徒然なるままに 平和と音楽を求めて

平和憲法のもと日本は戦争しない国として、いろんな国の国民から賞賛されてきた。この日本が戦争する国に変質しようとしている。

世界の地名から、歴史をみる本「地名の世界地図」

2012-05-23 | 読書

面白い本があった。フェニキア人が作った地中海の町から始まり、ギリシャ、ローマ、ゲルマン民族大移動、スラブ、大航海時代とモンゴル帝国、ユダヤとイスラム、アメリカの新世界、アフリカ・・・・・。

フェニキア人は、エーゲ海の東をアスassu、西をエレブerebと呼んだ。Assuにラテン語の地名接辞「イア-ia」がつけられ、アシアに。もともとこのアシアはトルコの一部だけだったが、順次東まで拡大。トルコは今では、「小アジア」。

エレブは、エウロペEuropeとなり、後にヨーロッパに。アジアとヨーロッパが繋がっていることがわかるようになると、この大陸をEuro-Asia、ユーラシアEurasiaに。

このアジアの語源となったアスassuは、ヨーロッパでは、「東」の言葉の語源になり、ドイツ語のオストost、フランス語のエストest、スペイン語のエステeste、英語のイーストeastに。ヨーロッパの「東の国」と名付けられたオーストリア、フランスのカール大帝(768年即位)が東方に領土拡大し、Ostmark(東部辺境区)を設けたことに由来する。

 アメリカの地名も1つの章に。アメリカには、世界中の地名があるという。モスクワも回路も。州の名前の由来も記している。

 巻末に、国名・首都名・自然地名の簡単な語源を記載している。

 とにかく面白い。ベトナムにある「東京」も。

 文春新書 「地名の世界地図」 21世紀研究会編

 補足:この本にたくさんの誤りがあると指摘していることを紹介します。こちらも面白い。

http://www.asahi-net.or.jp/~hi5k-stu/europe/timeihihan.htm

 


N饗:第1728回定期公演 武満徹 フロム・ミー・・・・

2012-05-19 | 音楽 合唱

久しぶりのNHKホール、最上階席の最前列に座る。1,500円のこの席はたくさん入っていた。

武満徹の「フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム」、聞きなれない題名、大岡信の<From me flows what you call Time>から触発されて作曲したという。「この俺から お前らの『時』は流れ出す」とい大岡の詩の一節。「俺」はアルプス山脈のマッターホルンの氷の団塊。

舞台の左右の前方と後方には、様々な打楽器、タイ・ゴング、タムタム、チャイニーズ・シンバル、クロッケン・シュピール、スネア・ドラムといった通常のオーケストラで用いられる楽器以外がたくさん。

打楽器奏者が5人登場して、これら様々な楽器を演奏、オーケストラは、その伴奏のような感じ。舞台と2階正面とをリボンのようなもので結んであり、奏者がリボンを引くことによって鈴の音が鳴る。ウインド・チャイムとある。演奏は日本の音色の響き。

バーンスタインの交響曲第1番「エレミア」は旧約聖書の預言者エレミアをテーマとしている。

2012年5月18日 午後7時開演

指揮|広上淳一

NHK交響楽団

武満 徹 / フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム(1990)

パーカッション|I.竹島 悟史、II.植松透、III.石川達也、IV.西久保友広、V.村居 勲

バーバー / 弦楽のためのアダージョ

バーンスタイン / 交響曲 第1番「エレミア」

メゾ・ソプラノ|ラヘル・フレンケル


石巻に震災支援に

2012-05-13 | 震災・原発

12日と13日、石巻に震災支援の手伝いに行く。

12日は、小規模仮設住宅地に支援物資をお配りすることと、みなさんからの要望をお聞きすること。

13日は、津波で押し流された住宅地で、残っている住宅に住んでいるかどうかの調査と、要望をお聞きすること。

仮設住宅で、もう1年、今後の見通しが立てられないのが一番大変。

津波で流された町のすごさは言い表せない。

仮設住宅

上の写真は、左のバスが津波で正面の建物の屋上あったのを下したもの

日和山公園から。中洲の住宅はすっかりなくなってしまった

津波で流された宅地

残った家も1階は壊滅状態。


ラ・フォル・ジュルネ・ジャポン 3日目

2012-05-06 | 音楽 クラシック

5月5日の国際フォーラム、ラ・フォル・ジュルネ・ジャポンの最終日。

ホールAを出たり入ったり。

ラフマニノフの「鐘」第1楽章の軽やかな橇の鈴の音から始まるエドガー・アラン・ポーの詩に曲をつけた面白い曲。

No.314 ホールA

ベレゾフスキーはさすがすごい。

 ラフマニノフ 晩禱OP.37から第1番、第6番、第12番

 ラフマニノフ 詩曲「鐘」OP.35

  合唱 カペラ・サンクトペテルブルク

  指揮 ヴラデスラフ・チェルヌチェンコ

  ウラル・フィルハーモニー管弦楽団

No.315 ホールA

  グリンカ 「ルスランとリュドミラ」序曲

  チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35

   ヴァイオリン 川久保賜紀

   指揮 ジャン=ジャック・カントロフ

  シンフォニア・ヴァルソヴィア

No.316 ホールA

 チャイコフスキー イタリア奇想曲 op.45

 ボロデイン だったん人の踊り (オペラ「イーゴリ公」より)

 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 ハ短調op.18

  ピアノ ボリス・ベレゾフスキー

  ウラル・フィルハーモニー管弦楽団

  カペラ・サンクトペテルブルク

  指揮 ドミトリー・リス

 

 


ラ・フォル・ジュルネ・ジャポン 2日目

2012-05-04 | 音楽 クラシック

ラ・フォル・ジュルネ・ジャポン2日目、朝、国際フォーラムに立ち寄り、福袋コンサートが、モスクワ大司教座合唱団というので、追加購入。6時半からホールB5の小さいホールで、このモスクワ大司教座合唱団の13曲を聴く。12人の合唱団による演奏。とにかくベースの声量がすごい。でも楽しく歌っている。この合唱団、ロシア正教典礼音楽も歌っているのに、今日は、残念ながらロシア民謡だけ。でも何曲かは知っている曲。

その後、ホールAで、庄司紗矢香さんのショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番。真っ赤なドレスで登場。

★No.235 モスクワ大司教座合唱団 指揮:アナトリー・グリンデンコ

・ああ 広い草原よ

・ああ 霧に包まれて

・こんばんは

・果てもなき荒れ野原

・行軍が思い出される

・外では雨が

・ヴォルガの舟歌

・黒いからす

・道

・おお、クバンの若者たちよ

・鈴の音は単調に鳴り響き

・雪はもうたくさんだ

・おお、冬よ冬よ

★ショスタコヴィチ ヴァイオリン協奏曲 第1番イ短調 op.77

 ヴァイオリン 庄司紗矢香

 ウラル・フィルハーモニー管弦楽団

指揮 ドミトリー・リス

これは屋外での演奏


メーデーに参加して

2012-05-01 | 平和

5月1日、メーデー。代々木公園に、2万1千人が集まった。例年より少ない気がしたが、参加者は元気。

今年は、原発稼働がゼロという中でのメーデー。パレードは、新宿まで。終了後、銀座7丁目ライオンで乾杯。

 

 


自然豊かな野川

小金井市東町の南側を流れる野川。 国分寺崖線のはけの道に沿って。