2010都民芸術フェスティバル:東京フィルハーモニー交響楽団
今日は東京フィル。
最初は、「エフゲニー・オネーゲン」より、「ポロネーズ」。アレクサンドル・セルゲーヴィチ・プーシキンの韻文詩「エフゲニー・オネーギン」を題材として、作曲されたという。明るく楽しい曲。ポーランドのポロネーズ。
ハイドンの「トランペット協奏曲」は、200年前の曲とは信じられない壮大さ、とおもしろさ。弦を弾くバイオリンのように、トランペットのバルブの部分をたたいて音を出すとは。それがメロデーになっている。
いまもって、この曲がトランペット協奏曲の最高峰に位置づけられていると言われるのがわかる。
アンコールで登場したトランペットがみたこともない不思議なもの。ラッパが2つ。しかもふたつの音色が同時に奏でる。最後は、チャイコフスキーの交響曲第4番へ短調 。アンコールに、ドヴォルザークの「ユモレスク」。小林研一郎氏、「ユーモアをヒューマンを感じてお聞きくだされば」と。
東京芸術劇場 大ホール
出演: 東京フィルハーモニー交響楽団
指揮/小林研一郎 トランペット/マティアス・ヘフス
曲目・演目: チャイコフスキー:歌劇「エフゲニ=オネーギン」より
“ポロネーズ”作品24
ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調Hob.VIIe-1
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36
今日は東京フィル。
最初は、「エフゲニー・オネーゲン」より、「ポロネーズ」。アレクサンドル・セルゲーヴィチ・プーシキンの韻文詩「エフゲニー・オネーギン」を題材として、作曲されたという。明るく楽しい曲。ポーランドのポロネーズ。
ハイドンの「トランペット協奏曲」は、200年前の曲とは信じられない壮大さ、とおもしろさ。弦を弾くバイオリンのように、トランペットのバルブの部分をたたいて音を出すとは。それがメロデーになっている。
いまもって、この曲がトランペット協奏曲の最高峰に位置づけられていると言われるのがわかる。
アンコールで登場したトランペットがみたこともない不思議なもの。ラッパが2つ。しかもふたつの音色が同時に奏でる。最後は、チャイコフスキーの交響曲第4番へ短調 。アンコールに、ドヴォルザークの「ユモレスク」。小林研一郎氏、「ユーモアをヒューマンを感じてお聞きくだされば」と。
東京芸術劇場 大ホール
出演: 東京フィルハーモニー交響楽団
指揮/小林研一郎 トランペット/マティアス・ヘフス
曲目・演目: チャイコフスキー:歌劇「エフゲニ=オネーギン」より
“ポロネーズ”作品24
ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調Hob.VIIe-1
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36
最初に右手に登場した人物の手が挙がって舞台の幕があがる。一転、後方に湾曲して傾斜した床。
舞台設定と、出演者の歌と、演技に圧倒される。以前に見た仲代達矢さんの「オテロ」を思い出した。
オテロの福井敬氏、デズデモナの大山亜紀子さん、いずれも公演、ソプラノの透き通る針のあるこえで感激。
指揮: ロベルト・リッツィ=ブリニョーリ
演出: 白井 晃
オテロ::福井 敬 デズデモナ:大山亜紀子 イアーゴ:大島幾雄 エミーリア:金子美香 カッシオ:小原啓楼 ロデリーゴ::松村英行 ロドヴィーコ:小鉄和広 モンターノ::村林徹也 伝令:須山智文 装置: 松井るみ
衣裳: 前田文子
照明: 齋藤茂男
合唱指揮:佐藤 宏
舞台監督:八木清市
公演監督: 近藤政伸
合唱: 二期会合唱団
管弦楽: 東京都交響楽団
舞台設定と、出演者の歌と、演技に圧倒される。以前に見た仲代達矢さんの「オテロ」を思い出した。
オテロの福井敬氏、デズデモナの大山亜紀子さん、いずれも公演、ソプラノの透き通る針のあるこえで感激。
指揮: ロベルト・リッツィ=ブリニョーリ
演出: 白井 晃
オテロ::福井 敬 デズデモナ:大山亜紀子 イアーゴ:大島幾雄 エミーリア:金子美香 カッシオ:小原啓楼 ロデリーゴ::松村英行 ロドヴィーコ:小鉄和広 モンターノ::村林徹也 伝令:須山智文 装置: 松井るみ
衣裳: 前田文子
照明: 齋藤茂男
合唱指揮:佐藤 宏
舞台監督:八木清市
公演監督: 近藤政伸
合唱: 二期会合唱団
管弦楽: 東京都交響楽団
「クラシックでわかる世界史」(3)
西原稔氏の「クラシックでわかる世界史」から、19世紀半ばの激動の歴史を振り返ってみる。
「第9章 ヴィーン体制の終焉 1848年3月革命と音楽」で、この年、1848年に勃発したパリの2月革命とヴイーンの3月革命を、取り上げる。2月革命お100年後に、革命100周年記念式典がパリで開催され、ダリユス・ミヨーが、交響曲第4番≪1848年≫を作曲、第1楽章≪蜂起≫、第2楽章≪共和国に殉じた人々≫、第3楽章≪自由がとりもどされた静かな喜び≫、第4楽章≪記念日≫。
3月革命では、「ワルツの父」ヨーハン・シュトラウス1世が、≪自由行進曲≫や≪学生軍団行進曲≫を作曲しているという。息子の「ワルツ王」ヨーハン・シュトラウス1世は≪革命行進曲≫や≪バリケードの歌≫この歌はのちに≪自由の歌≫と改題。というから、驚き。ヨーロッパの音楽家は、政治の中に文字通り生きていたといえよう。
ショパンがポーランドの10月革命に共感と弾圧への怒りを表したことは周知のこと。このとき、ヴェルディはイタリアの独立運動の先頭に。
翌年の1948年、ドイツでも労働者の蜂起が。このとき、宮廷歌劇場の指揮者であったリヒャルト・ヴァーグナーが革命軍の側に立って国王側と対峙し、革命側が弾圧されると、ヴァーグナーへの逮捕状がだされ、スイスに逃れたという。
ドレスデン蜂起のときにこの街に住んでいたのが、ロベルト・シューマン、≪四つの行進曲≫は、この蜂起と関連して作曲されており、この中の第3曲≪陣営の情景≫はバリケードを表している。
歴史のなかで、音楽に思いをはせると、これまで以上に生き生きとした音楽になりそうだ。
」
今日2月3日は、メンデルスゾーンの201回目の誕生日という。昨年は生誕200年でたくさんの曲が演奏された。その誕生日に、東京シティフィルの都民芸術フェスティバルの一環での演奏。
最初は、交響曲第4番 イ長調 作品90「イタリア」
楽しいヴァイオリンの音色が印象に残る演奏で始まる曲、イタリアの明るい雰囲気がでているようだ。
2曲目は、ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
独奏 漆原 朝子
何度聞いても心に沁みる。第2楽章の最後のカデンツァ、じっくり聞かせてくれた。
漆原さん、アンコールに応えて、J.S.バッハ:パルティータ 第2番
アンコール後、指揮者の矢崎彦太郎氏が漆原さんに「朝子さんとメンデルスゾーンの協奏曲を共演するのは、・・言ってもいいかな?」と言いながら、「19年ぶりですね」と。「たぶん、4歳くらいのときか」と冗談。
最後は、レスピーギ 交響詩 「ローマの松」
総勢、90人以上のオーケストラ、第3楽章で、ナイチンゲールの鳴き声が、舞台から聞こえてくる。これが作曲者の指示とある。
第4楽章では、客席にトランペット、舞台上の2階ではパイプオルガンも、壮大なフィナーレ。
さらにアンコールは、レスピーギ リュートのための古風な舞曲とアリア」第3曲より「シチリアーナ」
今日2月3日は、メンデルスゾーンの201回目の誕生日という。昨年は生誕200年でたくさんの曲が演奏された。その誕生日に、東京シティフィルの都民芸術フェスティバルの一環での演奏。
最初は、交響曲第4番 イ長調 作品90「イタリア」
楽しいヴァイオリンの音色が印象に残る演奏で始まる曲、イタリアの明るい雰囲気がでているようだ。
2曲目は、ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
独奏 漆原 朝子
何度聞いても心に沁みる。第2楽章の最後のカデンツァ、じっくり聞かせてくれた。
漆原さん、アンコールに応えて、J.S.バッハ:パルティータ 第2番
アンコール後、指揮者の矢崎彦太郎氏が漆原さんに「朝子さんとメンデルスゾーンの協奏曲を共演するのは、・・言ってもいいかな?」と言いながら、「19年ぶりですね」と。「たぶん、4歳くらいのときか」と冗談。
最後は、レスピーギ 交響詩 「ローマの松」
総勢、90人以上のオーケストラ、第3楽章で、ナイチンゲールの鳴き声が、舞台から聞こえてくる。これが作曲者の指示とある。
第4楽章では、客席にトランペット、舞台上の2階ではパイプオルガンも、壮大なフィナーレ。
さらにアンコールは、レスピーギ リュートのための古風な舞曲とアリア」第3曲より「シチリアーナ」
モーツァルトの生地、ザルツブルグ、オーストリアの小都市は、モーツァルトが生まれたことで有名な都市というだけではなかった。この町がモーツァルトが生まれた町であった理由があった。
イタリアで誕生したオペラがアルプスの北で上演された最初の都市のひとつという。宗教都市ザルツブルグは、798年に大司教区となり、領地をもつひとつの国となった。1614年にオペラ舞台が建設され、上演されたという。オペラがたびたび上演されるには莫大な財政が必要だが、この都市は岩塩と金が算出したことによる。ヨーロッパが30年戦争に明け暮れていた時代nザルツブルグ大学が創設され、大聖堂が建設され。壮大な《53声のミサ曲》が作曲された。ザルツブルグ宮廷礼拝堂の学長となっっtのがバロック中期の最大の作曲家のひとり、ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー。18世紀前期まではこのザルツブルグは音楽活動の先進的な都市だったと記している。
興味深いのは、「ハノーファー公国とハノーヴァー朝イギリス」ドイツ北部の都市で、ハンザ同盟の都市として有名であったが、1692年に選定候国の資格を得て、イギリスと同君連合を形成するに至ったという。しかも、ハノーファー公国をドイツのなかで大きな位置を占める上で一人の音楽家ステッファニが果たした役割が大きい。ヴェネツィアのこの作曲家、司祭の資格を得てから、修道院長もつとめ、その後ハノーファーで宮廷学長とんってかた、外交分野で力を発揮し、神聖ローマ皇帝との政治交渉もまかされ、その後、ハイデルブルグ大学初代総長、ローマ教皇によってローマに戻り、さらに北ドイツでの教皇代理に。1727年に作曲した《スターバト・マーテル》には、17世紀後期から18世紀荷かけてのハノーファーの政治史が込められていると記している。
ハノーファー公国の君主がイギリス国王ジョージ1世になることによって、ドイツ文化とイギリス文化の交流が活発になったいうわけだ。モーツァルトの《魔笛》を代表とするドイツ・オペラのジングシュピールはイギリスのパラッド・オペラの影響という。ドイツ文学・哲学もイギリスの強い影響という。ドイツにおけるイギリス文化の入り口としてハノーファーは重要な役割を果たした。同時にイギリス自信もドイツ音楽の最大の理解者となった。ヘンデルがイギリスで活躍したのもうなづける。
イタリアで誕生したオペラがアルプスの北で上演された最初の都市のひとつという。宗教都市ザルツブルグは、798年に大司教区となり、領地をもつひとつの国となった。1614年にオペラ舞台が建設され、上演されたという。オペラがたびたび上演されるには莫大な財政が必要だが、この都市は岩塩と金が算出したことによる。ヨーロッパが30年戦争に明け暮れていた時代nザルツブルグ大学が創設され、大聖堂が建設され。壮大な《53声のミサ曲》が作曲された。ザルツブルグ宮廷礼拝堂の学長となっっtのがバロック中期の最大の作曲家のひとり、ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー。18世紀前期まではこのザルツブルグは音楽活動の先進的な都市だったと記している。
興味深いのは、「ハノーファー公国とハノーヴァー朝イギリス」ドイツ北部の都市で、ハンザ同盟の都市として有名であったが、1692年に選定候国の資格を得て、イギリスと同君連合を形成するに至ったという。しかも、ハノーファー公国をドイツのなかで大きな位置を占める上で一人の音楽家ステッファニが果たした役割が大きい。ヴェネツィアのこの作曲家、司祭の資格を得てから、修道院長もつとめ、その後ハノーファーで宮廷学長とんってかた、外交分野で力を発揮し、神聖ローマ皇帝との政治交渉もまかされ、その後、ハイデルブルグ大学初代総長、ローマ教皇によってローマに戻り、さらに北ドイツでの教皇代理に。1727年に作曲した《スターバト・マーテル》には、17世紀後期から18世紀荷かけてのハノーファーの政治史が込められていると記している。
ハノーファー公国の君主がイギリス国王ジョージ1世になることによって、ドイツ文化とイギリス文化の交流が活発になったいうわけだ。モーツァルトの《魔笛》を代表とするドイツ・オペラのジングシュピールはイギリスのパラッド・オペラの影響という。ドイツ文学・哲学もイギリスの強い影響という。ドイツにおけるイギリス文化の入り口としてハノーファーは重要な役割を果たした。同時にイギリス自信もドイツ音楽の最大の理解者となった。ヘンデルがイギリスで活躍したのもうなづける。
自然豊かな野川
小金井市東町の南側を流れる野川。
国分寺崖線のはけの道に沿って。