忘れっぽい場合:(私と長男だ・・・
複雑な仕事ほど忘れないので、そういう仕事につけないようにしてもらう。
忘れないように作業などを指示してくれる人をつけてもらう。
情報はメールのように記録に残るもので送ってもらう。


なるほど!どこまで支援側が対応策を受けてくれるかわかりませんが、これは分かりやすいですね。

盛りだくさんの講演会で、とても勉強になり、今日もきてよかったぁ~!!

今日は長男も参加できましたし、それに会場でレインボーおやじさんにも会えたんですもの。

良い一日でした。






カニングハム久子先生の講演会1

2011-10-21 00:08:24 | 発達障害・アスペルガー症候群
18日火曜日、光が丘区民センターでカニングハム久子先生による講演会に行ってきました。

久子先生はコミュニケーションセラピスト、アメリカにいた時、長男の療育でとてもお世話になった方なんです。
毎年、10月頃来日され、発達障害について、また、スペシャルニーズがある子供たちとのかかわりについて講演してくださっています。

今年の演題は「ことばの​遅れが気になる子~コミュニケーション力をどう育てるか」。

ちょっと身体がだるかったので行くのをやめようかなとも思いましたが、なんだかすごく気になって行かなくてなならない気がして、せっかく申し込みをしましたし、早く先生にお会いしたかったので行くことにしました。それに場所は地理的に今年行われるいくつかの講演会場の中では一番近かったのです。でも10時から開演だったのに、私は30分も遅れてしまいました。

大体の地図は頭の中に入れてあったんですが、私は方向音痴、駅から5分のところを1時間、さ迷い歩くなんていつもの事なのです。

なので、現地にお住まいの方に道を聞けば間違いない!と思って聞いたのが間違いのもとだった。。。
2人の人に聞いたら2人ともが全く違う方向を教えてくれました。。。どうも区民会館というのもあるらしくそちらと間違えられたようです。3人目の人に聞くと「反対です。駅のほうですよ。」と・・・・もうその時点で15分経過です。

その後私が持っていた上掛けが地面についてますよと親切にしてくださったおばさんがいたのでもう一度聞くとご親切に区民センターまで一緒に行ってくれたのでした。

このおばさんの親切に支えられながら感謝しつつやっと会場へ。

会場はたくさんの人がきていらっしゃいました。


私が会場に着いた時、ちょうど子供の言葉と知的発達の関係について説明されていました。大体こんな感じです。

*子供の脳は4,5歳くらいまでに大人の脳の90%まで追い付いてしまうが、なかでも前頭葉は誕生から3歳までに星人の90%のサイズに なる。その期間に情緒豊かな養育が施されないと、前頭前野と深く結び付いている「心の発達」が損なわれる。

* この時期の栄養のバランスの良い食事(野菜、果物、魚、米、パスタ、などの健康食品などが中心で加工食品や脂肪、糖質中心では  ない)は脳の最適な発達が期待できる。特に脳内伝達物質セロトニンが増えると情緒が安定するのでセロトニンを増やすためにトリ  プトファンを多く含んだ食物をとるように心掛ける。

反対に劣悪な生活環境とは不衛生、栄養不良、スキンシップや言葉かけの欠如、またテレビを子守代わりに使うと、言語発達阻害、視覚統合能力の欠如につながる。幼児期からテレビを長時間、見させるとADHD注意欠陥多動障害の症状を起こす。


特にTV画面の脈絡のない素早い切り替わりが、脳の配線の組み合わせに影響を与えていて、幼児の脳は入力されたものに反応するようになっているためのめりこみやすいのだそうだ。しかもバーチャルゲームなどは幼児に現実と非現実との境を見えなくさせる恐れがある。だから、現実の世界でぶつかるフラストレーションに耐えることができず、キレやすい。電子ゲームは脳幹(本能)を刺激しているだけのものが多い。殺人ゲームは人間の痛みに対する感覚が歪められる。

そして、言葉は発達させる効果的な関りかた、ミラーリング(子供がしていることを親がまねる)、セルフ・トーク(子供の行動を言語化)、パラレル・トーク(行動や気持ちを言ってあげる。)、リフレクション(子供が発した文章を正しく直す)、エクスパンション(言葉を発展的に広げる)


また、言葉の遅れが発達障害を示唆していることがある。(知的発達障害、自閉症、LD,ADHD,DYSLEXIA,広汎性発達障害、構音障害などがあるが、少しでも気になる場合は専門家にヘルプを求める。

こういったことをわかりやすい症例をだして説明してくださっていました。

特に、良く先生はこのように言われるます。「この子たちは何らかの使命をもって生まれてくるのだと私​は思います。」と。

多くの人々が生​まれ来る中で(障害のある)子供さん自身も先生自身もそう望んで​いないのにお互いの人生がクロスするということは何か意味がある​というのです。だから先生がセラピーに来られたお子さんを受け持つ時は初めに感謝し、「私には力がありません。どうか助けてくだ​さい。」という祈りをもってセラピーに臨むのだそうです。そのお​話に胸が熱くなりました。実際長男は先生から愛情のこもったセラ​ピーをうけて来ました。書字障害がある長男が苦手だった作文を書けるようになったのは先生のおかげなんです。

先生にあいさつに行くと笑顔で抱きしめてくださいました。長男の事も気にかけてくださってうれしい再会でした。

後で先生から2人の方を紹介されたのですが、話をしているうちに​なんだか意気投合し、ランチをご一緒させていただきました。お二​人とも私と同じクリスチャンだとしってびっくり、一人の方は同時​期にアメリカに滞在していて、同じカニングハム先生主催のSPE​ACの会の方だったことがわかり2度びっくり、私はウエストチェ​スター支部で彼女はロングアイランド支部の方だったのです。気が​つけば初めて会った方々なのにお店でなんと4時間もお話していま​した。


この日は本当に祝福された日となりました。休まないで行って良かった。
同じ週の土曜日に今度は品川で行われる講演会に行ってきます。

アスペの就労ってむずかしい・・・。

2011-10-15 21:17:07 | 発達障害・アスペルガー症候群
今、頭を悩ませているのが長男の就労である。

長男21歳。アスペルガー症候群がある。奴は落語に出てくる大店の若旦那のようなに、のほほん、のほほんと暮らしているのだ。
長男がやっていたバイト先は変な雇用形態で1カ月おきの雇用になっているので、1カ月バイトしたら次の月は休みになってしまうのである。変なの。奴も1カ月分の給料が入れば別に一人暮らししているわけではないので家賃を払うということもなくそこそこお金があればこまることはないのだ。どうやって定職というものにつかせることができるのか。

悩む私を見て、友人が彼に家の手伝いをしてお金をあげたらどうかという。それは小さいころからやってきましたよ~。それにそうすると、当たり前にやらなければならないことにお金が発生することになり、べつに外で働かなくてもいいことにならないだろうか。


そんなことではいかん!「資格を取るために勉強したら?」「バイトは長期で働けるところにしなさいよ。」とたびたび小言が私からとびだしても、「お母さん、今日はどうしたの?」とまるで私が急にヒステリーになって理解できないという顔で言うのである。

う~ん・・・なんというか・・・・。

自立しようという心がない?
自分が仕事として何をやりたいのかわかってない?
将来なりたいものはあるが、就労とはむすびついてない?
バイトしてお金を稼ぐことは分かってはいるが、将来の就職に結びつかない?

わからん。ほんとにわからん。

主治医の先生に相談すると、就労のイメージ、仕事をして暮らしていくというイメージがわからないのだという。学生だった時は学校という枠があったからその中で勉強していればよかったのだが、いざ、学校を卒業すると今までの枠が亡くなってしまって本人はどうしたらいいかわからないのだそうだ。


主治医の先生は分かりやすくたとえを使って話してくださった。

例えば就労=「新宿にいく」とする。私はこの新宿に行くことをずっと長男に行ってきたわけである。「新宿にいかなくちゃいけないよ」と。

しかしどうやって新宿に行くか、イメージがないので順序立てていかなければならない。「最初にゴールを言うよりも最初にどこの駅から度の電車に乗って気が付いたら新宿にいました。」というのが一番いいのだそうだ。つまり、就労の手順、一つ、一つそのステップを分ふんで気がついたら就労出来てました、というように。それにはある程度、親がそのステップをみつけていかなければならないのだ。

正直言うと、「もう21歳なんだから、いい加減私の手からはなれてくれよ」、なのだ。

身体も大人に成長し、最近ではパニックもほとんどなくなってきた、できることも多くなってきた。生意気にも世界情勢やら、政治の事を批判するようになってきた。大人になってきたな~、バイトをしてお金を得ることを分かっているのだから、そのうち自分の夢を追って資格を取り、それなりのところを自分で探して就職してくれるかなと考えていた。ここで親の出る幕もないだろうと思っていたのである。

でも、むずかしいんだ・・・。ああ、そうなんだ~・・・。

次の日、以前から予約していた職業査定に障害者就労支援センターに行った。やっぱり、手先の細かい作業、速さの求められる仕事は苦手だということが明確になり、やっぱり支援を受けて、仕事をさがしていくしかない。

就労はまだまだ先になりそうですね。

できるなら、彼の自然に関する知識を生かした職業に就かせてやりたいが、好きなことを仕事にしている人は少ない。だから彼の特性に合った仕事で1人で暮らせるくらいになれればいいんだけど。。。

生活スキル、お金の管理の仕方、まだまだ教えることはたくさんありそう。






梅永雄二先生、佐々木正美先生の講演会に行ってきたよ。

2010-10-05 07:44:31 | 発達障害・アスペルガー症候群
先日の星槎教育研究所主催の講演会は良かったなぁ。梅永雄二先生も佐々木正美先生もめったにきけるもんじゃない。

梅永先生は臨床心理士で特別支援教育士スーパーバイザーで専門は発達障害者の就労支援である。
佐々木先生はとても著名な児童精神科医である。

土曜日はお昼をまたいで一日、著名な、お2人のそれぞれの専門分野から環境調整の視点からの支援の在り方を勉強させていただいた。


就労における発達障害者の課題はまさに長男そのもの。

学習障害、注意欠陥多動性障害、アスペルガー症候群・高機能自閉症の3つから就労に関してのそれぞれの問題点があげてあった。

長男の場合、書くことがうまくできない学習障害(LD)があり、注意に問題があるADHDである。だからメモがとれなかったリ、指示が入らないとかやることを忘れてしまうとか問題をようやく出来ないとかの問題がある。またアスペルガー症候群という障害が一番彼の障害をしめているのでコミュニケーション能力に問題があり、相手にどう伝えたらいいのかわからないとか、不必要なことをしゃべるとか、特定のこだわりとか社会性がうまくいかないなどが考えられる。


実際仕事を辞めた理由というところではまさに長男が言っていたことが挙げられていた。

・仕事がつまらなかった。
・自分のペースではたらけなかった。
・自分に合わない仕事だった。
・期待にこたえようとがんばったが、疲れた。

などなど。

一番大切なのはマッチング。その子供の特性と仕事があっているか。

長男が好きな分野、強い分野は植物や自然の中の生き物。専門学校に入ってからは森林保護の勉強をしていたのでてっきり林業かレンジャーかと思ったんだが、そうではなくてビオトープ管理士だった。

しかし、この手の求人は少ない。長男も管理士認定の試験で受かるまで就職が考えられないみたいなのだ。何でも手順を踏まないと気が済まない。あたりまえのことだけど。

ビオトープがやりたいなら造園業だ。そういうところで働きながら資格を取るってことは頭にないらしい。今までなぜ物流のバイトだったのかわけがわからない。私がいろいろアドヴァイスしてもうるさがって「強制されてやるのはいやなんだよ!」である。

バイトを2日でやめて自分にはあわないと判断したようだ。事実合わなかったんだろうと思う。

でも親としてはもうちょっと頑張れないのかとちょっとがっかりしてしまった。これからの自立だとか、このご時世にバイトに受かっただけでもいいのにとちょっと怒っちゃった。。。「おまえは甘すぎる!お母さん安心させてよ」って。

お金の大切さとかくどくど説教してしまったんだ。


でもこうやって障害の特性を理解せずに責めたりすると、家族も分かってくれないと引きこもってしまう原因になるのだそうだ。それが家の中だけではなく、家族に会いたくないから外でぶらぶらしだすと犯罪に巻き込まれるとか。

私には耳の痛い話だった。まさに同じことやってるんだもの。理解しようと思ってはいても、長男は見るからに普段は障害を感じさせない。時々これくらいの事ならできるのではなんて思ってしまうのだ。

また、佐々木先生の言われる「自閉症の人が自閉症のまま幸福に生きる。」という社会が出来上がれば本当にすばらしい。

でも悲しいかな、今の日本ではどこまでそれができるんだろう。障害があるとカミングアウトするだけでいじめがはじまったりするんだもの。

普通に健常者と言われている人達は自閉症なんて言葉があってもどれだけの人がそれを知ろうと思うだろうか。
どれだけの人が理解し、サポートしようと思うのだろうか。

アメリカでは一般の人がスペシャルニーズということをよく理解しようとしていた。そしてサポートがあたりまえにあったのだ。
日本に帰ってから、私の価値観も覆ってしまった。この子はこの子でいいんだ。守ってやらなきゃとおもっていたのに、いつの間にか「いずれ社会に出るんだから一般社会のやり方にあわせるように教育しなければ」とふと考えていることに気がつく。。

講演会ではお2人の対談もあり、本当に自閉症スペクトラムやADHD,LDの子供たちへの温かいまなざしが判った。お2人ともSSTは発達障害者ではなくその周りの人に必要という。お2人が言うように社会の人みんなが発達障害の特性とニーズを学び、理解があればいいのにと思う。

その反面、理解して、支援することが甘やかすことにもつながらないか?とも思う。ちょうどにそれに似たような質問が出た時、佐々木先生がいった。「この子たちは誠実で、努力家です。私は今までこの子達とかかわってきて堕落してしまった子なんていません。」

そうなんだ、いい子なんだ。本当に。長男を信じて待つしかないだろうな。



長男はやっとビオトープ管理士の勉強を始めたところだ。バイトはまたまた先になりそう。。。

発達障害関係の講演会のご案内

2010-09-30 23:09:43 | 発達障害・アスペルガー症候群
秋は講演会が多い季節ですね。
さて、私も是非行こうと思っている講演会をご案内します。

2010発達障害理解セミナー「環境調整の視点から発達を考える」

10月2日(土)三鷹公会堂別館第7会議室(訂正しました。10/1

 10:00~「働きやすい環境づくり~就労維持・生活向上のために」
        
        講師:梅永雄二(宇都宮大学教育学部教授)

 13:30~「ライフサイクル理論からみた心の発達~情緒や社会性を育てる環境とは」

        講師:佐々木正美(川崎医療福祉大学・特任教授・精神科医)

参加費1,000円

主催:NPO法人星槎教育研究所 申し込み:03-5225-6245
共催:星槎大学

今週ですのでお早めに申し込みを!



そして今年もまた、敬愛するカニングハム先生がアメリカから来日してくださいます。


2010特別支援教育シリーズセミナー

カニングハム久子先生特別講演会

10月23日(土)TKP田町カンファレンスセンタールーム1A

 13:00受け付け  13:30開講
  
  言語性LD児への早期介入ー実例をもとにー「思春期の子供たちの脳の仕組みに寄り添う」

講師:カニングハム T.久子 

(同志社大卒。渡米し、NY市立ハンター大学修士号取得。NY医科大学教官、NYウエストチェスター郡立医療センター視聴覚臨床教育プログラム主任を経て「SPEAC NY臨床教育父母の会」主催)

参加費:1,500円

主催:アットマーク明蓬館高等学校 申し込み:0120-9587-19



ご興味のある方是非どうぞ。



      

息子の障碍

2009-11-17 22:25:03 | 発達障害・アスペルガー症候群
彼の障碍は目に見えない。

だから理解できない。理解されない。

彼が受けた診断。

アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障碍)、LD(学習障碍)。

軽度であるといわれると私は混乱する。

物事を分からせるために何度も何度も同じことを説明しなければならない。

彼には私が怒ることの意味がわからない。

言葉がきつくなる。時に手がでる。

弟がいう。兄を叱るとき愛情が感じられないと。事実愛情が持てないこともある。


時に私は混乱する。本当は私が神経質になりすぎて私がおかしいのだろうか。


障碍があるゆえにつらいのは本人。
それはわかっているけれどどうしようもないのだ。写真を撮るように物事を記憶してしまう。嫌なこと、つらいことも。時にそれがフラッシュバックする。

だからできるだけそんな思いはさせたくないと思う。そういう道は避けて通らせたい。

将来自立して幸せに暮らしていくために今できること、いつも手探りでさがしている。

でも時々、疲れる。不安になる。今の彼をみていると。周りの人とうまくやっていけるの?

今日、息子のカウンセリングの先生にあった。しばし、彼の今の問題と将来について話し合った。4年間息子を見てくれた先生は自立には時間がかかること、今までの学習も無駄にはならないと話して、最後にこう言ってくれた。

「彼はいい方向に行くと思いますよ。」

それだけだったけどほっとして涙がながれた。










価値観&優先順位

2008-10-05 23:47:55 | 発達障害・アスペルガー症候群
ここのところ価値観の違いについて少し混乱していた。
彼の弱さを受け入れる事はもちろんだが、果たしてそれでいいのだろうか?


長男は自閉症という広い帯の上で限りなく私達に近いところにいる。

アスペルガー症候群、高機能自閉症と呼ばれる人達は私達の世界にいて、彼らの価値観、彼ら流の生き方しかできないのだ。

年齢と共にできるようになる事もあるけれどやっぱりできないことはあるものだ。だから、学校や社会に理解し、支援してほしいというもちろん気持はある。。

アメリカ、イギリスなどでは一般の人々の理解があり、受験、学校生活や社会生活において彼らの苦手とするところ、弱いところを補うような支援がある。例えば時間を他の人よりも多くする、ノートをとってもらうことができる、テストの時間を伸ばせる、気が散らないように1人だけ別の部屋で受けることができたり等、まだまだいろいろ今の日本では考えられないような支援があるのだ。

日本ではやっと支援という枠組みができたかできないかというところ・・・。

だから一般的なことを教えていく事と、障害ゆえに難しいところは受け入れて彼の言うとおりにしたほうがいいのだろうかととても混乱していたのであった。


ちょうど、長男の3ヶ月に1度の発達心理の診察だったのでかかりつけ医に先日のこととその事を聞いてみたのだった。

「優先順位がわからないんだから、優先順位をつくってあげればいいんだよ。
宿題をやりなさいとたくさん言われたら彼にとってそれが優先されるべきものになるんだ。だから、その後学校のほうが大事って言われても学校よりも宿題を優先させなくてはと思うんだよね。

でも、社会一般のあり方について教える人が身近にいたほうがいいんだよ。ただ、思春期だからお母さんには難しいかもしれないね。カウンセリングの先生と相談してみて。」

先生の言葉を聞いて少し安心した。
感情的になってしまうのはともかく、息子のために将来のことを見据えて世間一般の人たちがどう思うか、どうするべきかうるさく教えてきたのは間違ってはなかったということか。。。。



さて、当の本人はやっと最後の1つのレポートになったのにまったくやるきなし。
あ~あ・・・・・・・。