徒然なるままに 平和と音楽を求めて

平和憲法のもと日本は戦争しない国として、いろんな国の国民から賞賛されてきた。この日本が戦争する国に変質しようとしている。

Now is the timeを歌う始める

2012-01-29 | 音楽 合唱

エーデルワイスの演奏会に向け、混声合唱の練習を今日から始めた。月1回、7月の演奏家に向けて。

加藤登紀子の「Now is the time」

「人間の歌」

「ふるさとの山影」

この3曲

終了後、築地の寿司店で懇親会

写真はお二人の先生

これは店頭にある「岩塩」


ロマン・ロラン「ベートーヴェンの生涯」

2012-01-28 | 読書

 

この書は、その後の人に常に引用されている。が、これまで、手に取ったことはなかった。

 文字どおり、ベートーヴェンの生涯を音楽的な面に限らず、彼の生き方にも切り込んで、ロマン・ロランの共感とともに、書き記している。

  

「空気はわれらの周りに重い。旧い西欧は、毒された重苦しい雰囲気の中で麻痺する。偉大さの無い物質主義が人々の考えにのしかかり、諸政府と諸個人との行為を束縛する。世界が、その分別臭くてさもしい利己主義に浸って窒息して死にかかっている。世界の息がつまる。--もう一度窓を開けよう。広い大気を流れ込ませよう。英雄たちの息吹を吸おうではないか。」

とい書き出しで始まる。

 ベートーヴェンのあの革新的な音楽は、どこから来たのか、不屈の精神をなぜもちえたのか。読むべき本である。

 

「つらい子供時代――そこには、いっそう幸運なモーツァルトの洋二を取り巻いていたような家庭的な愛情の雰囲気が無かった。最初からすでに彼にとっては人生は悲しく冷酷な戦いとして示された。父は彼の音楽の才を利用して、神童の看板をくっつけて子供を食いものにしようとした。彼が4歳になると父は日に数時間もむりやりにクラヴサンを弾かせたり、ヴァイオリンを持たせて一室に閉じ込めておいたり、過度な音楽の勉強を強いた。子供はもう少しで徹頭徹尾音楽が嫌いになるところだった。」

「11歳の時に劇場のオーケストラの一員となり、13歳でオルガン弾きになった。」「17歳のとき一家の主となり、2人の弟の教育の義務を負わされた。一家の主たるの能力のない、酒飲みの父を無理に隠退させ、父を差しおいて自分がその役を引き受けるということは彼にとっては恥ずかしいことだった。」


雪の降る日 都民芸術フェスティバル:東京フィルで

2012-01-23 | 音楽 クラシック

 

演奏を聞き終えて会場の外は、雨から雪に変わって、上野の森も真っ白。

この日の2012都民芸術フェスティバルの東京フィル。小山美稚恵さんとのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、冒頭のピアノソロから、オケの始まりで身震いするほどの感激。しなやかな手から力強いピアノの音色、小林研一郎さんも小さく見えるほど。

ベートーヴェンの「運命」は、じっくり聞かせる感じ。第4楽章最後のの明るいテンポが楽しい。

楽しい演奏会でした。◎

 

 

アンコール曲

道路も真っ白

家の近くの畑も

 


世田谷区民合唱団の「第九」

2012-01-22 | 音楽 合唱

 

今年で創立23年という世田谷区民合唱団の第九演奏会。2年に1度、年末でなく、1月に演奏しているという。

知人が団人からいただいた招待券のおこぼれをいただき、三軒茶屋へ。

4人のソリストの素晴らしい声、合唱団のハーモニー、最初は力にかけそうだったが、後半に向かって、しっかりとした演奏に。

 

122日(土)午後2

昭和女子大学人見記念講堂

指揮:田中良和

ソプラノ:山田英津子 メゾソプラノ:菅 有実子 テノール:安藤英市 バリトン:黒田 博

管弦楽:世田谷フィルハーモニー管弦楽団

合唱:世田谷区民合唱団

≪演奏プログラム≫

ベートーヴェン:カンタータ「静かな海と楽しい航海」

ベートーヴェン:交響曲第9 番ニ短調「合唱付き」

 


「ミサ曲・ラテン語・教会音楽ハンドブック―ミサとは・歴史・発音・名曲選-」

2012-01-21 | 読書

「ミサ曲・ラテン語・教会音楽ハンドブックミサとは・歴史・発音・名曲選-」

 三ケ尻 正【著】
ショパン
2001/06/25 出版)

みなと図書館で、見つけた本。フォーレの「レクイエム」を歌い始めて、あらためてミサ曲の概要を知る。

「ミサ」には、「ミサ通常文」と「ミサ固有文」があるという。前者は、日によって変わる部分、後者は、変わらない部分とある。

ラテン語の発音にも、古典式、イタリア式、ドイツ式とあるという。微妙に違うようだが、ラテン式で歌うのが一番好さそう。

「c」「ch」「k」これはすべて「ク」の発音。「k」の文字は、ラテン語では2つだけ、[Kyrie]はギリシャ語という。

「w」はラテン語にはない文字。「u」も「v」も発音は「ウ」。但し、「v」は「w」の発音(ワ行のウ)

ついでに、「基礎ラテン語文法」も借りた。

 発行 国際語学社、川崎桃太 著

 

 


合唱団アンサンブル・エテルナを見学

2012-01-18 | 音楽 合唱

 

五反田文化センターのある不動前駅で降りて、会場へ。この日がフォーレのレクイエムの初練習日。「夢の第九」で一緒の人の方が多いレッスン、私以外はみなさん、団に加入。

見学者も今日入団した人も、最初の「イントロット」を歌う。最初から歌い始める大変なことと、思いながら。

千葉先生、曰く。「イメージをつかむ」ことが大事なよう。

終わって、駅前で飲み会。11時ころ、終了。まだがんなっている人もいたが。

家に着いたら、ちょうど午前零時。レクイエムのバス・パートのCDが届いていた。


林光さんへの思い出

2012-01-08 | 音楽 クラシック

 

林光さんが、1月6日に亡くなったと報道された。

昨年8月の「林光・東混八月のまつり」では、元気な姿で、いつものように、舞台でお話をされました。

最初に、「林光・東混八月のまつり」を聞きにいったのが、2005年、それから計5回、晴海の第一生命ホールで、聞いた。

いつも東京混声合唱団との息のあった演奏。こんな素晴らしい曲がどうやって生まれるのかと考えさせられる。

最初に聞いた「原爆小景」は、原爆をなくそうという思いと、力強さも。

昨年は、混声合唱「とこしへの川」や、林さんの編曲による日本抒情曲集から「早春賦」「ゴンドラの唄」など。

また、聞きに行きたい演奏。

 


煙突のない二枚橋焼却場跡地

2012-01-05 | 小金井市

 

 この地から煙突が消えて久しい。煙突だけでなく、「ムダ使い」と言い放った市長は僅か数ヶ月で消え去った。ところが、そのあとを継いだ市長は、ゴミ焼却場建設問題で、なすすべもなく、市政を混乱させ、他市に迷惑をかけた前の市長だった。

新年4日の野川公園は静か。

 

そもそも、野川公園の向かいにある二枚橋焼却場跡地、調布・府中・小金井の3市の共同のゴミ焼却場だったが、老朽化と耐震上の問題で廃止になった。

 調布と府中は、廃止が決まった時点から、次の焼却場の候補地を検討し、市民の合意を得て、建設。一方、小金井は、市長が同じ場所に建設するとして、他の地を検討せず、二枚橋に固執。

 二枚橋のこの土地は、3市がそれぞれ、保有しており、小金井市の土地だけでは、焼却場としては狭すぎる。他に建設を決めた2市は、二枚橋に建設する必要なし。しかも周辺の2市の市民にとっては、他市のために近くに焼却場建設は、認めがたいことに。

 もともと、ここの土地、焼却場に不適な場所。有名な国分寺崖線のある「はけ」の下側にある。そのため、はけの上の家にとっては、焼却場の煙突は、家の高さとあまり変わりない。煙突の高さを高くできない事情も加わっている。調布飛行場の飛行コースになっているため、建築物の高さ制限があるのだ。

 

 

野川

二枚橋焼却場跡地を野川公園から望む

 


『第三帝国のR・シュトラウス――音楽家の喜劇的闘争』から(続き)

2012-01-04 | 読書

 1914年に第一次世界大戦がはじまった。著者(神戸女学院大学教授 山田由美子氏)は、「古来、戦争に道理があったためしはないが、それでも大義名分らしきものが何らかの形で作り出されるのが通例であった。・・・第一次世界大戦は人類史上例を見ない『不条理な』戦いであった。」「ヨーロッパ各国の知識人、詩人、ジャーナリストは、戦争宣伝に協力することで集団妄想を煽り立てた。フランス語と英語は商店の看板からはずされ、シェイクスピアはドイツでは上演されず、モーツァルトとワーグナーはフランスとイギリスで演奏されなくなる。ドイツではダンテがゲルマン人、フランスではベートーヴェンがベルギー人であったとの学説が主張され始めた。一夜のうちに平和主義者はことごとく好戦家に・・変貌した。」

このとき、「シュトラウスはハウプトマンやトーマス・マンなど、ドイツの知識人と芸術家93名をまきこんだ戦争支持の署名運動を拒否し」た。このことがブダペストの新聞に掲載され、それを読んだロマン・ロランが高く評価した。

 

2004年3月公演の新国立劇場「サロメ」

 

新国立劇場2004年3月4日公演「サロメ」


自然豊かな野川

小金井市東町の南側を流れる野川。 国分寺崖線のはけの道に沿って。