風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

最近のこと

2014-12-10 15:24:21 | 長男のこと
実家のかたずけで忙しい。
母の服、思い出の写真や品々、父の書や禅画の作品。粗大ごみの数々、植木。かたずけが進むたびガランとした寒い部屋に両親はいないんだなと改めて思う。

気持ちの整理をつけたいような、このままにして置きたいような。

そんな中、今日は長男の雇用保険認定日でハローワークに行く予定だった。我が家から交通の便が悪いところにあるのでいつも車で送っているのだが、「長男が自転車でいくからいいよ、お母さんフルートの練習しなよ。」といって自転車で1時間かかる所へ出かけていった。

本当いうとちょっと心配。医者の診断書の手違い、時間を間違えてしまったことなど説明することがいっぱいあるから。
長男はそういう事が苦手。
それでも自分で出来ると言ってくれたので任せることにした。


まだまだ依存していることが多いけど、一歩前進した長男が誇らしい。

ドングリは結構うまい。

2012-10-06 00:40:57 | 長男のこと

先日長男がドングリをたくさん拾ってきた。小さいころからバケツ一杯ドングリを拾ってくる子だったなぁとしみじみ思いつつ、
「それどうするの?植えるの?」と聞くと、「食べるんだよ。」ですって!

「食べられるんだよ、お母さん、知らないの?」
「知ってるけどぉ~。どんぐりパンとか言うしぃ~。でもさぁ、あくが強くてまずいんじゃないの?」

そして彼は何やらドングリを水に浸して一日置いていた。

ドングリの種類は「マテバシイ」だった。マテバシイ、スダジイ、トチノミは食べられるんだそうだ。

そして長男がマテバシイを蒸してから炒ったものがこれである。



「食べてみなよ、おいしいよ。」と、言うので食べてみたら渋みもなく硬いけれどほんのり栗のような甘さがある。結構おいしいのだこれが。

そこで私は考えた。「クリみたいに茹でたらもっと栗っぽくほっこりするんじゃないのかな?」

実験、実験~!!ゆでること10分くらい。

そしてゆでたものを食べてみた。うぎゃ~!渋い!。渋くて食べられたもんじゃない!
まあ、若干やわらかくなったけどね。。。(^^;)煮出し太水の色が濃い茶色だったから、多分「渋」の成分タンニンが水に溶けてドングリを超しぶくしたようだ。教訓!ドングリは煮てはいけない

しぶしぶでしかめ面の私に長男は言う。「俺的にはマテバシイよりスダジイのほうが好きだな。」長男は専門学校時代に自然環境保全学科にいたのでその時ドングリについていろいろと学んだのだそうだ。

「確かに栗みたいだけど、クリほどおいしくないな。」

長男は時を得たといわんばかりに、目を輝かせてこういった。

「どんぐりはクリより味がおちるからどんぐりっていうんだよ。」

なるほど!勉強になりました。!

涙の祈り・モニカのように・・・。

2012-04-27 13:27:49 | 長男のこと
障碍者就労支援室での職業訓練の期間が終わり、ずっと家にいる長男。

しばしば、いや、ほぼ毎日、衝突する。奴の生活態度のことで。

できないことばかりが目につく。障碍ゆえにできないのか、ただ、たんに、なまけているだけなのか?

本気で職を探しているように見えないし、どこか人任せだし、直ぐにやらなければならないことをのばしのばしにしている。

パソコンやゲームをする時間があったらやることがあるだろう。勉強するとか、部屋を片付けるとか。
テレビを見ていれば自分の気に入らない番組を勝手に変えてしまう、ニュースを見れば批判・偏見ばかり、持論を展開し、とにかくしゃべりまくる。天気が自分の思い通りにならないとこれもまた文句がでてくる。文句というか呪いだ。それを聞いているのがすごくつらい。今話してないよと言っても構わずしゃべりつづける。弟との関係も悪くなってきた。(本人は弟が何で怒っているのかわかっていない。)

こんなことの繰り返しで私は時に怒りがコントロールできなくなる。喧嘩になる。最後には私が泣きわめく。しばらくたって長男が誤って終わり。また繰り返し。

私が長男に怒りをぶつけるとき彼を傷つけるようなことを言ってしまう。そのあと、ひどい自己嫌悪に陥り、
神様に祈るのだけど…ああ、今日もひと騒ぎ。。

今日は薬の量を勝手に変えて飲んでいたがわかり怒り心頭。
薬の管理も奴に任せておけないのか。。。それをどこかに無くしたと嘘をついていた!
怒る私に、「お母さんに言ったら怒るから言えなかった。そこまで自分を追いつめていたのはお母さんのせい」なんだという。

ぶちきれた。今日もたくさん、たくさん、傷つける言葉をなげつけた。
私も楽になりたい。いつまでつづくのか。
その時アウグスティヌスの母モニカのことを思った。



ちょうど昨日の聖書の学びの中でとてもいい話を聞いた。アウグスティヌスが回心したかげにモニカの涙の祈りがあったという。

彼女は、堕落した息子のことでミラノの司教アンブロジウスのもとに相談に行った時こう言われたという。


「安心して行きなさい。涙の子は決して滅びることはない。母親が子どもを想い、神の前で流した涙は、決して無駄にならない。

その言葉を胸にモニカは、息子のために、涙を流し熱心に祈った。そして、その祈りは彼女が召天する1年前(56歳の時)に答えられたそうだ。



慰められるいい話だとおもった。息子の状況とはちがうけれども。


でも、涙を流して祈っているけれども息子のためなんだろうか。わからなくなる。
私の祈りは自分が楽になるための祈りだ。今すぐにでも長男から逃げ出くなる。

そんな愚かな母の祈りでも神様は覚えてくださるのかな。



優しい長男

2010-11-22 22:30:58 | 長男のこと
これは長男の賜物だなとつくづく思う。

というのはさぁ。。。


この間、家族のみんなを喜ばせたくてマツタケご飯を(あ、素を使ったの、素を)炊いたのさ。

いい匂いがしてきて、出来上がった~!!!とうきうきしていたのに・・・・。

ところが、ところが!

なんとお米が!芯が残ってるじゃな~い!!オーマイガーッ


なんでぇ~????

炊き込みご飯で失敗などしたことないわさ。いつもどおりだったのにさ。


「おいしいのたべさせたかったのにぃ~~~~」

嘆く私にダンナの一言が突き刺さる。「ちゃんと操作したのか?」

「したわよ!」


長男がドレドレと炊き込みご飯をたべる。

「あ、だいじょうぶだよ。おいしい、おいしい」

次男もおいしいとは言わないけど食べてくれた。


長男など、そのご飯をおかわりまでしてくれたのだ。

そして、言ってくれた一言。

「お母さん、作ってくれてありがとう!」


く~っ、泣かせる~!!!


初めの2歩め

2010-05-19 21:21:22 | 長男のこと
長男、再度バイトにチャレンジ。

きょうで4回目。

運送業でのメール便の仕分で力仕事。
長男いわく、楽しいらしい。
やっぱりベルトコンベアーの流れ作業よりは数倍良いらしい。

長男が仕事に行く日はいつも祈る。

その前の日も落ち着かない。
この頃眠れないと夜騒ぐことが多くなった。

息子は、寝られないイラツキを我慢できない。夫も朝早くから会議なので夜たびたびいさかいがおこる。


あ~あ・・・・。




次の朝になれば寝不足で危険な目にあわないようにと祈る。

夜は夜で、真夜中近くに帰ってくるので帰ってくるまで心配。

まったく・・・いなければいないで心配なんだよね・・・・。


本人の心配は自分がいかついから他の人に悪い印象を与えるのではないか時にしているのだ。
そんなことないのに・・・。



どうか健康と安全が守られますように。

他の作業員の人ともよい交わりができますように。

どうかこの小さな一歩が社会へ出るための足がかりとなりますように。

いつも神様がこの子とともにいますように。




続・親ばか、ばか親、鬼婆

2010-04-29 00:00:30 | 長男のこと
続きだよ。

仕事を辞めてから求人広告も自分からは見ようともしない。やつの場合第一印象がすべてなので、最初の印象がわるいと心の切り替えが難しいのだよ。

「こんなものだよ。またいいところ見つければいいよ。」そういったが、毎日無駄に過ごしているようにしか見えない。

なんで一歩を踏み出すのがこんなに時間がかかるのか。

物事の管理、これは教えてきたつもりだったのに。やれ履歴書がない!携帯がない!メモが!がいまだにできいない。あれがないこれがなと大騒ぎ。

銀行のカードを作った時のこと、暗証番号も忘れないように自分だけが判るような数字を連ねるという概念がないからその日のうちに忘れてカード再発行に。これは仕方がない。こういうこともわからないんだと思ってみても後でああだ、こうだと文句を言い、挙句の果てにちゃんと教えない私がわるいときた。

物事がうまくいかないとこんな障害があるからだとわめく…。私はいたたまれなくなる。障害あることを恥じることなく生きるよう言ってきたつもりだった。。。

あまりにも日中何もしない。テレビゲームとパソコンばかり。
時間を決めてやっていたころが懐かしい。。。今じゃ言うことなんかききやしない!

一向に春らしくならないお天気を呪い、今日行くはずだった母校が都合が悪いとわかった時の荒れようといったら!


イライラしながらも最初は我慢して何もいわなかったんだけど・・・。だったら、家の中でできる勉強のほうをはじめればいいのに・・・。まったく落語にでてくる大店の若旦那じゃあるまいし。。

「お前は言ってることとやってることがあまりにも違わないか?求人広告もみようともしない。やりたいことがあるんだよね!そのためのセミナーをうけたいんだよね!勉強のお金は私たちが出すって言ってるんだから、それだけでも早く始めたら?!セミナーの申し込みはやくしなさいよ!」

「強制されてやるのはいやなんだよ!」

この一言でブチ切れてしまった。
毎回毎回不安をぶつけてくるのは誰だよ!
相談してくるから相談に乗っているのに!調べてるのに!
それに私はカウンセラーじゃない!


後はお決まりのケンカ!大声張り上げて、きっとマンションじゅうにひびきわたっていただろうな。

こうなると私は自分の感情をコントロールできなくなるのだ。泣きながら大声はりあげて、物を投げたり、時には叩いたり。

これ以上ひどくならないように今は即効性のある精神安定剤を飲むようにしている。

長男のほうも感情を落ち着かせるために家を出て行ってどこかでたばこを吸ってくる。


そんなことの繰り返しなのだ。


ダンナは長男の言うことなんて聞かなければいい、無視しろという。

でも顔を合わせているのは私のほうが長いに決まってるじゃない!ちょっとしたことですぐ私が切れているように見えてるだろうけど、(自分でも嫌だけど)、私に言わせれば20年分の鬱積。

しかも夜寝られないことが多くなってきた。昼夜逆転になっていたり。睡眠導入剤を処方されているのだけど、寝られないから薬を多めに飲んでいることが最近になってわかったのだ。

こんなにやってきているのになんで!!!そんな感じなのだ。

強くなりたい。もっともっと忍耐強く。
でも・・・できないよ・・・。


現実は鬼婆なんだ・・・・。







親ばか、ばか親、鬼婆

2010-04-28 21:00:36 | 長男のこと
っていうのは私のことである。

前記事で不器用なんだよという話はしたけど。
それは長男に対しても同じ。ストレートにぶちかまし、爆発してしまうことたびたび。

どうしてこう忍耐できないんだろ。



事の起こりの長男のバイトだ。

専門学校を卒業後、バイトをしながら将来に役立つ資格の勉強し、資格や車の免許を取ってから就職する。

これが長男の決めたスタイル。
本当なら在学中に就職先を決めてもらいたいというのが私の希望だけど、でも長男は私ではない。それはそれで尊重しなきゃ。

でもすべての長男の不安は私にぶつけられる。私が彼の受け皿なのだ。

先日やっとバイトを決めたが担当の人とのコミュニケーションがうまくいかなったらしい。
担当の人は彼の受け答えに理解力の不安を覚えたのか電話を私に代わってくれという始末だった。

そいつ(担当者)と話して納得。その担当者がとても回りくどい言い方をするのだ。長男には回りくどい言い方はわからない。具体的に説明してほしいものなのだが・・・。

くどくど、ぐるぐるとわかりにくい表現をつかいながら、
「大丈夫ですかね?メモとか取ってますか?」
「・・・・」心の中でこう思った・・・(おまえのほうがじゃ!おまえ絶対仕事できないやろ!)

長男が馬鹿にされているようでいやになる。高圧的な態度でも取ってやろうかと思ったけど、ぐっとこらえて「だいじょうぶだとおもいますよ。」といった。

結局仕事は一日行っただけでだめになった。
工場内での流れ作業。非常にきつかったらしい。一番いやだったのは話ができなかったこと。休憩時間にフレンドリーに話をしてくれる人がいなかった事だとか。だからフィリピン人の人に話しかけていろいろ教えてもらったとか。

「まあ、仕事なんだから話すところじゃないし、仕事はそのうち慣れるよ。話をできる人も出てくるよ。仕事だってわりきりな。」といったら、1ヶ月頑張ってみると本人はやるつもりだったのだ。
しかし、そのあとこの仕事は臨時で1日だけだと言われ、ほかのところを紹介してきた、それを断ると後になって「うちはアルバイトはやっていない」と言われ長男はとうとうやめてしまったのだ。

何だ、この会社は。私も主人も派遣会社というものに登録したことがないからわからない。
何だろう長男のコミュニケーション力や仕事力に不安を感じたのか、いいように理由をつけらてやめるように仕向けられたのかとも思った。

長男には「そんなところこっちから願い下げだよ、今度は派遣じゃなく直接会社に雇ってもらえるところにするんだよ。」いったのだが・・・・・。



あとに続く・・・・。






長男の卒業

2010-03-05 15:18:08 | 長男のこと
卒業式いつ?」

「3月5日。え~。お母さん来るつもりなの?こなくていいよ。」

そんなわけにはいかないよ。
学校生活ではいろんなことありすぎた子なんですから。
きっちり、卒業はみとどけたいのさっ。

「どこでやるの?」
「わからない。」
「しっかりしてよ~。もう!」

そして!
この卒業式当日になっても!

「あ~、朝起きられない!!」「ズボンが下がる!」「あ~!靴がない!どこ?!どこ?!どこ?!」と大騒ぎ。

なんでもない朝の光景にみえますがね。これは長男的にはすご~くストレスフルなんで。。。。

「ほら!もう8時!はやくしなさい!」
「お母さん、くるとしても少し遅くきてよね!」(私と一緒の電車に乗りたくないの。)
「はい、はい、はい、はい。」

やっと出て行った長男。

私も30分遅れて出た。
やつの思い通りに開会時間10分くらい少し遅れて会場にはいったわけさ。

卒業証書授与式がもうはじまっている!
我がファミリーネームはアイウエオ順だと限りなく前のほうなわけで。。。

えええ~!!!卒業証書の授与がもうおわっているじゃない!!!!

祝辞とか来賓のあいさつがさきなんじゃないのぉ~!

はぁ~。。。。がっかり。。。。

でも気を取り直して他の写真をとってきたよ。

他の親御さんも同じような人がいたけどね。


全体写真では前のほうに先生たちが並んだ。
黒姫山での実習の時に自然の大切さを教えてくれたC.W.ニコルさん。
動物行動学の千石先生。長男は千石先生の手書きのレポートに苦しんだけど、授業は一番楽しいと言っていた。植生調査法、環境法規、自然復元、の先生方。

2年間息子を教えてくださってありがとうございます。

まだ就職は決まってない。本人はバイトしながら今後の目指す方向を探すといっていたが。。。。
まあ、とにかく卒業したんだよね。できたんだよね。

おめでとう!!!長男よ!

謝恩会に出るという長男を置いて先に帰路につく。玉川通りを桜新町駅の方向に歩きながら、なんだか心が重たかった。
就職がきまってないということではなく・・・・なんだかさびしい。
二十歳すぎたんだよなぁ。もう学生じゃないんだよなぁ。

通り過ぎて行ったベビーカーの中の赤ちゃんを横目でやりすぎ、もう一度20年前の赤ちゃんだった長男をだっこしたいとおもった。。。。。





同じ名前のバビュ~ンな子

2010-02-20 00:15:18 | 長男のこと
午後、仕事帰りにメンヘルに行くため、予約時間が来るまで暇つぶしをすることに。

駅ビルには100均コーナーがあっていつもそこに行くのだが、その途中お母さんに抱きかかえらえて小さな男の子が泣き叫んでいる。どうやらその方向には行きたくないらしい。

手足をバタバタぎゃんぎゃん泣きわめく。お母さんは必至でなだめようとする。

かわいいな。。。。

まるで昔の私と長男みたい。。。

「ほら、OOちゃんの好きなもの買いに行くんだよ。」

OOちゃん。。。。って長男と同じ名前じゃない!

なんだかその親子から目が離せなくなった。


エスカレーターが2階に着いた途端、その男の子はお母さんの手からすりぬけバビューンとはしりだした。

うわぁ、この多動なところなんかも長男に似ている。
しかし、あぶないなぁ~・・・・・。

どこに行くのかと思ったらその子、長男と同じ名前の2歳児位の男の子はなんと私のほうに向かって歩いてきたのだ。

なんだかほほえましくてその子を見てニコッとした。
その子も私に気づいて、なんだかはにかんだような笑顔を見せて私の目の前で立ち止まった。

可愛い子・・・・・。思わず頭をなでてしまった。

「OOちゃんていうの?」

その子はにこにこしながら何かごにょごによとお話しているんだけど、2歳児のいっていることはわからない。。。

「ママは?ママどこにいったかな?」

そういうと男の子は多分その辺にいるというように振り返った。
親が離れていても全然平気なんだな。この辺も長男にそっくり。

母親は青くなって探していたらしい。向こうのほうから走ってきた。

「OOちゃん!」

母親は私に一言「すみません…」というとOOちゃんを連れて行ってしまった。行先は同じ100均コーナーだった。

100均コーナーでもその親子が気になってつい見てしまった。

OOちゃんはその後またまたバビューンと走りだしたり、次から次へと品物に手を出してはお母さんが追いかけている知った感じ。

うわぁ、多動なところまでそっくりだなんて!
おっかしい・・・・。

今は20歳の長男、あんなころあったんだよね~。。。


久しぶりにあのときの長男をかわいくてしかたなかったときの、その気持ちをおもいだした。
神様、素敵な時間をありがとう。

そういえば灰の水曜日・・・・撃沈。。。

2010-02-17 18:46:59 | 長男のこと
もう最悪最悪最悪!!気分は最悪だ。

涙が止まらない!

昨日はニューヨークバーガーを買ってきてくれてありがとうと素直に言ってくれる息子をいい子だななんてしみじみ思っていたのに今日は一変して力任せに殴ってしまった。

あいつが爆発する時は何かしら理由があるんだけど。それは知っているんだけど。。。。

食べ過ぎで胃の調子がわるい、消化が遅いと一人でイライラし、見ていたテレビ(ドラマ)の内容でキレた!コタツのテーブルをひっくり返して部屋はめちゃくちゃ。星一徹か!

ガラスのはしたては壊れるわ、カーペットが醤油まみれになるわ。

「なにやってんの!!!!全部かたずけなさい!」怒鳴る私。
ふてぶてしい態度を見るとまた腹が立ちその横面をひっぱたきたくなる。
やつは空手をやっているので防御の姿勢がうまいのである。そうなると私は自己コントロールできなくなってきてとにかくぼかぼか殴ってしまうのである。ああ情けない。

そのたび大きな声で「ギャー!やめて!ぶたないで!」と大騒ぎする息子。そのこえはハリーポッターにでてくるマンドレイクみたい・・・。そういうわけで殴ってしまったのだ。

最低だよね・・・・。


私は常々、息子の衝動性が怖いと思っていた。小さいころもこれで友達にけがをさせたりすることがあったから。つい最近も暴力じゃないけど他の人に迷惑をかけた。こんなことは絶対に起こしてほしくない。私だって息子のことで謝ってばかりなんてやだ。

母親のエゴかもしれないけどこの子は本当はいい子なんだっていいたいよ!だってもう20歳なんだよ!

だから昔のような迷惑をかけてほしくなかったのでそのことをむしかえした。

息子、その言葉に、またもやカッとなってペンを真っ二つに。。。
そして先ほどのごとく私が怒鳴るのくりかえしなのだ。

おまけに息子は謝るどころかピアスの穴から血が出ているのではないかと「わざと耳を狙っただろう」である。自分のことしか考えらえれない。ばかたれ!

しばらくして息子が壊れた「はしたて」を買ってきて謝ったきた。でも私は殴ったことを謝ることができなかった。


でもあとになって思った。この衝動性は私にもあるんだよな。息子のこといえないんだ。。。。。

私が一番悪いんだよ。こんな風に育ててしまったのは私なんだから!
ワンワン泣いて、神様に文句を言ったり、もう怒りたくないんです、殴りたくないんです、とわかわかんないほど祈った。

(ごめんね。ごめん、ごめん、ごめん。。。こんなママでごめん。)


そういえば今日は「灰の水曜日」といわれる日。

イエス・キリストの十字架の意味を深く考え悔い改めをする特別の期間、受難節の始まりだ。

カトリックの教会では信者の額に灰で十字を書くという習慣がある。灰は聖書では懺悔、悲しみの象徴、人間は最後には灰(死)になるといことをあらわしているそうだ。

主よ、私がもう怒って息子を傷つけませんように、「シオンの中の悲しむ者に喜びを与え、灰に変えて冠を」とあるように私の悲しみを喜びに変えてください。