都民芸術フェスティバル
東京二期会オペラ劇場「エジプトのヘレナ」
2004年2月20日 18:30
東京文化会館 大ホール
指揮:若杉弘 演出:鈴木敬介 舞台監督:小栗哲家,
ヘレナ:横山恵子、メネラス:福井敬、アイトラ:佐竹由美、
アルタイル:小川裕二、ダ・ウド望月哲也,
合唱:二期会合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
あらすじ
リヒャルト・シュトラウスは詩人ホフマンスタールと古代ギリシャに傾倒し、
「エレクトラ」「ナクソス島のアリドアネ」と「エジプトのヘレナ」をオペラを創作、
その後もギリシャ神話のオペラを書き続けたという。
物語は、絶世の美女ヘレナをトロイアに連れ去られたメネラスが、
トロイア戦争を開始、妻ヘレナを奪還したものの、敵に通じた妻ヘレナへの愛憎入り混じって苦しむ。
ヘレナも同様に苦しむが、魔術師によってエジプトの魔法の薬<解説書では「蓮汁」=ハスまたはスイレンの万能薬>によって、
夢の世界へ。最後には2人は娘ヘルミオーネを連れてスパルタに帰る。
<夫婦の和解>というテーマであり、妻ヘレナの圧倒的に優位な立場にあるという物語は、
当時の第一次世界大戦を経験したドイツ・オーストリアの現実を反映しているというのだ。
C席 4階2列6番