風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

心配

2008-08-30 00:52:38 | Weblog
すごい雷雨だった。

まさかあんなに降ると思わなかったよ。

私達の住むマンション、排水口にごみが詰まっているらしく水があふれていた。我が家は1階、危うく玄関に水が入りそうだった。夜中に隣の人と水かきをしていたよ。

でもそのとき、ふと、母の事が心配になった。

実家は隣町だが、我が家よりずっと坂下にあり、過去何度も床下浸水になったことがある。

すかさず母に電話をかけた。
「すごかったわよ~。水がざんざん流れてきて床下に入りそうでおっかなかったわよ」
「このぶんじゃやまないしずっと降りそうだよ、お母さん。うちにおいでよ。」
「いいよ。もう水が引いてきたし。。。」

母はかたくなに拒否する。だけど心細いのは伝わってくる。
ここ2,3年でずいぶん老いてしまった。背は丸くなってしまったし、外を歩けば苦しいらしく5分おきに休むようになってしまった。腰も悪くしょっちゅう痛いといっている。一緒に住もうと何回も言っているのにこれもまた拒否をする母。
こっちは心配でたまらないんだけどなあ。


ましてやこんな夜だもの。ちょっとほっておけない。
私が母のところに1番泊まる事にした。

夜中に車をだしてくれたダンナ、疲れているのにありがとね。

実家に着くと土のうが玄関前と隣の家との間に1列においてあった。

「まさか、お母さん、ひとりでやったの?」
「そう、もうたいへんだったのよ。」
「他の人手伝ってくれないの?」
「だれもしてくれないよ。」
「腰痛いのに、無理して。。。」

ご近所の助け合いなんてなくなってしまったようだ。母は人がいいので自分に関係ないところも水が入ったら大変だからと誰に頼まれてもいないのにやってしまうところがある。それはすごく娘として誇りに思うけど、腰が痛いのに無理してやらなくてもいいじゃないのと思ってしまう。

「やっぱり、誰かがいると、ちがうもんだね。安心する。」


やっぱり心細かったんだね。。。

肩こり

2008-08-28 21:14:18 | Weblog
この頃肩こりがひどい。

気持悪くなるくらい肩こりがするなんてはじめてだ。

こうなると自分で揉みほぐしてもだめ。



アレをつかってみるか。。。
インドメタシン配合のハOックスローション。

でも私嫌いなんだ~。肌に合わない。塗るとものすごくヒリヒリしていたいの。まるで日焼けの後みたいに。

でも、とにかく辛かったのでうす~くローションを伸ばしてみた。

・・・・ヒリヒリする・・・い、痛い・・・。

こんなローションなんてきらいだ。


この肩こり、目のつかれからくるのかもしれない。
ここのところ遅れを取り戻そうと4課分のレポートを一気に仕上げたので。

それに私の目は左目が非常に悪い。いわゆるガチャ目で乱視。
そのくせめがねはわずらわしくて、車に乗るときぐらいしかかけないのだ。

う~ん、肩や首の体操してるんだけどバキバキいってる。
体のゆがみが原因か?

まったくいやんなっちゃう。。。







パスピエ、背中で語る

2008-08-25 14:28:54 | Weblog
まったく、息子達。。。。。

勉強しなさ~い!

夏休みの間、何度この言葉を口にしたことか。。。。

うちの子らは「しなさい」とか「やりなさい」の言葉ではどうしたらいいのかわからないことがある。

問題集をやりなさいなら1人でも出来るが、それが何かの応用だったり、初めてのことを説明を見て課題をやれだったりすると、とたんに出来なくなる。「例えばこうやってみるの」とやり方を示してみてはじめてゴーサインとなるのだ。

そんな感じで宿題をさせていたんだけど、次男は夏期講習もあってなかなか進まないのである。長男の宿題は押し葉標本だが、押し葉が完成するまでまだ少しかかりそう。その間に一学期の復習でもすればいいのだけどやらないね。。。


ここは一つ親が見本にならねば!子どもは親の背中を見て育つって言うじゃない。

勉強は~しないより~しておいたほうがいいわ。(森高千里のパクリ。古いかな~)


という事で公募ガイドでイラストコンテスト、猫のカレンダーにつかう写真に応募に挑戦してみた。

次男の顔、「また、おかあさんやってるよ、はいはい」と言う顔。
長男、私が何をやっても「俺には関係ない」という感じである。

め、めげるもんか!

「お母さん、勉強するから、しずかにしてね。ほら、あんた達もやりなさい!」
と今までためていたゴスペル音楽院の通信科の課題をやりだす。私のはDVD学習なのでテレビで再生してレポートを仕上げるのだが、1つ終わって次のDVDを入れるとなんと演劇基礎。

「あ、演劇だ」とちょこんと隣に座って見入りだす次男。それはそれで嬉しいから一緒に見てもいいんだけど、次男は本当にマイペースなのでそれじゃあ宿題がいつ終わるかわからないよ。。。 見るのは今度ということにした。

子どもらは(特に長男は)私に依存するところが多い。長男は目に見える形でないとやる気にならない。何とかうまく自分から自発的にできるようにもっていけないものかなぁ。

特に長男は来年は就職活動、インターンなどが在る。今のうちに生物分類学の勉強をしてほうがいいのはいうまでもない。

ああ、でも長男は今青春真っ盛り。
友達と遊ぶのが楽しくてしかたがない。。昨日も夜遅く帰ってきてさぁ~。まったくもぅ~。

もうこの頃怒ったって言う事なんかききやしない。

子どもらよ!

母の背中をみなさい!
本当は心配でたまんないんだぞ!
怒りんぼの自分なんて本当はいやなんだぞ!
本当は背中で泣いてるんだぞ!


たくさん挑戦して、たくさん勉強しなさい!
それが役に立つ時きっとあるんだから。

The Heart Asks Pleasure First

2008-08-21 22:40:28 | 音楽
「のだめカンタービレ」の再放送を見ていたら急にピアノがひきたくなった。といってもキーボードなんだけどね。(あ~、アップライトのピアノがほしい~。

私は小学校4年から6年までピアノを習っていた。
のだめちゃんのようにピアノの先生にヒステリックに怒られたことがある。「何でこんな事ができないの!」とピアノの鍵盤をバンバン叩いて。。。
怒られるのは当たり前。へたくそな上、練習してないんだから。。。。

その後、泣きながら帰ったので、父が激怒し、電話をかけようとしたのを必死で止めようとしたのを覚えている。そんな事があってピアノからは遠のいてしまった。




ああ、話がそれてしまった。

そうそう、ひきたくなったのは映画「ピアノレッスン」(邦題)英語では「The Piano」のテーマになっていた曲「The Heart asks peasure first」。作曲はマイケル・ナイマン。
悲しげで情熱的で一回聴いただけで心が惹かれた曲だ。
何回かトライしたのだけど、「やっぱり難しいから辞めた」になってしまっていたのだ。

今日は弾くぞ、頑張って弾くぞとゆっくりゆっくり、右手パート、左手パートを何回も練習した。そしたら今日初めてつっかえながらでもゆっくりだったら弾けるようになった。「やればできるじゃん」やっぱり根気良く練習すればできるんだととしみじみ思う。


アメリカにいるとき、私に洗礼を授けてくださった牧師先生はピアノの上手な方だった。上手というよりプロ並み。だからこの曲を先生が弾いたら素敵だろうなと思ってお願いした事がある。牧師先生は練習してみるねと楽譜を持って帰ったのだが、しばらくたってから「パスピエさ~ん、なんていうか・・・私、この曲とても弾けない!」と帰してよこしたのだった。

もちろん牧師先生に弾けないはずはない。問題はこの曲が使われている映画の物語だった。

映画のあらすじ。
物語の主人公エイダ(ホーリー・ハンター)は結婚のため一人娘を連れてニュージーランドに渡る。エイダは口が利けない。エイダの感情を表現するものはピアノ。ピアノを弾いている時が彼女にとって一番幸せな時。

しかし、夫は彼女の気持ちがわからずピアノを引き取ることを拒否するばかりか、友人ベインズにピアノを上げてしまうのだ。ベインズはエイダがどれほどピアノがほしいかわかっているので自分の要求どおりにすればピアノレッスンのたびにピアノの1黒鍵ずつ返すという。エイダはその条件をのみ、いつしかセクシュアルな関係になっていく。

こんなあらすじが楽譜の見開きに書いてある。それを読んだのね。。。。
やっぱり牧師先生だもの、無理ないかも。。。。

でもこの曲。私には心の中の葛藤みたいなものを感じてすごく好きなんだな。
これは私の場合だけど、「キリストに倣いたいけれど、心はあらゆるこの世的な楽しみを求めてしまう。」みたいな感じの心の中の葛藤、戦い。そんな風に感じるものだから惹かれたのかもしれない。

また、ゆっくりゆっくり練習だ。
いつの日かエイダのように情熱的に弾けたらいいな。
そして弾いているうちに心の中が浄化してしまえばいい。

ミュージカル赤毛のアン

2008-08-19 22:42:32 | 映画・演劇
今年の春に「シュパっと消臭」踊る殿様のCMでおなじみのエOテー化学の懸賞に応募したら、ラッキーな事にチケットが2枚当たったので、今日次男と一緒に見に行ってきた。

キャスト

アン:島谷ひとみ
マリラ:安奈淳
マシュウ:下馬二五七
ギルバート:良知真次
ダイアナ:宇野まり絵
ミニーメイ:柳下花恋
ステイシー先生:吉田ひかる
フィリップス先生/ブレア医師:宮内良
バリー夫人:南かりん

「赤毛のアン」に夢中になったのはOL時代の頃、子どものころに呼んだことはあったけれど、それほど好きになれなかった。アンの強情で意地っ張りなところ、リンド夫人に誤る時芝居がかった態度が「誠実さがないナ」とあまり好きになれなかった。でも強情で意地っ張りなところは私の姿を見るようで嫌だったのかもしれない。

OL時代、先輩に「絶対いいから全部呼んでみて」と本を貸してもらったのがきっかけで、それから夢中になって通勤電車の中で読んだ。もちろん全シリーズ。

だから今回のミュージカルも楽しみにしていたのだ。

マリラ役の安奈淳が良かったなぁ。歌う時の声量がすごい!
しばらく舞台に出ていなかったようだけどさすが元宝塚。
島谷ひとみのアン役もよかった。みていてすごくかわいい。アンらしさが伝わってくる。

ダイアナはイメージにぴったり。ミニーメイを9歳の子が演じていてとってもかわいかった。子役といえどもダンスはとても上手。大人に混じって堂々と踊るんだから感心してしまった。

ミュージカルだからあの長い話を2時間20分にまとめるのは大変だと思うけど・・・・脚本が・・・いまいち。。。。

原作ではマリラがアンを引き取る時まで結構時間がかかるしマリラは気難しい、厳しいイメージがする。それにリンド夫人に赤毛やそばかすのことを言われてアンが腹を立てて文句を言うシーンやマリラにたしなめられてあの芝居がかった誤り方をするのも別の日の設定なのだが、これをアンがグリーンゲイブルズについたところで全部繰り広げられるのだ。

こんな場面になる。
男の子じゃなかったと嘆くアンにリンド夫人が「見てご覧よ、この赤毛このそばかす。」と追い討ちをかける。かんしゃくを起こしたアンはマリラにたしなめられるがそれはしかるというわけでなく物分りのいい気さくなおばさんという感じなのだ。やさしいマシュウのために誤るアン。リンド夫人が赦して、アンはマリラとマシュウの家族として迎えられる。

長い話だから。。。ここまで省略するのは仕方ない事なんだろうけどね。

でもいくら舞台セットが難しいからってアンの乗った船が小川に流されてギルバートに助け出されるこの名シーンを変えないで~!!。

小川ではなくアンが1人でお芝居の練習をしているところにギルバートが着て、ちょっと気まずい雰囲気、そのときアンが躓いて転ぶ。そこでギルバートがたすける。

これってどうよ!

どんな風に演出するのか楽しみにしてたのに~。それはないでしょ~。全然ちが~う!


他はよかったですよ。歌もダンスもすばらしい。
マシュウが死んでしまうところなんて涙もの。

フィナーレは本当にすごかった。あのダンスシーンは見ごたえがあったなぁ。カーテンコールにもこたえてくれて拍手が鳴り止まなかった。


赤毛のアンのミュージカルだから私はうきうきしてたけど、次男も結構面白かったようだ。それに次男は中学の音楽の先生からコンサート、ミュージカルなどを見て感想を書くという宿題がだされているのでちょうどよかったのだった。

帰りにはエOテー化学の消臭プラグと消臭スプレーのお土産がうれしかったらしい。


ミュージカル見たら、サリバンエンターテイメントの映画、「An og Greengaibles」ドラマ「Road to Avonlea」をみたくなってしまった。

私にとってマリラはカナダの女優コリン・デューハーストなんだよね。
明日TuOyaで借りてこようっと。

16年前の優しい笑顔

2008-08-17 01:25:24 | お出かけ・旅行記
お盆の帰り、まだ時間がたっぷりあるので近場を観光しようという事になった。

行き先は「いわむらかずお絵本の丘美術館」。真冬に行ったことがあったんだけど、雪で山道をのぼれなかった。

私はいわむらかずおさんの大ファン。

というのも私の夢は絵本作家だったから。
この頃はよくコンテストなんかに参加した。住んでいた地域のポスターコンテストで賞をとったり、図書館の藤棚の下にはめるタイル絵のデザインに公募で採用されたのもこの頃。
この頃は若かったから徹夜で絵を仕上げる体力もあったな。

それにいわむらかずおさんの「14匹シリーズ」は長男、次男のお気に入りの絵本だった。何回も何回もせがまれて読んだのでびりびりになってしまったものもある。「14匹シリーズ」は10匹の兄弟姉妹のねずみとお母さん、お父さん、おじいさん、おばあさんのねずみで計14匹のねずみ家族の物語。

木の根近くに作られたねずみのおうち。細部まで細かく描かれたその絵には大人の私やダンナまでもが魅入ってしまうほど。それに絵本の中に出てくる森に住む虫や植物、動物が楽しい。特に野山から収穫したものでご飯を食べるシーンは子どもにとって魅力的だ。

「きのこのスープが飲みたい!」「どんぐりのパンが食べたい!」「野いちごがほしい!」「かぼちゃのコロッケとかぼちゃのスープ」「山芋のおかずがべたい!」だの、子どもって面白いな~と思った。絵本の世界にすぐ飛び込めるんだから。

さすがに野いちごは手に入らないのでイチゴを買ってきてロールパンときのこのスープで「ネズミさんと同じ朝ごはんだよ~」なんて献立をつくったときもあった。

長男の多動、注意欠陥が目立ち始めてからは14匹の中の「ろっくん」に長男を重ね合わせてみていた。ろっくんの行動はまさに長男にそっくりだったのだ。甘えっ子の「とっくん」は次男そっくり。

その他にもいっくん、にっくん、さっちゃん、よっちゃん、ごうくん・・・・・とみんな個性豊かなねずみの子ども達。それがまたこの絵本の魅力。「お月見」などの「日本の行事」にもふれている。


さて、絵本の丘美術館は山道をぐるぐる回りながら本当に小山の上にあるかわいらしい美術館だった。

長男も次男もすっかり見慣れているその絵を懐かしそうに見ていた。美術館には14匹シリーズの絵コンテ、鉛筆で書いた下絵、原画が飾られてあった。「ふ~ん、こういうのはじめてみるな。」次男には良い刺激になった。

長男は早く外の森を散策したかったらしい。「後で行ってもいい?」と聞いてそこらへんをうろうろしていた。長男の好きそうな日本の野山の植物とかいう本をかってあげようかとおもったのだけどもっと専門書のほうがいいらしい。いわむらさんの本はほとんどしってるしなぁ。

さて、喫茶室でお茶やジュース、ケーキやクッキーに舌鼓を打ちながらもうそろそろ帰ろうとしていたところ厨房のほうからみなれたかおのおじさんが!

えええ~!!!
ご本人登場!

あの頃より少しお年をめされたけどあの笑顔!まさしくいわむらかずおさんだった。すかさず家族連れがサインをもとめにいくとにっこりと快諾。

思い出すなぁ。あの時の事。


もう16年前かな。
長男が2歳になったばかりでまだよちよちの頃。図書館でいわむらさんの講演会があるというので喜び勇んで長男を連れて聴講しにいったのだった。

長男はベビーシッターさんに頼んで親は聴講。
日ごろの子育てからちょっと解放されて気分はexciting!
特に日ごろから子育てで悩んでいた私はいわむらさんの子育ての話がとっても嬉しかったのを覚えている。確か不登校のお子さんのお話で好きな陶芸の道に入ったという話だったと思う。「いいよなぁ、そういうの」と感激していた。

サインをしていただいたときに原画を作成するのにどれくらいかかるんですかと聞いた私に「そうですねぇ・・・」とにこやかに答えてくださった。

お話をしているときのいわむらさんも本当にいいお顔。自然と子どもが大好きなんだな。

もう帰ろうというだんなと次男を横に何か話したくてしかたのないミーハーな私。
結局本を買って、長男に一緒に来てもらい、いわむらさんにサインをおねがいしたのだった。

そして16年前の講演会の話をしたら、「あ、あの図書館でやった講演会かな?そうですか。」とニコニコ顔でおっしゃる。

う、嬉しい~。感激です!
「この子はそのとき2歳だったんですが、14匹シリーズでこんなに育ちました。」
一見チンピラ風のなりの長男がはにかみながらぺこっと頭をさげる。
「大きくおなりになりましたね。」とまた笑顔。

私はすっかり舞い上がってしまい、「ありがとうごさいました」とお礼を言ってその場を後にした。長男も講演会に一緒に行っていたという事でそのときの絵本作家さんに会えたのが嬉しいらしい。

その日は一日中嬉しかった。
あの時のあの優しい笑顔にであえたんだから。

また行きたいなぁ。今度はゆっくりとあの付近を散策したい。




お盆

2008-08-16 00:11:15 | Weblog
お盆でダンナの両親のお墓参りに益子にいってきた。

ダンナの兄弟家族もみんなであつまるので息子達も従兄妹達に会えるのでいつも楽しみにしている。

いつもの通り私達家族だけはその場でお祈りという形をとった。みんながお線香を上げて拝んでいるその姿を見ると少し心が苦しくなった。

だからなのかダンナや子ども達は私が彼らとの壁を感じてとても緊張しているようにみえたらしい。

でも私の心の中では聖歌525番が流れていたのだった。


「この救い主知らぬものに、

 我呼びかけて証せばや。

 語り継げばや、世を去る日まで

 語り継げばや、イエスの愛を」


私も昔はそうだったんだよな。

本当に仏教に信仰を持っているわけでもないけれど、そのお墓に魂が宿っていると信じているわけではないけれど、昔からのしきたりだからみんながするように何にも考えないでお線香を上げたり、拝んだりしていた。でもイエス様の愛を知ってからは出来なくなった。

みんな知らないんだ。イエス様のことを。
知ってほしいな。イエス様の愛を。

お坊さんもやさしくてとてもいい人。若いのにいつも子ども達のことをきづかってお菓子をくれる。
ダンナの兄弟達もその家族も田舎の叔父さんもみんな、みんな大事な人達。

お互いに尊重しあっているけど、いつの日か共に同じ神様を拝する事ができますように。

そのために、御心にかなう時に証し人として用いられますように。


そんな風に考えていたのだった。今はこの御言葉を信じよう。

「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」

(使徒の働き16章31節)





森の中たんけん隊

2008-08-09 20:52:44 | お出かけ・旅行記
家から車で10分くらいのところに多福寺というお寺がある。

ここは長男の好きな映画「鉄塔武蔵野線」のロケ地にもなったところだ。

そのお寺の隣に素敵な森があって、息子達が小さい頃、よく虫を取りに来たことがある。あの頃の長男は虫博士だったけど、キノコの図鑑にはまっていたっけ。「どくやまどり」という毒キノコもこの森で見つけたことがあった。

今日は13年ぶりに息子達を連れてこの森にやってきたのだった。

というのも、長男は専門学校の課題で広葉樹、常緑樹共に15種類、計30種の樹木の葉を採集して押し葉標本を作ることになっている。もうすでに13種ほど集めたのだがまだまだ足りない。次男も学校の科学の自由研究に使う材料のエゴノキの実を採取する目的があった。

久しぶりに来る森。
誰かが定期的に手入れをしているのか割と歩きやすい。どこかの親子があの時の私達のように虫を取りに来ていた。

今日は曇り、どこかで雷鳴が聞こえる。「雨が降るかもよ、早くしなきゃね。」などといいながら森の中へはいっていった。

くもの巣が結構いっぱいあった。「ヒグラシ」コーラス隊の大合唱。
私はヒグラシを見た事がなかったのだが、すぐ近くで鳴いていて長男が声の主を見つけてくれた。ヒグラシはなかなか姿を見せない。人がいるとささっと樹の幹の裏側に隠れてしまうのだ。「英語でシャイ シカーダ(shy cicada)って言うんだよ。」と長男。なるほど。見つけたヒグラシは体調3cmくらいでミンミンゼミを小さくしたような姿だった。

写真に収めようとしたのだが、逃げられてしまった。その代わりとても素敵なものを見つけた。ヒグラシの抜け殻。とってもちいさい。2cm暗い。そのときの写真がこれ。3匹分の抜け殻わかるかな?




その他モグラの通った後のモグラ塚があったり、サルノコシカケが生えていたり。
次男が言う。

「何サルノコシカケって?」
「キノコよ。漢方薬になんかつかわれるの。」
「ふ~ん。。。お母さん、専門家でもないくせに。。。」次男がニヤニヤしながら言う。
「失礼ね。これでも昔は物知りでとおってたのよ!」

さてエゴノキはたくさんあって次男にはよかったが、樹木の種類はあまりなく長男は7種類ほどの樹木の葉を採取した。蚊がすごいので、また違う場所で採取することにして帰ることにした。虫の大嫌いな次男はほっとしていたっけ。

心配性の長男、実は1人で採取していたら変な人だと思われないか気にしていたのだ。みんなと一緒で安心していた。自然の中の長男はリラックスしていて長男らしさがでている。

虫がいっぱいで蚊に刺されてぶーぶー文句行っていた次男。モグラ塚にびっくりしたり、初めてヒグラシを目にしたり、いろんな発見があったはず。

この頃自然に触れ合う事が少なかったから息子達にとっても今日はいい日になったな。



秋になったらまたいってみようかな。

自閉症を描く映画「ぼくうみ」を応援してね!

2008-08-04 13:16:56 | 発達障害・アスペルガー症候群
ぼくはうみがみたくなりました」(内容はこのタイトルをクリック*以前にこの小説のレビューをかいています。)の映画撮影が無事終わったそうです。

詳しい撮影状況は作者のブログ「おさんぽいってもいいよぉ」の
ページをごらんください。

お母さん役に石井めぐみさん。
淳一の幼稚園の時の園長先生に秋野大作さん。
園長先生の奥さん役に大森暁美さん。

あ~、イメージぴったり。特に秋野さん。私の大好きな俳優さんなんだよね。


最近、「光とともに」や「僕の歩く道」などで自閉症を描くドラマが多いけど、まだまだ理解されないことが多い。

自閉症もいろいろで、この映画の主人公や前出のドラマの主人公の用にカナータイプといわれるものもいればうちの長男のようにアスペルガー症候群といわれるようなものもいる。これは一つの帯上にある考えられていて自閉症スペクトラムといわれる。

自閉症をもっと周りの人に理解してもらうためにもこの映画が広くいろいろなところで用いられたらいいな。

このブログを訪れた皆さん、ぼくうみの応援お願いします。

宣伝が出来る方はお願いします。

制作費もまだまだ足りません。

このために「何か私も出来る事はないか」って考えている方、詳しくは「ぼくうみ製作実行委員会」のサイトをごらんください。

宜しくお願いします。




進学フェア

2008-08-04 00:06:11 | 次男の事
次男と埼玉新都心のスーパーアリーナで開かれていた進学フェアに行ってきた。

次男は自分から積極的に何かを聞きだそうとする子ではないので興味のある学校のブースでは最後に「何か聞きたいことないの?」と横をつんつんと突っついて次男に促した。

そうすると割と質問をするんですね。

「授業方針はどんなかんじですか?」
「部活動は?」

とか。

あ、結構考えてるんじゃない。そう思うとちょっと安心。

実際にその学校の先生に合って話をするだけでもなんとなく学校の雰囲気がつたわってくる。

先日北辰テストで安全圏と出たS高はノビノビとした感じ。私達に話してくれた先生が偶然にも演劇部の顧問だった事から話が和やかになった。

いろいろな高校ブースをめぐったが中でも私がすごく気に入った学園がある。
飯能にあるOOの森学園。
ここは長男を入れたかった高校でもある。ずっと前に家族で学園の様子を見に行った事もあった。

競争原理に寄りかからない教育。だから、中間、期末などの試験はなく、その変わりにレポート。自分で考え、自分の意見をもつこと、自立のための学び。担当の先生に言わせると自分の意見を出すように対話型の授業をするので自分の意見が自然と話せるようになるという。
自己表現方法として、美術、演劇、音楽などもあるという。

進路指導も偏差値でいけるところを選ぶのではなく自分が本当に学びたいところを追求して大学を選び取って受験しているということだ。

いいなぁ。この考え方。本当に学園の名前の通り自由でのびのびしている。
卒業生にはDr.コトーでおなじみの俳優の吉岡秀隆がいる。

こんな考え方の学校がもっと増えてくれればいいのに。
ダンナもここは気に入っている。
本当は公立に行ってほしいけど、この学校の教育方針は好きなのでこの学校だったら私立でもいいと思っている。

次男もこの学校には興味があったらしい。
次男は学校のパンフレットにあった生徒が作った天然木の椅子やカヌーに目を奪われていた。
次男は物を作るのもすきなのだ。

でも遠い。2時間はかかる。そういう生徒のために始業時間が他の学校より遅いのだが。


しかし、等の本人は・・・・・近場でしかも偏差値で安全圏の学校を選びいのだそうだ。
う~ん、現実的な奴だ。

次男は石橋を叩いて渡るタイプ。顔がにていても何があるか確かめもせずにダイブするわたしとはちがうのだ。


偏差値かぁ。こんなものまだあったのね。
こんなものに振り回されるなんて、なんか悲しいね。。。。