風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

大草原の小さな家で思い出したアメリカの教育

2011-11-09 22:58:57 | Weblog
「大草原の小さな家」がDVDコレクションになって以来、これを見るのが私とダンナの楽しみになってます。

なんて懐かしい!
私が小学校の頃よくNHKの教育テレビで放映されていました。亡き父もこのドラマが大好きでよく一緒に見ていたのを思い出します。

ところでこのシリーズで日本で未公開だったものがあるんだって。
題名は「第20話・・・自由よ永遠に」(原題CENTENNIA)

日本未公開なので日本語吹き替え音声が収録されていません。全部字幕スーパー。

このような話。(ネタばれ注意)

アメリカ独立100周年を間近に控えたある日、町の創設者のハンソンさんもってきた「ミネソタ州に14本物道路が新設される」と話に町のみんなは景気が良くなるとわき上がる。町をあげて国の独立記念を祝おうと大人たちも喜び、ローラとメアリーは星条旗をつくって掲げるとはりきっているのだが、その直後に税金が跳ね上がり蓄えていた財産も国に持っていかれてしまう。抗議するにもどうすることもできない。特にロシアからの移民ユーリーは家を購入する時に負債があることを知らずに買ったので(彼は英語が不自由)何もかも失ってしまう。お祭りムードはどこへやら、ひどい国だと憤る人々。そんな大人たちを見て胸を痛める子供たち。

チャールズはユーリーを慰めようとユーリーのもとを訪れる。元の家の敷地内に馬車に家財を一切積み込みキャンプをしている。みんなよりも悲惨な目にあっているのにユーリーは希望を捨てない。そして新たなる土地サウス・ダコタへ旅立つという。ユーリーを思いやって憤るチャールズに自分のミスだといいこの国が悪いわけではないという。そのうえロシアに比べて宗教の自由も言論の自由もあるし、移民の子だって学校に行ける、子供が学べるから私も子供から学ぶことができる、この国は素晴らしいといのだというのである。

ユーリーの話に自分を恥じ入り、逆に慰められるチャールズ。そんな父親にローラとメアリーは(っていうかほとんどメアリーの主張)歴史を振り返りながらこう意見するのだ。「この国はずっと闘ってきた!そして乗り越え、よりよく強くなった!100年祭を祝うべきだわ!」 「メアリーの言うとおりだ。」とチャールズ。

そして日曜日いつも通り礼拝に集う人々。
オルデン牧師が伝道の書から説教をしている。「栄の時には辛苦の時を忘れがちで、辛苦の時には栄えの日々を忘れてしまう。人生には季節があり、苦しく厳しい冬はいつか去り、その後に必ず、繁栄の夏が来る。心を強く者だ。」とのオルデン牧師の説教には思わずアーメン(神の御前で「その通り」であるということ)といいたくなる。

そしてユーリーが町の人々へ別れのあいさつを言いにやってくる。そこでも彼はチャールズに言った同じこと語りアメリカは世界一素晴らしい国とほめたたえるのだった。ユーリーが作った旗竿にメアリーとローラの作った星条旗が揚げられる。(ここからバックにAmerica The Beautifulの歌がずっと流れる。イイ歌だ!)
最後の場面はみんなで花火を見ながら100年祭を祝っている。

なんで未公開だったんだろう?見終ったあとでダンナとあ~だ、こ~だと話し合ってみました。ダンナはあまりにもアメリカを賛美しすぎているからだろう。といいダンナ本人もこの回は嫌いなんですって。

でも私にはユーリーの気持ちがほんのちょっとわかるんだ。
アメリカの教育制度には本当に感謝しているから。

長男の障害を立証するための査定代金は全て校費で負担!
長男1人のための個人教育プログラム!
そして長男にもっと気持ちよく勉強してもらいたいと日本人の介助員まで探してくださった。
障害ゆえに日本人学校編入が断られた時でも現地校の先生は「彼の居場所はどこにでもある」とまで言ってくださった。

中学ではバスが家まで送り迎え。

もちろんいいことずくめではないよ。人種差別はそれなりにあったし、理解のない先生には抗議文を書いたし、どれだけ涙をながしたかわからない。でも障害があろうとなかろうと皮膚の色が違おうと、どんな子供も平等に教育を受ける権利はちゃんと守られていたんだ。


そんなことを思い出しているうちに、素晴らしい国!アメリカの特殊教育は世界一!とやっぱりユーリーのような気持になってしまうパスピエなのでした。

わらしべ長者的な出来事

2011-11-07 15:22:01 | 趣味・手芸作品
今日は朝からちょっといいことがありました。

玄関先の植木に水をあげていたら、向こうのほうから私に声をかけてくださる人が!

「ちょっとお願いがあるんですが・・・」

ご近所の方で挨拶程度で話したことのないご年配のご婦人でした。

その婦人のお願いとはうちの玄関に飾ってある「オリヅルラン」。
うちのオリヅルランはちょっと変わっているんです。オリヅルランって白っぽいイメージが強いでしょ?
ところがうちにあるのは緑に黄緑色の斑が入っているんです。それでその子株を是非わけてもらえないだろうかということでした。
もちろん喜んでおわけしますとも!

そして彼女も園芸が好きでオリヅルランがあるのでよかったらその株をくださるというのです。ああ、でも、ベランダに置けばアルバさんやマロ太さんが猫草の代わりに食べようとするし、うちにはもう植木を置くスペースがないので彼女の株のほうは丁重にお断りして私のオリヅルランの子株をその場で差し上げました。

ご婦人は喜んで子株をもって帰って行かれました。
日頃こんな風にお話しすることのない方だったのでなんだか嬉しかったです。


しばらくしてからチャイムが。。(いつものようにチャイムを聞いただけでビビりのマロ太さんは警戒してかくれます。

すると先ほどのご婦人がいらっしゃいました。

「よかったらこれ、花瓶敷きにでも使ってください。」と言ってこんなに素敵なものを2つもいただきました
雪の結晶のデザインレースで先端に水色とピンクのビーズがお花のようにそれぞれについています。




手芸が好きでご自身で作られたのだそうです。
私も手芸は大好きですからすごくうれしかったです。

でも私は子株を1つ差し上げただけなのにこんなに手の込んだ素敵なものをいただいていいのかしらと恐縮してしまいました。
棚から牡丹餅・・いや、わらしべ長者の気分です。

「かえってこんなに素敵なのをいただいてしまってすみません。ありがとうございます」とありがたく頂戴しました。

レースの名前を聞いたんですが・・・え~と、なんとかレース・・・・忘れてしまいました。
どなたかこのレース手芸の名前知りませんか?知ってたら教えてくださ~い!





三軒茶屋deデート

2011-11-07 10:46:38 | お出かけ・旅行記
土曜日は三軒茶屋ナザレン教会の地下で賛美歌講座でした。クリスマスの賛美歌について勉強しましたよ。この話はまた今度ね。

さてさて、この日は賛美歌講座の後は場所をチャペルにうつっての弦楽四重奏のコンサート。ダンナは弦楽四重奏に興味があるというので日本橋に続いてこの日もデートとなりました。帰りに美味しいものでも食べようということで。

弦楽四重奏コンサートはユーオーディア主催で東日本震災のためのチャリティーコンサートだったのです。

コンサートで生の弦楽四重奏演奏を聴くのは初めてでした。

曲目

愛の挨拶/エルガー
歌の翼に/メンデルスゾーン
いとも尊き/賛美歌
弦楽四重奏のための4つの小品Op.81より「アンダンテ」「カプリッチョ」/メンデルスゾーン

ー休憩ー

主よ人の望みよ喜びよ/バッハ
ふるさと/岡野貞一
弦楽四重奏Op.76-3「皇帝」/ハイドン

弦の響きは人間の声見たいでいいなと思います。
前から2番目の席でしたのでチェロの低音の響きが足まで伝わってきましたよ。
なんだかとても安らかな気分になりました。(弦を奏でるときに癒されたセロ弾きのゴーシュに出てきたネズミの気分になりました。弦楽四重奏に癒されている私。。。

4つ弦楽器が会話してるように掛け合うとか4つの弦楽器が一斉に同じリズムを刻むときなど聴いているとすごく気分が高揚するものですね。私のように息を吹き込んで奏でる楽器とは違ったきれいな音色ですばらしかったです。


コンサートの後、どこで夕飯を食べようかと散々迷い歩く2人。

三軒茶屋は面白いところなんですよ。駅から世田谷通り沿いにあるエコー商店街なんか面白いお店がたくさんあるし、この古い映画館みたいに昭和の雰囲気がたくさん残っています。ホルモン焼き屋さん多いな。


結局、駅の近くにある「ワン・ツー・チー、万豚記」という中華料理屋さんいいきました。
店の雰囲気はちょっとおもしろいですよ。カウンター席がずっと続いていてテーブル席のほうが少ない。バーみたい。


お店はこんな感じ。



お腹がすいていたのでビック餃子8つ、海鮮炒飯、卵とトマトときくらげの炒め物を頼みました。
このビック餃子がおいしいんです。普通の餃子の2.5倍くらいあるかなぁ。中から汁がじゅわーってでてきて、熱々のをハフハフ言いながらをほおばりました。
ダンナはビールものんでご満悦でした。

他にもキャロットタワーのすぐ近くにに「食うてかへんかーすずらん通り」の看板の掲げてある飲み屋さんの連なる小道もあります。かなりコアな感じの飲み屋街です。面白そう!今度はここにしようかな?